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Yamaeの愛車 [スバル R2]

整備手帳

作業日:2022年1月9日

STEERING 警告灯点灯

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
本日、エンジンを始動して、駐車場から車を出そうとしたら、やたらステアリングが重かった。インパネを見たら、STEERING の警告灯が点灯していた。

再始動したら、今度は大丈夫だった。

以前、前オーナーが付けた韓国製のバッテリーが1セルショートし、電圧が10.5Vしかなかったときに、やはりこのランプが点灯し、重ステになったことがあった。でも、エンジンは始動可能という、不思議な体験をしたことがあった。
2
年末から今日まで、R2は使っておらず、この10日余りの間には、雪が降ったり、氷点下に冷え込む日が続いていた。バッテリーがへたり気味かと、CCAメーターを繋いでみた。

読みづらいが、CCA=105.1A しかなかった。
3
これも読みづらいが、電圧 12.28V、内部抵抗 23.48mΩ とバッテリーが随分と弱っていた。

要交換レベルと言える弱さではあったが、セルモーターは特に問題なく回り、始動に困る程ではなかった。

関連情報URLにも出ているが、バッテリーがへたりぎみになると、R2は、STEERINGの警告灯が点灯し、重ステになってしまう傾向がある。

元スバルのエンジニアから聞いた話に、電動パワステを制御しているコンピューターの動作スレッシュホールド電圧が、始動限界電圧よりも高いため、始動できるのに、エラーになってしまうのだそうである。恐らく、そのコンピューターは5Vか、3.3Vで動作しているだろうから、エラーとなる電圧をもう少し低めに設定すれば良かったのにと私は思う次第である。
4
このバッテリーは2年前に、車屋さんが廃棄予定だったものを貰い受け、デサルフェーターを使ってみたところ、CCA値が240A余りまでになったので、再利用中のものである。このデサルフェーターは、ここで紹介したものだが、これも廃棄予定だったノートPC用ACアダプターを改造したものだ。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/2658098/5231120/note.aspx

再度、デサルフェートしてみてどうなるかやり始めたところである。デサルフェーターはあれこれデータ取り+実験を繰り返して、改造を重ね、当初と比べて、性能改善させたつもりであるが、弱りきったバッテリーや何故か韓国製のものに使うと、電極ショートが起きる率が上がってしまった。それで、性能を幾らか後退させてはいる。
5
デサルフェーターの性能改善後の電流波形写真がこれである。以前の波形は、上の4で示したリンクにあるので、興味ある方は比較されたし。

左端に、パルスが2発写っているが、以前はこれが1発しかなかった。パルスの数を2倍にしたのが味噌である。一時期、3発になるようにしたら、電極ショートを引き起こすバッテリー(特に輸入もので)があり、2発に減らした。また、次のパルスを加えるまでの時間を長くし、平均電流は大きくは増やさないようにした。

パルスのピーク電流は、バッテリーの内部インピーダンスで変わるが、それは、内部抵抗Rと電極間容量Cで決まり、R+1/jωCがインピーダンスとなる。厳密には、バッテリーの物理的な大きさから来るL成分もあり、jωLも考慮すべきではあるが、Lは実測すると、0.1uH程度なので、無視できるレベルと判断した。

サルフェーションが除去されるのに従い、Rは減少し、Cは極版の有効面積が増えて増加してくるので、インピーダンスは下がり、電流が増加してくる。その増加具合から、サルフェーションの除去具合を知ることも可能であることが、あれこれ実験していて分かった。

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この記事へのコメント

2022年1月9日 22:11
こんばんは


どういう効果が上がるか楽しみに待ってます。
コメントへの返答
2022年1月9日 22:28
コメントありがとうございます。

使用開始からすでに6年というバッテリーなので、多くを期待するのは無理かも知れませんが、頑張ってみます。
2022年1月15日 7:14
 初期の頃の電動パワーステアリングとはいえ、最近の車にもありがちな不調かと思います。最近の車は、なにかにつけて、車のソフトウェア・アップデートをディーラーでしなくてはならないと聞いております。新車で購入後ちゃんとディーラーで整備を受けていれば、その際にソフトウェア・アップデートがされるという図式です。

 今回の不調も、もしソフトウェア・アップデートができれば、最低作動基準電圧の値を変更することにより解決することになります。

 それにしても、ちゃんと開発時に試験をしていればソフトウェア・アップデートなんぞ頻繁にしなくてもいいはずなんですが、怠慢な欧州メーカーはその頻度が目立ちます。
コメントへの返答
2022年1月15日 11:35
コメントありがとうございます。
スバルに限らず、DR(Design Review)が甘いと感ずる車メーカーは結構ありますね。

日本のデジタルテレビは、ユーザーが知らない間に、テレビ電波に重畳されているアップデートデータで、ソフトウエアが更新される仕組みになっていますが、リコールを減らす目的もあって、将来の車も類似のことを予定しているようです。5Gの電波を受信できる車に限られるのですが、そういう車ばかりにするという前提があるからなのでしょう。

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「[整備] #シエンタ 他のイグナイターを実験してみる https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/7838011/note.aspx
何シテル?   06/19 13:25
古き佳き時代の車が好き。メカは苦手ながら、多くの車屋さんが得意でない電子領域を私はあまり苦にせず、助け合うことで古い車でも何とか維持している。
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