
自称トラブルメイカーの面目躍如と表現すべきか、そうそう起こり得ない(起こし得ない)珍しい問題を引き起こした記念に備忘録として記事を投稿。同社レーダー探知機をご愛用中、もしくは購入をご検討中の方にとって後学の種になれば幸い。
本題。
タイトルにもある通り、タントエグゼで使用中のセルスターのレーダー探知機・AR-131RMのリモコンを、まさかの紛失。3日間ほどかけて探したものの果たして、どこにも見当たらない。
当該シリーズ製品に馴染みの無い方々に向けてAR-131RMのリモコンの重要性に関して触れておくと、レーダー探知機・アシュラAR-131RM(※含む同シリーズの他製品数種)は、リモコンが無いと基本操作が行えない仕組み。メーカー出荷状態のまま稼働させる分には(電源さえ繋げてしまえば)問題なく動作するものの、各種設定の選択や機能の切り替えの類は全てリモコン操作入力に依存するため、折角の高機能が「宝の持ち腐れ」状態に陥る。
工場出荷状態でもレーダー探知機としては機能するため、良くも悪くもリモコン紛失に気付かぬ円満な日々を送り続けていた訳だが、いざ設定を変えようなどと思い立った日(※今回は実燃費の算出に必要な走行距離数と給油量の登録操作を試みようとした)に、なんだかんだ言ってもリモコンが必須である事を思い知らされた次第。
閑話休題。
そんな訳で止むを得ず、メーカーへリモコン紛失の相談の電話をかける。
ちなみに、セルスター工業の問い合わせ窓口は、丁寧、親切、親身。今まで3~4回くらい製品の相談をした事があるのだが、どの時も円滑・的確・正確な対応で好印象。フリー・ダイヤルというのも、ありがたい。
さて。問い合わせ窓口ご担当との電話での会話を経て、得られた回答は、次のみっつ。
一つ目。リモコンは部品として購入が可能。
二つ目。しかしメーカーから直接(リモコンなどの部品を)購入する事はできない。
三つ目。部品の取り寄せ注文は量販店やカー用品の取り扱い店にて受け付けている。
感謝の気持ちを伝えて丁寧に電話を切り、地元の量販店へ、相談の電話をかける。
ちなみに、AR-131RMというハーフ・ミラー型レーダー探知機に付属の、薄型カードタイプ・リモコンの型番は、AR-C14A。
■AR-C14Aの見取り図(画像引用:セルスター工業)

アシュラ・シリーズには見た目的にそっくりなリモコンが複数存在するが、何気に、それぞれは型番から異なるので、注意が必要。
さて。
電話をとってくれた量販店の担当者は手際の良い男性店員で、必要事項の確認がスムーズ。ここに至り、リモコン単体が部品として取り寄せ可能な事は前述の通りメーカーに確認済みなので、注文に関して心配するものは、ない。ただ、落ち着いて電話の保留を待っているだけでOK。
残す問題はたったひとつ、他でもない部品単価、つまり部品代。
この類の部品を取り寄せて購入しようとする際に危惧すべき事象は、ずばり、費用が高くつくか否か。「そのような(高額の)修理代を出すくらいなら、別の新品を買った方がマシ(精神的に救われる)だ」という問題は、家電を含む電子機器類とは切っても切れない。特に今回のケースは「無線式リモコン」であり、何やら高額になりそうな印象が付きまとう。どうしても、気が気で無い。
ところが。
保留が解除された電話にて男性店員の口から発せられた回答は、拍子抜けする内容だった。
店員「お待たせ致しました、お値段は、1,260円です」
自分「え」
店員「はい」
自分「えっ?!千、二百、六十、円ですか?にせん、”ふたせん”ではなく、”せん”?」
店員「はい、せん・にひゃく・ろくじゅうえん、です」
思わず聞き返してしまったが、それが正しい部品代らしい。
4,000円とか5,000円とか、そんな金額まで覚悟していたので、これは素直に嬉しい誤算。
メーカー取り寄せのため、注文後の返品不可・到着日未定という条件は、もちろん快諾。
諦めずに問い合わせた甲斐が、あった。
残すはリチウム電池の補充(※部品的にリモコンには電池は含まれない)。
これは100円ショップでも尼損でも、選択肢はいくつもあるので、特に問題ないだろう。