STEERING 警告灯点灯
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
本日、エンジンを始動して、駐車場から車を出そうとしたら、やたらステアリングが重かった。インパネを見たら、STEERING の警告灯が点灯していた。
再始動したら、今度は大丈夫だった。
以前、前オーナーが付けた韓国製のバッテリーが1セルショートし、電圧が10.5Vしかなかったときに、やはりこのランプが点灯し、重ステになったことがあった。でも、エンジンは始動可能という、不思議な体験をしたことがあった。
2
年末から今日まで、R2は使っておらず、この10日余りの間には、雪が降ったり、氷点下に冷え込む日が続いていた。バッテリーがへたり気味かと、CCAメーターを繋いでみた。
読みづらいが、CCA=105.1A しかなかった。
3
これも読みづらいが、電圧 12.28V、内部抵抗 23.48mΩ とバッテリーが随分と弱っていた。
要交換レベルと言える弱さではあったが、セルモーターは特に問題なく回り、始動に困る程ではなかった。
関連情報URLにも出ているが、バッテリーがへたりぎみになると、R2は、STEERINGの警告灯が点灯し、重ステになってしまう傾向がある。
元スバルのエンジニアから聞いた話に、電動パワステを制御しているコンピューターの動作スレッシュホールド電圧が、始動限界電圧よりも高いため、始動できるのに、エラーになってしまうのだそうである。恐らく、そのコンピューターは5Vか、3.3Vで動作しているだろうから、エラーとなる電圧をもう少し低めに設定すれば良かったのにと私は思う次第である。
4
5
デサルフェーターの性能改善後の電流波形写真がこれである。以前の波形は、上の4で示したリンクにあるので、興味ある方は比較されたし。
左端に、パルスが2発写っているが、以前はこれが1発しかなかった。パルスの数を2倍にしたのが味噌である。一時期、3発になるようにしたら、電極ショートを引き起こすバッテリー(特に輸入もので)があり、2発に減らした。また、次のパルスを加えるまでの時間を長くし、平均電流は大きくは増やさないようにした。
パルスのピーク電流は、バッテリーの内部インピーダンスで変わるが、それは、内部抵抗Rと電極間容量Cで決まり、R+1/jωCがインピーダンスとなる。厳密には、バッテリーの物理的な大きさから来るL成分もあり、jωLも考慮すべきではあるが、Lは実測すると、0.1uH程度なので、無視できるレベルと判断した。
サルフェーションが除去されるのに従い、Rは減少し、Cは極版の有効面積が増えて増加してくるので、インピーダンスは下がり、電流が増加してくる。その増加具合から、サルフェーションの除去具合を知ることも可能であることが、あれこれ実験していて分かった。
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