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またまた長文の感想文です。

隔壁外しと言うのは、エアクリーナー・ボックス内のエアフロ側の吸入口の両脇にある仕切り板を外してしまう事です。これによって低速トルクが太くなると言うもので、これは某氏が発見し、ネット上で広めたものです。

私のRX-8への不満はピークパワーの無さなのですが、だからと言って低速トルクがいらないと言う訳ではありません。ただでさえトルクの細いロータリーエンジンですから、トルクが太くなるならやってみる価値はあります。そこで、エアフィルター交換と同時に作業してみました。

効果の方は、走り出してすぐに体感できます。発進はかなり楽になりましたし、低速域での力強さは確実に増してます。大げさに言えば、排気量がアップしたかのようです。また、隔壁有り（ノーマル）場合、私は3,500～4,000回転でシフトアップすることが多いのですが、隔壁外し後は500回転は低い回転数でシフトアップしてました。しかし、パーシャルや軽いエンジンブレーキからアクセルを軽く開けた時のギクシャク感、全開加速時のスムーズ感の無さ。フィーリングはあまり良くありませんでした。特に良く使う3,000回転付近で多いので気になりました。コンピューターの学習が進めば良くなるかと2～3日走りましたが、全開加速時のスムーズさは戻ったものの、ギクシャク感は改善しませんでした。もともとスナッチの大きいロータリーエンジンですが、RX-8ではかなり改善されていました。しかし、隔壁外し後はRX-7並になってしまい、スムーズ且つ繊細な感じで回るエンジン（と私は思ってます）であるレネシスの魅力がダウンしてしてしまいました。
結局、私は元に戻したのですが、個体差かもしれないので、低速トルクが欲しい方はやってみる価値があると思います。気に入らなければ元に戻せますし。

何故、隔壁を外すと低速トルクがアップするのか？
エアクリボックス内の吸入口はファンネル形状になっています。ファンネルは、その開口部をカールさせることにより、実際の開口面積より多くの空気を取り込む事ができます。ファンネル横の隔壁を外すことにより空気の流れがスムーズになりより多くの空気が取りこめ、低回転で燃料が濃い（らしい）のと相乗効果でトルクがアップするのではないでしょうか。

わずかなスロットルの開閉でギクシャクするのは、測定空気量と実際の空気量に誤差が出てしまうからではないでしょうか。エアフロが測定した以上の空気量が流れるとコンピューターのプログラムとの差がでてしまい、これが学習での補正範囲を超えている、もしくは補正する必要が無い範囲なのではないでしょうか。また、スロットル開度が大きいと、コンピューターは加速と判断して燃料を加速増量噴射してくれるが、開度が少ないと増量しないのでバランスが崩れギクシャクしてしまうのでないでしょうか。

すべて私の想像なので全く外れているかもしれません。ただ、この想像が正しいのなら、現車合わせでセッティングすると良くなるかもしれません。

ここのところ、どうも上手く事が運びません。まぁ、些細なことなんですけどね。
RX-7のタコメーターの交換を整備手帳にupしました。内容は浅いですけど。

偉そうなタイトルですが、ただの感想文です。

今回、RX-8のエアフィルターの交換、隔壁外し等の作業を行ったわけですが、この時にソレノイドバルブを破損させてしまいました。その為、可変フレッシュエアダクトが開いたままになってしまいました。部品が来るまでの間に色々試したのですが、ノーマルのエアクリーナーの機能・出来の良さを再確認させられました。

可変フレッシュエアダクト（以降、可変ダクトで）ですが、これは低回転域では吸気管長を長く取ることによって慣性吸気を利用し、高回転域では吸気管長を短くして効率良く吸気しようとするものです。カタログにはあまり詳しく載っていないので、慣性吸気については私の想像です。システムそのものは長いパイプと短いパイプが二股になっていて、これをバルブで切りかえるだけの簡単なものですが、なかなか有効な機能だと思います。
私はこの機能を活かしたいと思って純正交換タイプのエアフィルターを選んでいます。しかし、本当に有効なのか？ただの騒音対策ではないか？と思うところもあります。実際、可変ダクトが機能せずにバルブが開いたままで走ってみても、とくに何かが変わった印象は無く、｢やっぱりカタログを飾るスペックなのか？｣と思いました。しかし、新品のソレノイドバルブに交換して走ってみると、わずかながら低速トルクが太くなったように感じました。その差はわずかなので、気のせいで片付けられてしまいそうですが、トルクの細いロータリーではわずかでも助かるのです。一方、バルブが開いて可変ダクトが短い状態（長い方は閉じないので、正確には両方とも開いている）になった時は吸気音が変わり、すこしですがパワーに盛り上がり感が出てきます。これもわずかな変化ですが体感できます。ちなみに、スタンダードエンジンには装備されておらず、ダクトは長いの方のみが使われています。こちらのエンジンはピークパワーを求めていない為です。

何にしても、可変フレッシュエアダクトにそれなりの効果があることがわかりました。コスト重視のメーカーわざわざ採用するのだから、決して無意味では無いようです。高回転側のエアダクトがラムエアを利用するようになっているとより良かったのですが、ゴミの進入を考えるとメーカーとしてはやりたくないのでしょうね。単車のラムエアも、大体の場合はダイレクトに繋がっていなかったり、途中にフィルターがあったりしますし。

システムの概要はメーカーのホームページにあります。

最近、車ばっかり触ってます。今日はRX-7にタコメーターを取りつけたわけですが、ちょっと気に入らないので取り付け方法を変えてみようかと検討中です。他の追加メーターも、フードメーターパネルを外してメーターホルダーで固定したら変になってしまった。何とかしたいが、新たにメーターパネルを買ってまではする気は無し。

取り外した隔壁を元に戻し、壊してしまったソレノイドバルブを新品に交換しました。つまり、エアフィルターがマツダスピードからRマジックのものになっただけで、元の普通の状態に戻ったわけです。なのに4000円強も出費してしまったわけですが、純正エアクリーナーを見直す良い機会になりました。近いうちに純正エアクリーナーについて書こうかと思いますが、長文になってしまうので興味が出た方は見てみてください。
そうそう、新品のソレノイドバルブからは三菱マークが消えていました。何故？