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帆世のブログ一覧

2012年12月15日 イイね!

中古車の醍醐味 超高級車編

さて、第6弾では、とある超高級車について書くつもりでいますが、ネタになりそうな超高級車をいろいろ見ていて、長くなりそうなので、ワンクッション置くことにしました。

10年で2000万以上安く! という醍醐味のお話です。

例えば、10年前3000万してたクルマが400万円台で買えると知っても、良識ある方は「そんな値段で買えるんだぁ^^」って思うだけでしょう…
ここで、欲しいを超えて、買おうかな!って思いがよぎった方は、きっと帆世と同じ病気にかかっています (^^;;


今から10年前の2002年、クルマの価格としては最上級の2500万以上のクルマを見てみます。

☆ランボルギーニ ムルシエラゴ 6.2 V8  2550万
☆マイバッハ 57  3900万
☆マイバッハ 62  4520万
☆Alpina B12 6.0 ロング(正確には2001末)  2573万
☆ロールスロイス コーニッシュ  4550万
☆ロールスロイス シルバーセラフ  3180万
☆ベントレー アルナージュ レッドレーベル  2880万
☆ベントレー コンチネンタルR  3550万
☆ベントレー コンチネンタルT  3880万
☆ベントレー アズール  4350万
☆フェラーリ 456M GT/GTA  2550万/2690万
☆フェラーリ 575M Maranello F1  2570万

代表的な国内カタログモデルは、こんなところでしょうか?
ブラバスのコンプリートとかは除きましたし、為替による"誤差"があるかもしれません。
アストンマーティンが入っていないのは少し意外でしたが、Virageをスーパーチャージャー2基で武装した550馬力のVantageが生産中止された後ですからね。この頃、ヴァンキッシュのリストプライスは2500万以内に収まってました!


すべて素の車両価格なんで、実際の乗り出し価格は数百万高いでしょう (--;;
でも残念ながら、一台も新車を買った経験を持ち合わせてなく、実勢価格は分からないので、このリストプライスを元に見てみましょう!

これを見ると一番安いのは、ムルシエラゴと456M GT。
456はたしかに不人気車に属しますが、最安ではないです。
値落ちは激しい部類ですけどね…、美しいクルマなのに…

ムルシエラゴに至っては、4000万級のマイバッハやベントレーを超えて、この中で一番高いのでは、という勢いです!!
10年経ってやっと程度の良い個体が1500万前後で出てきましたが、そのほとんどが並行車…
ディーラー物でいいものとなると、初期モノでも1700~1800万してるのが実情です (>.<)
醍醐味どころか、相場の堅い一台です!!



それにしても、ムルシー、今改めて見るといいですね~ スーパーカー! (*^^*)
人生に変化があったら、ほしいです!!
値段的には、599と迷いそうですが…


その他健闘しているのは…
ロールスロイス コーニッシュ
ベントレー アズール
マイバッハ

コーニッシュとアズール、これはもう別格です。帆世的には上がりのクルマ!

マイバッハは、オーナーの方には申し訳ないですけど、大きくなって高級になったW220…なんかこのイメージが頭から離れません (>_<)
もちろんマテリアルや作りは格が違いますが、どことなくビジネスライクで、この時代のベントレー/ロールスのような風情を感じられないのです…
地上を走る飛行機ビジネスクラスって感じで…
来年にはブランドもなくなっちゃいますしね。
すごいクルマですけど、あまり欲しいという感情が沸いたことがない車です…


ちょっと意外に思ったのが、Alpina B12 6.0 ロング。
正確には2001年までの生産でしたが、2573万もしたんですね!!



一見高いですが、その製造工程や内容を知ると納得の価格です!
各ピストンが均等になるように、徹底的に部品を計量した上で、エンジンを組み上げていたり、ホントのファインチューンの世界です。
昔ダイナモデータを見せてもらったことありますが、カタログデータは最低保証馬力のようなもの!
ダイナモデータは確実にカタログデータを上回る数値を示していました☆

そんなファインチューンの世界では右に出るものがまずいないであろうアルピナが作った最後の12気筒☆
それが、Alpina B12 6.0です!

価値ある絶品であることはたしかですが、今、E38に400万以上払うのはなかなか勇気がいるのもまた現実…
今となっては、自分の世界に入るために400万以上払える方のためのクルマです。

素晴らしい車ですけどね☆
帆世も昔欲しかったです (^^)


第6弾に登場するクルマが何かバレてそうですが、
値落ち率では、この中で一位を誇ります!

近いうちにアップします^^
Posted at 2012/12/15 14:52:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中古車 | クルマ
2012年12月08日 イイね!

中古車の醍醐味 その⑤

第5弾はキャデラックSTSです。
久々のアメ車登場です^^

今の時代、キャデラックというとエスカレードですが、STSを考えるには90年代まで遡る必要があります。

90年代に入った頃のキャデラックは、アメリカン・フルサイズFRのプロアム、フルサイズFFのフリートウッド、少しコンパクトなセヴィルとそのクーペ版であるエルドラードというラインアップでした。どのモデルを見ても、いかにもアメリカン・ラグジュアリーという感じがして「らしさ」が詰まってますが、別の見方をするとどれもアメリカ国内専売車で世界に通用しない…、また、60歳代と言われるユーザーの高齢化、と売れ行き悪化にGMは頭を抱えていたわけです。
唯一ピニンファリーナデザインのアランテは特別でしたが、生産過程でボディを空輸するなど、コスト面では疑問が多い車でもありました。

そこで、GMはキャデラック・ブランドの若返りと日欧のライバルに対抗できるクルマ作りへと本腰を入れます。
そして、登場したのが4代目セヴィルです。
STSのルーツはこのクルマにあると考えます。



これまでのキャデラックとは違う直線を基調としたデザインも新鮮でしたが、注目すべきはこの世代から搭載されたノーススターシステムです。ノーススターというと4.6L V8のエンジンを指すと思われがちですが、統合制御システムの名前なのです。たしかにエンジン単体でも、エンジン系のAwardを多数受賞してるので、優秀であると考えますが、パワトレ、ドラトレ、ブレーキ、シャシーを統合的にコンピューター制御したシステムの先駆けです。現代の車では当たり前になっているシステムですが、20年近く前のこと、GMもかなりの投資をしたと思われます。

しかし、登場した時期が悪かったのです!
この頃、このクラスで最もインパクトが強かったのは、LEXUS LS400 / 初代セルシオ。
セルシオは世界一のホスピタリティー、世界一の静けさを目指して開発されたクルマ、意欲作のセヴィルも質感面や試乗のショールームバトルでは、セルシオに負けてしまったのです (>.<)

多くのメーカーが、このセルシオというクルマを研究しまくったと思います。
GMもそうであったでしょう。


そして、1998年に五代目セヴィルが誕生します。
このクルマは、それまでのGMでは考えられないくらい日本仕様に力を入れていたと思います。
セルシオを研究した結果なのか分かりませんが、右ハンドル、たしかウインカーまでも右側、それにご丁寧に全長5メーターをギリギリ切るバンパーを日本仕様には用意したのです! 
それに円高効果もあって、価格的にも結構戦略的だったと思います!

でも、これが魅力に直結したかと言われる正直微妙で… 
なんか妙にこじんまりとしちゃって影が薄いというか…
同時代のコンコースのほうが帆世の目には、はるかに魅力的に映っていました…
なんというか、例えばハンバーガーは本場のどうやって食べるんだ?って厚みが魅力なんであって、妙に食べやすいサイズになってたら、逆に魅力がなくなるというか (>.<)

歴代で一番ジャパン・フレンドリーなのは、この5世代目セヴィルだと思いますけどね☆


また世代が変わり、2005年に登場したのが、STSです。やっと今回の本題です!



21世紀に入ったキャデラックのテーマ"Art & Science"に従って、デザインも一新し、FRに回帰したのです。正規輸入されたのは、3.6 V6、4.6 V8、4.6 V8 AWD、スポーツモデルのSTS-Vです。

この当時コルベットC5に乗ってましたが、それと比べると、アメ車もずいぶんと質感が上がって良くなったなぁというのが第一印象です。
そして、セルシオをずいぶんと研究したんだな~って印象を受けます。


実はSTSのV8モデルを新車で買ってしまった人がいます。しかも、かなり身近に (^^;;
一応、値落ちを考えて新車で買ってはいけないクルマ、と忠告はしたんですけどね…
豊かなアメリカに憧れた世代には、キャデラックブランドは刺さるようです☆

そんなわけで、V6、V8両方とも乗りましたが、やはりV8をオススメします!

セルシオを意識したハードウェアとしてみると、85点のセルシオかもしれない (-_-)
それに首都高なんかを飛ばすと、不安定ではないけど、脚も少し柔らかいし、ロードホルディングはドイツ車のレベルに達していない…

でも、そういう乗り方をするクルマではないんです!
高速を120キロくらいでのんびり流すと非常にしっくりきます^^

そして、そんな時に重宝するのが、純正のBOSEサウンドシステム!!
BOSEを搭載する車は数多く体験しましたが、STSのものはトップクラスだと思います☆
純正オーディオでこれを超えるものは、なかなかないんではないでしょうか。

それに、BOSEはJazzやR&Bの再生が得意なんで、クルマのキャラとも合ってるんでしょうね!
なんというか、ハイヤットリージェンシーに泊まった時のような、アメリカ的高級感・贅沢なクルマという感じです☆
ヨーロッパのお城や貴族の邸宅を改築した、ちょいと堅苦しいホテルではなく、分かりやすい軽いノリの高級感です^^


肩の力を抜いて、大らかな気分で、気分良く乗れるクルマ☆
ベンツの安心からくるリラックス感とも違う。
セルシオは頭のイイ人が頭ひねって作ったんだなぁって感じしますが、STSはアメリカの豊かさが根底にあるんだなぁって感じがします!


そういう大らかに乗るクルマなんで、V8がオススメなのです!
トルクの出方と厚みが余裕ある大らかな特性で、V6のようなエンジンが働いてる感をあまり感じないのがポイントです^^

ハッキリ言って、性能的にはV6もV8も、対して変わりません。
特にマイナー後は…

◇V6 3.6 311ps/38.1kg-m 0-60加速:6.7秒 最高速:240km/h
◇V8 4.6 324ps/42.8kg-m 0-60加速:6.0秒 最高速:250km/h


どう見るかで評価が変わってきますが、見方によってなかなかいいクルマです!
これ新車で買った人は、これが欲しくて買ってるんで、ワンオーナー物は程度いいものが多そうですしね☆

そういう個体が上手く行けば、100万円台で買えます^^
この選択肢も意外と面白いと思います!
Posted at 2012/12/08 01:49:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中古車 | 日記
2012年12月02日 イイね!

中古車の醍醐味 その④

第4弾はメルセデスのRクラスです。

このクルマを醍醐味シリーズに入れるか結構迷いました。
人気があまりないわりには、価格もそれほどおいしくない。

でも、帆世的に1000万以上出して新車のR500を買う気にはなれないけど、中古で300万ならいいかも^^ って感じのクルマなんで、取り上げることにします。
まぁ、帆世が好きなクルマってのもありますが (^^J;

Rクラス、新車で買った方偉いです!
もし自分がミニバンが必要な状況で、この金額をクルマに使えるとしたら、アルファードG's あたりを買って、余ってお金で中古のSL買いますよ!
家族用にはアルファード、こっそりお出掛け用にはSL^^ 
SLの距離が妙に伸びてたら怪しいですね~ 
誰とどこに何しに行ったんでしょう… (^^;;;


さて、気を取り直してRクラス!

最大の特徴はなんと言っても、この変顔でしょう…(@・・@)

なんだかんだ言って、保守的なスタイリングにまとめてくるメルセデスには珍しく、
「やっちゃったな~」って顔してます! 

できれば、最後まで変顔なままいってほしかったですが、後期モノでフツーなお顔に変わってしまいましたね…
ムルティプラもGDインプレッサも初期の顔好きでしたが、やっぱり無難なデザインに途中で変わってますしね…


Rクラス、メルセデスはGST(Grand Sports Tourer)と呼んでましたが、一言で言ってミニバンです。
ベンツ版のオデッセイといったところでしょうか。

この他にVクラスがありますが、こちらはベンツではなくメルセデス。商用車ベースです。
限定で出たエクスクルーシブは結構好きでしたが、やっぱり乗用ベンツとは少し異質な感じしますね…
帆世的には、Vクラスだったら、VW T5のほうが節度感があっていいなぁって印象があります。


で、Rクラスは先代のW164 Mクラスとプラットフォームを共有してます。
実車見ると、写真以上に厚みがあって、背が高いのは、その出で立ちがSUVだからだと思います。そして、Mクラス同様に全車4MATICで、アラバマ工場で作られます。

クルマ全体の雰囲気もMクラスと似てますし、内装もパッと見で共通部品が分かります。
まぁ、ナビやボタン類はクラスに関係なく、みんなこれ使ってる感じしますが…
顔と違って…、内装は何の違和感もなく馴染めます!


搭載されるエンジンは、国内仕様はV6とV8ガソリン。

★前期R350 : V6 3.5 272ps/35.7kgm
★前期R500 : V8 5.0 306ps/46.9kgm
★後期R350 B.E. : V6 3.5 306ps / 37.7kgm
★後期R550 : V8 5.5 387ps/54.0kgm

やはり、V8をプッシュします!
おそらく世界中見渡しても、V8が載るミニバンはRクラスだけでしょう!
前期のR500でも、0-100キロ6.9秒、最高速240キロなんで、遅いとは感じないと思います。

ミニバンは日本車がかなり進んでるカテゴリーで、方向性こそ違いますが、V6モデルは軒並み皆280~300馬力あります。
R350だと、加速は結構頑張らないと負けるかもですが、R500は勝てるでしょう^^Y
日本車でもアルファードG's や エルグランドオーテックは結構そそりますけどね☆

快適感の考え方がアルファードやエルグランドとは違います。
このクラスの国産ミニバンは、新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラス的な快適感で、それこそいたれりつくせりですが、首都高とかを走ると少し話が変わってくると感じます。後ろに乗ってても、無理やりロールを抑えている揺れ方をするクルマが多くて、なんか動きが不自然で疲れたりしますが、メルセデスは自然にフラットで、いたれりつくせりな内装はないけど、疲れにくいのは、こっちだったりします。どっちがいいというより、クルマに対する考え方が違う感じですね。


ノーマルもいいですが…、ホントの一押しは超レア車、R63 AMGです!



間違いなく世界最速のミニバンです!! 
(エスパスF1…とか変な突っ込みなしで…)

510馬力/64.2kgmのV8 6.2Lを搭載し、5秒フラットで100km/hまで加速し、最高速はもちろん250km/hのリミッターに当たります!
そして、エキゾーストからは、最近のAMG御馴染みのドロドロサウンド^^

問題はホントに数が少ないことです…
新車で一体何台売れたんでしょうか??

中古車も数年に1回しか出ないようですが、この前カー○ンサーに一台出てました!
2007年モノ、走行1.9万キロで470万円。

先ほどのアルファードG's や エルグランドオーテックの新車が見え隠れする金額で安いのか高いのか微妙ですが、少なくても同じ条件のML63 AMGを買おうとすると、プラス100万は用意しないとムリでしょう。
ちなみに新車価格は、R63が1400万でML63が1380万なんで、R63がちょっとだけ勝ってます^^

One & Only なクルマなんで、おそらくこれが適正価格なのでしょう!
絶対的には結構な額で高く感じますが、考え方によっては安いのです。
例えば、R63に匹敵する走行性能をチューニングで得ようとすると、最低でも300万コースです!
スーチャー、冷却系、燃料系、コンピューター、吸排気、ミッション強化・冷却、ブレーキ、足回り、タイヤにボディ剛性とキリがないです…


あれだけニッチに手を出してきたBMWが、この手を一台も出してないのは少し意外と思いますね…
あと、やはりポルシェがこの手を作ったら何ができるか?というとこは興味ありますね☆


いやでも、R63 AMGの売り物が市場に出ているのは奇跡に近いです (*^^*)

多分探してもディーラー物は数年ってレベルで見つからなかったりしそうですからね!
もっとも、その逆に売り物があっても、欲しい人が1人もいないってこともありそうですが…

もし今ミニバンが必要な状況だったとしたら、このR63 AMG 買いに行きます^^
Posted at 2012/12/02 00:59:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中古車 | クルマ
2012年11月29日 イイね!

中古車の醍醐味 その③

第3回目はBMW 5シリーズグランツーリスモです。



失礼ながら、多くの方がその存在を忘れてるんじゃないでしょうか?
かく言う自分もその1人でした… (--;;

ここ数年、あちこちのニッチマーケットに手を出してきたBMWですが、このクルマでは一体何を狙っていたんでしょうね…
5シリーズといいながら、全長×全幅×全高:5000×1900×1565(mm)なんで結構デカい!
グランドツーリングに出かけるからには、このくらいのサイズがほしいと言うのは分かりますが、それ以上はわかりません (-_-)

よく分からないクルマではあるんですが、もし自分がBMWのディーラーマンだったとして、5シリーズグランツーリスモを指名買いするお客様が現れたら、嬉しい気持ちになると思います! 
ニッチモデルってそういうもんですよね☆

でも、現実にはあまり売れてないのでは?と思います。
少なくても国内で走ってるの見たことないです…

そして、中古車相場はその不人気ぶりを現しています。

まず、新車価格を見てみると↓

◇X6 xDrive 35i 856万
◇GranTurismo 535i 884万
◇535i Touring 870万

同じエンジン同士だと、グランツーリスモが一番高いのです。
しかし、同条件の中古車になると、グランツーリスモが一番安くなります。

1年半落ち、走行2万キロ以内という、中古車街道を進んできた帆世からすると新車のような個体が新車の約半額で売られているのです!
絶対金額は安くないので、安くなったという実感はあまりないですが、これは結構な値落ちだと思います。


では、この5シリーズグランツーリスモ、どんなクルマなんでしょうか?


名前こそ5シリーズですが、ベースは現行7シリーズなのです。
プラットフォームを共有しており、ホイールベースはピタリと一致の3070mm、全幅も同じ1900mmで、回転半径も全く同じ5.5m。
車高は1565mm! 1570mm制限の機械式駐車場をギリギリクリアするのは、日本市場を狙ってのことですかね…

パッと見SUVっぽくも見える背高系のハッチなんで、四駆なのかと思ったら、xDriveも用意されるものの、FRが基本のようですね☆
ま、ベースが7シリーズなので当然と言えば当然ですけどね (^^
7だと思うと、なんとなくリアも似ている感じがする…

パワートレインもエンジン形式で見ると、7シリーズと同一です。
直6はチューンが若干違いますが、V8はチューンを含めて同一です。

データで見ると、こんな感じです↓

◆535i GT
 ◇306ps/40.8kg-m / 2050kg / 0-60: 6.1秒, MAX: 250km/h
 ◇JP: 12.2km/L / EU: 14.45km/L / US hwy: 12.75km/L, city: 8.5km/L

◆550i GT
 ◇450ps/66.3kg-m / 2190kg / 0-60: 4.8秒, MAX: 250km/h
 ◇JP: 9.6km/L / EU: 12.75km/L / US hwy: 10.20km/L, city: 6.80km/L

◆740i
 ◇320ps/45.9kg-m / 1950kg / 0-60: 5.5秒, MAX: 250km/h
 ◇JP: 12.1km/L / EU: 14.88km/L / US hwy: 11.90km/L, city: 8.08km/L

◆750i
 ◇450ps/66.3kg-m / 2060kg / 0-60: 4.6秒, MAX: 250km/h
 ◇JP: 9.3km/L / EU: 13.60km/L / US hwy: 10.63km/L, city: 7.23km/L

直6、V8ともにツインターボ加給で、良く働く8段オートマです。
加速にこそ、車重と投射面積の差が出ていますが、燃費は検討していると言えます。CD値は分からなかったですが、このリアが緩やかに落ちたふぐっぽいデザインは、空力いいんですかね…

特に感心したのは、550i GTです☆
これだけのサイズの車重2.2トン近い物体を0-100キロ5秒フラットで加速させ、高速では120巡航でおそらくリッター10走ります。

なんかグランツーリスモって感じしてきましたね!
そんなクルマが2年待たずして、約半値で買えるのです!! しかも、ベースは格上の7^^
人気とはコワイものです…


最近のBMWの場合、インテリアのデザインがどのクラスでも似ているので、同じ感じのトリムを選ぶとあまりどのクラスって感覚がないですが、サイズ感からすると、7に近いかと感じます。また、セダンよりも少し車高が高いので、結構広々な感じがします。


この手のニッチモデルの良さの1つは、型落ちになっても、型落ちに見えないことが上げられます。人気車種の場合、数走ってるんで、知らない人が見ても、新しいんだが古いんだか見当つきそうですが、グランツーリスモの場合は、次が出ても「なんか大きい珍しいBMW」のままでいられるんじゃないかと思います。

薦められて買うようなクルマじゃないですが、長く乗れるBMWをお探しの方には、オススメ物件じゃないでしょうか?

帆世的には、積極的に欲しいとは思わないけど、高速移動多いし、この選択肢アリかも☆って思えてきました!
メジャーブランドながら、まず同じクルマとすれ違わないってあたりがいいじゃないですか^^
Posted at 2012/11/29 22:00:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中古車 | クルマ
2012年11月25日 イイね!

中古車の醍醐味 その②

第2回目は帆世も元オーナーであるC215 CL600です。
形式215376、5.5L V12 BiTurbo 限定です!

どうも日本では、パーソナルクーペやラグジュアリークーペばダメですね…
中途半端と捉えられるんですかね…

そんな中でもCLは健闘しているほうだとは思いますが…

オークション相場を見ると、評価4.5点の5万キロ以下の個体に100万円台で乗り出せそうな勢いの安さです…
新車価格は1630万なので、10年経たずして1/10以下 (>.<)
実勢価格はも少し安かったかもしれませんが、この相場には少し寂しさを感じます…

CLクラス、それ以前のSクラスクーペの頃から、メルセデスの通常ラインアップのフラッグシップでした。
そして、メルセデスがブランドだなぁ、と思うのは、いつの時代もこのモデルをフラッグシップとして、きちんと作ってきたことです☆

国産某メーカーのように、数が出ないからと言って、開発費を抑えてフラッグシップを格下モデルの化粧違いにするような手抜きは一度たりともしていない!

むしろ、CLクラス / Sクラスクーペは新技術を投入した意欲作であり続けています!
最も実際のところは、リコールのリスクの高い新技術は数の出ないモデルに載せたいというのが本音でしょうが…
ま、この話は置いておきましょう^^


この215 CL600後期の最大の魅力は500馬力 / 81.6kg-mを発揮するエンジンにあります!
215前期モノの600は、V12ながら気筒休止システムを搭載するなど、どちらかというと環境・燃費方向を向いていました。220/215自体が140の反省を受けて環境指向だったので、この部分は致し方ないとしても、問題は信頼性にありました。
ハッキリ言ってハズレのエンジンです! 
片バンク死んでCL300?になることもあるようなので、前期モノはオススメしません!
前期モノに平和に乗られている方は、強運の持ち主と感じます!

メルセデスはLセグメントと言えど、環境指向に向うと考えていたのでしょう…
しかし、読みが早すぎたというか、時代は少し違う方向に向っていました。パワーです!!
出遅れたメルセデスは、新開発のV12をツインターボ化し、500馬力の大台に乗せてきた!
一気にベンツをトップに踊りださせたのです!!
なんか意地を感じますし、こういうところがなんとも好きです^^


車重は2トンを越えてますが、500馬力 / 81.6kg-mなので速いです!
0-100キロ加速4.8秒。ただ踏むだけで、顔色1つ変えずに突進していくので、不気味さを感じる速さです☆
Super V8のところにも書きましたが、あまりに冷静なまま速いので、凄みを感じるのです!
220キロくらいから少し重さを感じましたが、リミッター外せば300キロに届きそうな勢いでした^^

速さについては、この時代にある程度確立されたと感じます。
現行モデルは、517馬力 / 84.6kg-mで、0-100キロ加速は4.6秒。最高速はリミッター250キロ。体感上は大きな差は感じないでしょうし、環境指向に向う今、今後のモデルが600馬力、700馬力とパワー路線を進み続けるとも思えません。

ABCエアサスも満足な出来です☆
ほとんどロールせず安定性も良かったし、自分のはブラバス19インチ履いて車高落としてましたが、路面からのあたりも上手く吸収していました。
この乗り心地も、空間移動系の乗り味に一役買っています。

そして、ブレーキのコントロール性が素晴らしく高く正確です。
効きという意味では、フロントの重さを感じなくはないですが、ペダルの踏み加減に忠実に止まります。カイエンや100のブレンボも素晴らしい性能ですが、コントロール性はCLのほうが上だったかもしれません。


スポーツカーではないですが、何事もなくかなりのレベルの走りができてしまいます^^
それでいて、全体的な操作系のタッチがやさしいというか、まろやかで、エンジンもクリーミーに感じます。
味付けはまぎれもなくメルセデスです☆


S600の2ドア版という見方もあるようですが、実際に乗ると結構違います!
S600ロングはなんとなく間延びした感じがしますが、CLは一体感を感じます☆
人馬一体というのとは違いますが、少なくともクルマに乗せられてる感じではなかったです。
ステアリングもちょうど良く正確でクルマを運転してる感覚がちゃんとあります☆


燃費は正直期待できません。
このクルマでは、高速長距離はほとんど走らなかったので、高速燃費がどこまで伸びるか不明ですが、都内を走るとリッター3キロ台からなかなか抜け出せなかったです… 踏んじゃいますしね…

データ的には↓の感じです。

◇欧州複合モード : 8.08km/L
◇US hwy : 7.23km/L / US city : 5.10km/L
◇JP 10・15 : 5.4km/L


正直なところ、メルセデスは故障が少ないとは言いがたい部分がありますし、燃費も燃費なので、維持費はかかるかもしれません。
ちなみに、帆世号で起きたトラブルはリアウィンドウのレギュレーターモーター故障、ボンネットのバネパーツのはずれ、ナビ画面が消えるなど。
もっとも、この純正ナビは期待しないほうがいいですが…


運転してるとキング感があるというか、なんか自分が強くなったような気分になるクルマですし、V12はセルモーターが独特の音するので、エンジンかけるたびにV12買ったんだぁって満足感が味わえます!

満足度が非常に高いクルマであることは間違いないと思います(*^^*)


写真は帆世号を委託販売していたときのものです。
印象の良かったお店なので、加工せずに載せておきます☆

Posted at 2012/11/25 23:14:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中古車 | クルマ

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「Turbo RS委託販売中です http://cvw.jp/b/1275714/46940475/
何シテル?   05/07 13:58
車好きにとって、車遍歴とは「自分の一台」を探す旅路ではないでしょうか? そんな一台に巡り合えた方は幸せだと思います。 自分のページでは、そんな旅の途中で起き...
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