
今回の投稿は、整備日誌にアップロードするには場違い感が甚だしい(はなはだ-しい)ネタゆえ、こちらのブログを選択することにした、着衣のお手入れの記録。
ぶっちゃけて表現すると、記事の内容は「冬物の毛玉処理」。ライダーはもちろんのこと、がっつり屋外作業に従事しておいでのお方や、屋内外を忙しく行き来するようなお方などに広く愛用されている化学繊維素材のウェアにおいて、何をどうやっても必ずついてまわってくる厄介な存在、『毛玉』のお手入れのお話。
タイトル画像に写っているのが、作業の主役である毛玉クリーナー・KD901-W。
このモデル900番台は、理美容・調理家電メーカーであるテスコムが提案する『毛だまトレタ』シリーズにおけるフラッグ・シップに相当するもので、商品名は『毛だまトレタPRO(プロ)』。メーカーによる価格設定は、税込4,378円。ネットショップなどを見る限り、実売価格は4,000円弱~3,000円台の半ば(※送料含まず)で、ポイント制の実店舗であれば、そのポイントの差し引きで実売3,000円強~相当あたりの価格帯が目立つが、その安さとは裏腹、秀逸な使い勝手や機能性の高さは、相当なもの。いざ所有してみると、割安感がすごい。
何はともあれ、使っているところをご紹介しないことには話にならないので、ここからは画像を連投。
(1)サンプルとして用意したポリエステル製の冬物着衣・3着
(2)劣化が激しい量販店(カインズ)PB品のジップ・シャツをチョイス※洗ってあって、この状態
(3)素材の確認・ポリエステル繊維100%※毛玉の発生しやすさ・S級
(4)作業前の様子※微グロ画像・お目汚し失礼
(5)作業開始・KD901-Wの通った道に毛玉は残らない――!(注:誇張)
(6)袖で見るビフォアー・アフター
(7)ひたすらジョリジョリジョリジョリと毛玉を刈り取っていく
(8)ここまでの所要時間、おおよそ10分間~15分間
――というわけで、
テスコム KD901-Wが1台あれば、あんな着衣やこんな着衣の毛玉が、あっと言う間に処理できてしまう(※)――という、お話(注:誇張)。ちなみに当該900番台のモデルは、一般的な着衣から繊細なタイツなどの薄生地までの対応はもちろんのこと、布生地が用いられた様々な製品にも使用が可能――と、幅広い用途に向けた設計となっている。
ちなみに、やっていることは地道な髭剃りみたいなものなので、素材の表面積の広さ=実作業時間の長さに比例してしまうという現実から逃れる術は無く、手強い相手を処理する=長時間の作業となるのは、如何ともし難く。今回の作業サンプルに用いたような全身毛玉だらけ状態の着衣が相手だと、本当に――冗談抜きで、かなりの時間を要するので、その点は厳しめに考えていた方が無難。
具体的には、XLサイズのトレーナーで60分間~90分間程度が目安。もちろん、丁寧に、じっくりやるという前提で。そのため、スウェットやセットアップといった上下揃いの服となると――、うん。所要時間は、ご想像にお任せ。
率直なところを言わせてもらうと「徐々に飽きが来る」という点も含めて、そこまで現実は甘くも無い――という点は確かではあるのだが、やればやるほどキレイになる様子を目の当たりにするのは、とても楽しい。つきなみながら疲れも吹き飛ぶというもので、時間的な余裕と機械の冷却といった事情さえ許せば、延々と作業を続けることは可能だろう。
また、この類のクリーナーやカッターと言えば
取り扱いを誤って生地に穴を開けてしまうというトラブルや失敗談がお約束のように付きまとうわけだが、この器具を使って穴が開く事態を招くことがあるとすれば、それは、すでに衣服の表面を構成する繊維素材が限界を迎えているときか、器具の動かし方が不適切なとき。自分としては、毛玉が「こより」のように成長しすぎた羊毛(ウール)生地の衣服にバンバン穴を開けてしまった思い出と、綿生地のカットソーのロンTの毛玉を除去している最中に余所見をしてしまい、ジャッ!と生地を噛ませた途端に穴を開けてしまった――といった思い出が、挙げられる。
最後に。
こちらの商品の最も大きなところは、やはり「二度と手に入らない服を、綺麗な状態に戻すことができる」という点。「節約」といった類のキーワードばかりが並べられがちな「毛玉取り」だが、お気に入りの着衣を自分の手で綺麗に出来るというのは、実に素晴らしい。何だかんだ言っても、数少ない「買っておいて損はない」と思える家電のひとつに、違いない。
※テスコム KD901-Wが1台あれば、あんな着衣やこんな着衣の毛玉が、あっと言う間に処理できてしまう
同シリーズには価格を抑えた下位モデル(700番台~500番台)が存在し、それらでも十分、毛玉クリーニングは可能。ただし、900番台には切れ味に優れる日本製のカッター刃が装備されていたり、素材の毛足の長さや強度に合わせてカットの高さなどを調整できるオプション・パーツが同梱されている(そのほか、コードレス使用を可能とするバッテリーの搭載)といった明確な差があるため、どうせ1台買うなら、奮発して900番台にしておいた方が……というのが、正直な気持ち。
Posted at 2021/04/21 22:42:37 | |
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防寒 | 日記