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2021年04月21日 イイね!

冬物着衣のお手入れ・化繊インナー&アウターウェアの毛玉取り テスコム 毛だまトレタPRO KD901-W 毛玉クリーナー 改訂版

冬物着衣のお手入れ・化繊インナー&アウターウェアの毛玉取り テスコム 毛だまトレタPRO KD901-W 毛玉クリーナー 改訂版今回の投稿は、整備日誌にアップロードするには場違い感が甚だしい(はなはだ-しい)ネタゆえ、こちらのブログを選択することにした、着衣のお手入れの記録。

ぶっちゃけて表現すると、記事の内容は「冬物の毛玉処理」。ライダーはもちろんのこと、がっつり屋外作業に従事しておいでのお方や、屋内外を忙しく行き来するようなお方などに広く愛用されている化学繊維素材のウェアにおいて、何をどうやっても必ずついてまわってくる厄介な存在、『毛玉』のお手入れのお話。

タイトル画像に写っているのが、作業の主役である毛玉クリーナー・KD901-W。

このモデル900番台は、理美容・調理家電メーカーであるテスコムが提案する『毛だまトレタ』シリーズにおけるフラッグ・シップに相当するもので、商品名は『毛だまトレタPRO(プロ)』。メーカーによる価格設定は、税込4,378円。ネットショップなどを見る限り、実売価格は4,000円弱~3,000円台の半ば(※送料含まず)で、ポイント制の実店舗であれば、そのポイントの差し引きで実売3,000円強~相当あたりの価格帯が目立つが、その安さとは裏腹、秀逸な使い勝手や機能性の高さは、相当なもの。いざ所有してみると、割安感がすごい。

何はともあれ、使っているところをご紹介しないことには話にならないので、ここからは画像を連投。

(1)サンプルとして用意したポリエステル製の冬物着衣・3着

(2)劣化が激しい量販店(カインズ)PB品のジップ・シャツをチョイス※洗ってあって、この状態

(3)素材の確認・ポリエステル繊維100%※毛玉の発生しやすさ・S級

(4)作業前の様子※微グロ画像・お目汚し失礼

(5)作業開始・KD901-Wの通った道に毛玉は残らない――!(注:誇張)

(6)袖で見るビフォアー・アフター

(7)ひたすらジョリジョリジョリジョリと毛玉を刈り取っていく

(8)ここまでの所要時間、おおよそ10分間~15分間

――というわけで、テスコム KD901-Wが1台あれば、あんな着衣やこんな着衣の毛玉が、あっと言う間に処理できてしまう(※)――という、お話(注:誇張)。ちなみに当該900番台のモデルは、一般的な着衣から繊細なタイツなどの薄生地までの対応はもちろんのこと、布生地が用いられた様々な製品にも使用が可能――と、幅広い用途に向けた設計となっている。

ちなみに、やっていることは地道な髭剃りみたいなものなので、素材の表面積の広さ=実作業時間の長さに比例してしまうという現実から逃れる術は無く、手強い相手を処理する=長時間の作業となるのは、如何ともし難く。今回の作業サンプルに用いたような全身毛玉だらけ状態の着衣が相手だと、本当に――冗談抜きで、かなりの時間を要するので、その点は厳しめに考えていた方が無難。
具体的には、XLサイズのトレーナーで60分間~90分間程度が目安。もちろん、丁寧に、じっくりやるという前提で。そのため、スウェットやセットアップといった上下揃いの服となると――、うん。所要時間は、ご想像にお任せ。

率直なところを言わせてもらうと「徐々に飽きが来る」という点も含めて、そこまで現実は甘くも無い――という点は確かではあるのだが、やればやるほどキレイになる様子を目の当たりにするのは、とても楽しい。つきなみながら疲れも吹き飛ぶというもので、時間的な余裕と機械の冷却といった事情さえ許せば、延々と作業を続けることは可能だろう。

また、この類のクリーナーやカッターと言えば取り扱いを誤って生地に穴を開けてしまうというトラブルや失敗談がお約束のように付きまとうわけだが、この器具を使って穴が開く事態を招くことがあるとすれば、それは、すでに衣服の表面を構成する繊維素材が限界を迎えているときか、器具の動かし方が不適切なとき。自分としては、毛玉が「こより」のように成長しすぎた羊毛(ウール)生地の衣服にバンバン穴を開けてしまった思い出と、綿生地のカットソーのロンTの毛玉を除去している最中に余所見をしてしまい、ジャッ!と生地を噛ませた途端に穴を開けてしまった――といった思い出が、挙げられる。



最後に。
こちらの商品の最も大きなところは、やはり「二度と手に入らない服を、綺麗な状態に戻すことができる」という点。「節約」といった類のキーワードばかりが並べられがちな「毛玉取り」だが、お気に入りの着衣を自分の手で綺麗に出来るというのは、実に素晴らしい。何だかんだ言っても、数少ない「買っておいて損はない」と思える家電のひとつに、違いない。



※テスコム KD901-Wが1台あれば、あんな着衣やこんな着衣の毛玉が、あっと言う間に処理できてしまう
同シリーズには価格を抑えた下位モデル(700番台~500番台)が存在し、それらでも十分、毛玉クリーニングは可能。ただし、900番台には切れ味に優れる日本製のカッター刃が装備されていたり、素材の毛足の長さや強度に合わせてカットの高さなどを調整できるオプション・パーツが同梱されている(そのほか、コードレス使用を可能とするバッテリーの搭載)といった明確な差があるため、どうせ1台買うなら、奮発して900番台にしておいた方が……というのが、正直な気持ち。
Posted at 2021/04/21 22:42:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 防寒 | 日記
2012年11月20日 イイね!

2012年の冬 セーフティーメイトの販売終了と山本工業の廃業

2012年の冬 セーフティーメイトの販売終了と山本工業の廃業バイク用のハンドルカバーや防寒レッグカバーといった二輪用品ブランド・SAFETY MATE(セーフティーメイト)などの販売で知られた、あの山本工業株式会社(兵庫県丹波市氷上町)の廃業を知る。

心から残念に思う。

インターネットの匿名掲示板においてセーフティーメイト販売終了の旨が書き込まれたのは今秋のこと。自分がそれを知ったのは、11月に入って間もなく。そんな馬鹿なと思う半面、実店舗の用品コーナーの様子を振り返ると、指摘されている通り様子がおかしい。季節商品であるにも関わらず、この時期になっても(他メーカーの品は陳列されているにも関わらず)セーフティーメイトが店頭に無い(どこに行っても売っていない)。

それから数日、インターネットや電話を使ってあれこれ調べて回ってみたが、正式な情報は得られず。いつの間にか山本工業のサイトは消えており、肝心の電話も繋がらない状態。これ以上の調べ物は個人の力では、どうしようも無さそうな雰囲気となってきた。そこで思い切って、山本工業の製品と類似した商品を販売している、とあるメーカーの窓口に電話をかけて直接お話をお伺いする事に。


そして、

「ああ、山本工業さんは廃業されました」
「もう(セーフティーメイトが)販売される事は無いです」
「(廃業は)今シーズンのことです」

という回答を頂いた次第。


二輪向け防寒用品の愛好家の方々は真っ先に気付かれたようだが、今シーズンの各種ホームセンターや用品コーナーにおいて、山本工業の品物は(恐らく既存の在庫以外には)確かに存在せず、多くの場合、

・リード工業 MOTOUP
・大久保製作所 MARUTO(マルト)
・石野商会 maxBikers(マックスバイカーズ)
・ユニカー工業 unicar(ユニカー、FANCY series)
・大阪繊維資材 OSS
・パルスター

といった会社から販売されているハンドルカバーおよび防寒用品が、新旧混在で店頭に陳列されている状況にある。この現実に、上述した掲示板の利用者をはじめ、少なからずの人達が嫌な予感と不安を抱いたという訳だが、果たして製品が出荷されていないのだから商品が店に納入されるはずはなく。それを思うと、寂しくも残念な気持ちになる。


そんななか、あらためて実店舗の用品コーナーを眺めて回ると、驚かされるのは、かつて山本工業が販売していた製品の類似品が、各社から供給されているという事実。

確かにセーフティーメイトと同形の製品が他のブランドから別名で販売されていた事があった(有名どころではリード工業のMOTOUPシリーズから発売された130/160形の2タイプ、maxBikersから発売された130形、その他にも、かのコミネから発売された130形が存在する)訳だが、今シーズンに至っては一部パッケージの図版や製品の寸法などが良く似ている、ほぼ同型と見て差し支えの無い製品が散見される。某社の製品に限っては、あまりに130に酷似しているため、まるで後継商品のような印象すら受けるのだが、確認したところ「こちらはこちらで(あちらとは)別の、以前から販売している製品です」という回答。互いの関係は無い、との事だったが、どうしたらここまで似るのか不思議だ。

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■参考:130とそっくりなパッケージのOSSハンドルカバー310(大阪繊維資材)

※パッケージのイラスト図版は石野商会のMAX-06にも同様のものが使用されている

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■参考:MOTOUP版とSAFETY MATE版の関係(202A/203A共に絶版)


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■参考:現行のMOTOUP版とMARUTO版(206A/207Aと3000系/210系)


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予備知識が無ければ、どれも似た品物に見えてくる。同時に、「ここまで似ていればどれでも代替品になり得るのではないだろうか?」という考えが浮かんだとしても、何ら不思議ではない。しかし、実物の見本を手にとって品物を確かめてみると、そこには厳しい現実が待っている。

誤解を恐れず指摘するならば、各社、形こそ似せてあれど、製品は正に別物なのだ。

それは「メーカーが違う」「会社が違う」「名前が違う」といった概念的な意味ではなく、「同じ価格帯の商品として物が違いすぎる」という意味。どこのメーカーのどの品物がそうだとは書けないが、一部の品物に至っては、まるで粗悪な複製品のような印象。

最も驚かされたのは今シーズンの類似品・○○○○○版。なんとパッケージ裏面にクレーム対策とおぼしき一文があり、『本商品の耐用年数は4ヶ月です』と、製品の劣化の早さと寿命の短さが最初から宣言されているのだ。

ふと思い返すと昨今、合皮などを用いている着衣などにおいて製品タグに『本商品は水分の吸収・発散の度に素材が劣化するため、3年ほどで寿命となります』などといった注意書きを添付する手法が、確かに常態化している。しかし、それを二輪用品で目にする機会は今回が初めてのことであり、まさか実用品にそんな注意書きがされるとは考えた事は無かったため、少なからずの衝撃を受ける。もしやと思い、他の品々の裏面を確認して回る。すると、例えば某メーカーの防寒商品のパッケージに『耐用年数:○ヶ月』との記載、また、某社製品には『1年ごとに買い換えて頂いた方が良いでしょう』といった旨の記載が存在する事が分かった。どうやら、ほぼ全てのメーカーが同じ手法の元で注意書きを展開しているらしい。

結局のところ、全てに共通するのは『この商品は1シーズン限りの寿命です』という販売側の明確な主張であり、「(事実上の使い捨て商品ですから)後で文句を言わないで下さい」と開き直られていると解釈して差し支えないだろう。確かに広義で解釈すれば、実用品は消耗品とも言える存在な訳で、その観点から製品の寿命を消費者に明示する事は、決して悪い事では無く、むしろ歓迎すべきなのかも知れないのだが、果たしてメーカーから「すぐに駄目になるから覚悟しておけ」と言われているような気がしてならないというのが、自分にとっての現実。もはや、かつての(昭和の)感覚で品物を選別する事は、難しくなってきたようだ。

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自分が初めて購入した防寒用品のハンドルカバーは、たまたま、山本工業の品物だった。ただそれだけの事だったのだが、今にして思うと、それは買って正解だったと、心から思う事が出来る。



画像はセーフティーメイトのハンドルカバー160と、レッグカバーの組み合わせ。
車体も含めて、とうとう全ての品が絶版となってしまった。

『セーフティーメイトはステータスだ。希少価値だ』
と言われる日が訪れるのかと言えば、そんなことはないだろうけれど、やはり寂しいものがある。

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追記:2012年11月25日
2ちゃんねる バイク@2ch掲示板 ハンドルカバー通算19個目 287
官報に掲載されたと思われる山本工業の解散公告の引用が書き込まれています。
(公告の日付は2012年6月末、該当公告の閲覧は一般には出来ないようです)

山本工業の皆様、お疲れ様でした。

Posted at 2012/11/20 02:26:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 防寒 | 日記

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