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2012年09月14日 イイね!

レビュー ホルツ カラーコート(絶版商品)

レビュー ホルツ カラーコート(絶版商品)今回の投稿は、かつてホルツが販売していた補修コーティング剤、カラーコートについての記録。この商品はホルツがタートルワックス(Turtle Wax)シリーズの販売を始めた2009年に『カラーキュア・プラス』と入れ替わる格好で店頭から姿を消してしまった不遇の存在として、今も自分の記憶に残っている。

既に絶版から3年ほど経過している点を鑑み、念のため製品の概要に触れておくと、カラーコートは乗用車のボディを補修する為のコーティング剤。一般的に知られるコート剤とは全く異なり、その液剤は着色された樹脂成分で構成される。1本あたりの価格は1,500円程度で、容量は180ml。掌に収まるサイズのボトルからも分かる通り、どちらかと言えば高価な商品のひとつだったかも知れない。

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カラーコートの機能は単純明快。ボディ表面の磨き(みがき)キズ程度の浅い傷を着色樹脂で埋めて覆い隠す、という仕組み。同様の商品としては後発のソフト99・カラーエボリューション(2006年発売)、そして前述したタートルワックス・カラーキュア・プラスが現在も販売されている。

自分はカラーコートをベタ褒めするきらいがあるのだが、これには、それなりの理由がある。
画像でご覧頂くのが手っ取り早い。



カラーコートのブラックを施工した例。

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別角度。



一見して、ほんわかとした柔らかな印象を伴う質感だが、洗車キズは面白いほど隠されており、表面はスルリと滑らかに整っている。黒い車体は仕上げが大変だが、それでも、この映り込みを眺める楽しさには代え難く、果たしてカラーコートには本当に世話になった次第。

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そんなカラーコートだが、実は、いくつか気になる点があった。

1点目は施工性の難。
乾燥した樹脂成分が固体化し、カスのようなかたちとなって塗布や拭き取りの際の重さに繋がる機会が多々あった。これは後発のカラーエボリューションやカラーキュアプラスでは起こり難い現象で、カラーコートの印象を悪くする要因のひとつだったと言える。

2点目は仕上がりの難。
特に黒で判り易い事だったが、このカラーコート・ブラックを黒いボディに施工すると、なんと『黒く仕上がらない』。じゃあ何色に仕上がるのか?というと、ズバリ『とても(極めて)濃いグレー』に仕上がる。上述した「ほんわかとした柔らかな印象を伴う」理由は正に、これ。艶自体は簡単に出せるのだが、カチンッ・カキンッとした陶器のような質感を出そうとすると、これが難しい。恐らくは、液剤が純粋なブラックではなく、ややグレーがかっている事に起因したものと考える。

前者はともかく後者は保護「艶出し」剤として見た場合、厳しい側面だったと言わざるを得ない。

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しかし、カラーコートには、上記2つの弱点を補って余りある価値があった。何度も言うが、それは他でもない『傷消し効果の高さ』。カラーエボリューションやカラーキュアプラスのように濃度と粘度の高い液剤タイプは施工が楽で色味も美しく出るが、ハッキリ言って傷は見える。対してカラーコートの持つ傷消し効果には筆舌に尽くし難い、素晴らしいものがあった。

また、価格面でもカラーコートは健闘していた。「180mlで1,500円」という価格は、「100mlで1,000円」という後発のカラーエボリューションよりも割安で、貧乏人の自分には有り難い設定であった。

それらを含め、考えれば考えるほど、カラーコートの絶版は今も悔やまれる。
本当に良い商品だったと言いたい。

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なお、文中にて『仕上がりの難』という指摘をしているが、同じカラーコートであってもホワイトにおいては、そのような不具合を感じさせる兆候は無く、むしろブラックと比較した場合、より一層の傷消しと艶出しの効果が体感できた。このホワイトについては、あらためて記録を投稿したい。

Posted at 2012/09/14 01:49:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 洗車 保護 艶出し | 日記

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