• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2015年10月10日

Yukon Denaliというクルマ (2世代目GMT800)

Yukon Denaliというクルマ (2世代目GMT800) ユーコンにして以来、チューニングについてはいろいろと書いてきましたが、クルマ自体についてはほとんど書いてなかったので、今回はクルマ自体のお話。
久々に結構手を入れてますが、チューニングしないとどうしようもないクルマ、というわけではありませんよ!!
本来はゆったり乗るクルマなんですが、ゆったりしつつ、フルチューンランクルやカイエンの運転感覚に近づけたい、という偏って欲求を満たすためです (^^;;


まずは生い立ちから。。。


元々はトラックです(^^)

シボレーのKシリーズトラックにキャノピーを乗せて、乗用化したシボレー K-5ブレーザー / GMCジミーが始まりです。初代ハイラックスサーフや初代テラノと同じような生い立ちで、元はピックアップトラックなのです。

そして、ユーコンと改名されたのは、1992年のフルモデルチェンジから。
ベースがKシリーズであることに変わりはありませんが、GMT400プラットフォームが採用され、SUVという言葉から連想する大分乗用車的な雰囲気に変わりました。
フレーム構造だし、作りは依然としてトラックですけどね!

そして、デナリの登場は1998年。
ユーコンの高級版として登場しました。少し後にほぼ同じ内容のエスカレードも登場しています。
1998年はリンカーンナビゲーターが登場した年で、デナリもエスカレードもナビゲーターを追っかけ登場しました。
この世代は、いずれのモデルもベースのエクスペディションやタホ/ユーコンと内外装が少し違うレベルで、エンジン等は一緒でした。
フォードにしろ、GMにしろ、こんなフルサイズの高級SUVが数売れるとは思っていなかったのでしょう。。。
高級SUVというと、レンジローバーが唯一であった、といっていい時代です。ゲレンデG500もまだでした。

ところがどっこい、アメリカのセレブを中心に、これが大ヒットとなります!
そして、デカいホイール、クロームとド派手なカスタムがお約束となっていきます(^^)

そんなブーム拡大中の2000年に登場したのが、GMT800系です。帆世号はこの型です。
デナリは2001年、エスカレードは2002年にそれぞれ登場しており、2世代目ということになります。
この世代から、デナリとエスカレードはVortec 6.0の専用ユニットが与えられます。
内装の質感やオーディオ等を見ても、デナリとエスカレードはほぼ同じ車ということができます。実車を見ると、よりそう感じます。
データ上、デナリは320馬力でエスカレードは345馬力ですが、乗った感じは一緒です。

この位置づけは2007年に登場したGMT900型、そして、今年登場した現行型においても引き継がれます。


話を戻して、GMT800系デナリですが、まず、横方向に広いです(^^)
ちょっとしたストレッチをしないと、助手席の○の太も○は触れません(笑)

今やベンツGLやアウディQ7など、フルサイズと大きく変わらないドイツ勢も出てきており、ランクル200も寸法上、近いところまで来ています。
でも、それらと比べても寸法差以上に、横方向は広い感じがします。

その秘密はボディデザインにあります。後ろから見ると分かりますが、このクルマのサイドはほぼ「面」です。
いわゆるフェンダーの膨らみがほぼ皆無で、2メーターを超えるボディ幅をまるまる移住空間に使っているのです。

そしてシートやコンソールなどがいちいちデカい!
センターコンソールに肘をかけて、ステアリングを持とうとすると、体が右に傾きます。
基本はアメリカ専売車、他車以上に、アメリカ人の体型に合わせて作られてます。ペダル、シート、ステアリングと調整幅はありますが、小さくなるわけではないですからね!

しかし、後ろに座ると、縦方向はあまり広い感じはしません。
その原因はデカいシート。日本車なんかだと、小さなシートで足元を広く見せているクルマも結構ありますが、ユーコンは逆です。
分厚いシートが場所を取り、空間が狭くなっている。でも、これだけ分厚いと座り心地は良く、ほとんど疲れることはありません。
この世代は、空間効率など考えられていないので、畳んだシートが床下に消えることはありません(笑)

大きさでいくと、もう1つデカさを感じる箇所があり、それはアクセルペダルとブレーキペダルの距離。踏み変えて発進の時、どうしてもワンテンポ遅れる感じになってしまいます。


そんな感じで、室内の横方向が広いため、やたら大きなクルマに乗ってるように感じますが、走り出すと、さほど大きさは気になりません。
フツーに走ってる限りは、ギリギリなことは結構あるものの、デカ過ぎて困ることはあまりないです。一部の駐車場など、物理的に入らない時くらいです。
回転半径も6Mを切っていて、以外とハンドル切れますしね! ノーマルは、、、 
305タイヤを履いてローダウンすると、インナーフェンダーに少し当たります(>.<)


運転自体も楽な部類で、4、5時間乗っていても、ほとんど疲れは感じないです。
この世代のいいところは、どこかホッとするというか、肩の力を抜いて走れるとこですね。

ノーマル状態だと、ゆったり、もっさりしてますが、クルマ全体の動きがゆったりなので、調和が取れています。
特に何も考えず、どこかが気になる感じでもなく、フツーに運転できてしまう。ベンツのようにこのフツーな感覚を技術で出している感じとも違い、自然な感じがします。
なんとなく全体的に詰められてなく、ゆるい感じはするものの、だからこそ、肩の力を抜いて走れるのだと思います。
フルサイズバンのエクスプレスや一回り小さいブレーザーなんかも、この自然な、フツーな感覚でしたね。

アメリカの広い、路面が良いとは言えない道を走るには、あまりギチギチしてない、この感じのほうがいいんでしょうね。
コルベットに関しても、スポーツカーとしての資質は世代を追うごとに上がっており、トップクラスのクルマである反面、長距離走ってもあまり疲れないのは、少し肩の力を抜いて走れるところがあるからだと思います。ギア比でいっても、トップギアは完全にオーバードライブの設定ですし。

ただ、このギア比は少し慣れが必要です。
ユーコンは4A/Tですが、1速と2速の間が結構離れていて、4速はオーバードライブ。
高速でエンブレはほとんど効きません! 最初はちょっと怖さを覚えますが、これを上手く活用すると、燃費が伸びる(^^)
オーバードライブだけあり、高速でもちょっと踏むとすぐキックダウンするので、ちょっとコツがいりますが!


個人的にアメ車を気に入るか否かは、こうしたゆったりした感覚を受け入れられるか、にかかっていると感じます。
ステアリングに少し遊びがあって正確ではない、少し路面コンタクトが希薄と気になり出すと、なかなか乗れない乗り物なのです。
フルサイズSUVであるユーコンは、特にこうした感覚が強いと感じます。
チューニングをしていくと、クルマの動きはビシッとしてきますが、ゆったりした感じは変わらないですからね。
逆にそこを変えてしまうのであれば、あまり、このクルマに乗る意味がなくなってしまうと思います。

キャラクターはゆったり方向ではある反面、動力性能は悪くはないです。
0-60mph加速が7.48秒、ゼロヨン15秒台の実力です。速くもないけど、遅くもない。
燃費については、高速を120キロくらいで走ると7km/L弱、90~100キロだと8km/L+、都内飛ばすと3~4km/Lまで落ちます。
これでも同年代のドイツ勢や日本勢よりもいいのでは? と思います。こちらはレギュラーでいけますし。


信頼性はどうか?

アメ車の場合、どうしても故障のイメージが強いかもですが、基本的には信頼性は高いクルマだと思います。
正確に言うと、メカとハードは丈夫です。問題があるとすると、そのハードの取り付け場所とそいつを制御するソフトです。

これには、ある程度、「アメリカ人の考える高級」を理解する必要があります。
50年代のキャデラックなんか見ると驚きますが、この時代からパワーシートが備わり、あちこち電気仕掛けです。
そう、アメ車の高級には、きっと「便利」という言葉が含まれており、「Power Everything」が基本なのです。
実際、同年代、同価格のクルマを比べると、電気仕掛けの割合が多いと思います。

これが故障の原因になることは事実と思います。
自分のクルマは、たまにシートヒーターが勝手にオンになるという現象が発生します (^^;;
しかし、こんなのは、まだかわいいもんです。

パソコンやケータイの開発もアメリカが世界をリードしてきましたが、クルマの世界においても、アプリやソフトウェアはどんどん進化しており、アメ車はアプリやソフトウェアを積極的に積みたがります。電気仕掛けが年々複雑になってきており、それに比例して原因が掴みづらいやっかいな故障も発生しやすくなるのです。

自分のクルマは2003年式なので、まだ、そこまで複雑なソフトは載ってません。
実は、こうした点を考えて、この年代のほうが安心かな、と思い今のクルマにした、という面もあります。

クルマ自体は20万キロ、30万キロくらいはいけます!
中古並行のメーター戻しは問題になりましたが、逆に言うと、20万キロ走ったクルマでも仕上げれば、商品になるということですからね。


個人的にアメ車に乗るのであれば、下手にヨーロッパや日本を向いていない、こうしたクルマのほうが面白いと思います。
そして、ユーコンに関していうと、兄弟のエスカレード、タホと比べて輸入台数が少ないので、あまり見かけないのもプラスポイントです。

また、このクルマは最新型コンプレックスみたいなのがあまりないし、作りもシンプルなので、意外と長く乗れるかもしれません。
そう言いつつ、1台のクルマに1年半以上乗ったことがないので、どうなるか分からないですが (--;;;
ブログ一覧 | Yukon | クルマ
Posted at 2015/10/10 13:38:49

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

今日は火曜日(陳 珍小👲)
u-pomさん

志賀草津雪壁ツアー2025 DAY1
福田屋さん

お役御免
ハルアさん

タイヤ交換見積もり
ひで777 B5さん

晴れ(今日は)
らんさまさん

MAV?!
闇狩さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「Turbo RS委託販売中です http://cvw.jp/b/1275714/46940475/
何シテル?   05/07 13:58
車好きにとって、車遍歴とは「自分の一台」を探す旅路ではないでしょうか? そんな一台に巡り合えた方は幸せだと思います。 自分のページでは、そんな旅の途中で起き...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

フルメンテナンス施工‼️ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/04 14:21:56
GMC ユーコン  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/28 22:04:22
Abarth 595 乗ってきました! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/12/05 00:19:21

愛車一覧

ベントレー ターボ ベントレー ターボ
1996年式 Bentley Turbo R-Sport(RS)。 Cornesモノです ...
ハマー H2 ハマー H2
2004年式 Hummer H2 フルカスタム。新車並行です。納車時66216キロ。 ...
GMC ユーコン GMC ユーコン
2003年式GMC Yukon Denaliです(^^) 納車時、70995キロ。 中 ...
ジャガー XJシリーズ ジャガー XJシリーズ
2003年式XJRです。 購入時9.4万キロで、おそらくX350 XJRとしては最安物 ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation