
またまたかなりご無沙汰してしまいました。
みん友の皆さん、お元気ですか? もう3月、だんだんと春の匂いがしてきましたね。
峠に行けないこの季節は、試乗巡りやらカートやらでカーライフを楽しんでいます。
早いものでRCZが我が家にやってきてから3年が経ち、本日車検を受ける為、ディーラーにRCZを預けてきました。
今回はRCZが来てからのこの3年間を、自分なりにインプレッション等も含めて振り返ってみたいと思います(今日は長文になりそうかな)。また、クルマ自体の性能というハード的な要素に加えて、プジョー(フランス車)から感じたソフト的な要素も書けたらと思います。
前車の997カレラSカブリオレはとても素晴らしいクルマでした。自分の目標であり、ゴールのようなクルマでした。やっとたどり着いて手に入れた時は、そりゃもう、超感激&感動したものです。周りのみんなも“スゲー、スゲー、おめでとう。”と言ってくれました。 ただ、憧れの彼女は付き合ってみると、自分の価値観に対し、毎回デートの度に違和感を覚えるパートナーでした。誤解の無いように言いますが、もちろんコレはボク個人的なものですね。決してカレラが悪いわけではないんです。 端的に言えば、どうも自分にはしっくりこない…そんな感じでしょうか?
自分にまたしっくりくるクルマに乗りた~い!と思い始め、乗換えを考え始めたわけです。
その後、色々とディーラーで試乗などを繰り返し、最終候補に挙がったのは、素のエリーゼとボクスター、Z34ロードスター、メガーヌRS、そしてRCZでした。ずっと趣味車はオープンに乗っていたので、オープンで、絶対にMT(!)、基本的に後輪駆動のみという条件で探し始めました。しかし、メガーヌRSとRCZだけは、信頼しているクルマ好きの友人の強い勧めもあり、試乗までならしてみようかなと、軽い気持ち&興味で乗ってみたんです。 その結果、自分が今までにクルマに対して持っていた概念が吹っ飛ばされたんです。
特にRCZは、“何コレ… ?!? ターボは付いてるけど、1.6Lのくせに、こんなにパワー感があって、FF車のくせに、こんなに上質なハンドリングあるわけ? で、楽しすぎない?”と… (ボク個人の心にぶっ刺さるものがあったわけです)。
街中を低速で走っても愉しいし、踏めばトルクもりもり、とにかくハンドル切ることが気持ちイイ。 997カレラSが、“誰もが羨む無敵な高級スーツ”だとすれば、RCZは“デザイン・コンシャスでタイトだけど着心地の良いカジュアルなジャケット”のような感覚。毎日着るならこちらのほうが自分に合ってるなと感じました。オープンでないところを少し悩みましたが、今でも惚れ惚れするようなスタイリングが、ボクを購入へ決断させたわけです。 周りの人間で、カレラSからRCZなんて、クルマの格が下がるのに本気?みたいなことを言った人が、何人かいましたが、クルマの“格”って何なんでしょうね? そんな目に見えないものに縛られて、その時に好きなクルマに乗れないなんて… 別に欲しければ、フェラーリから軽スポーツに乗換えたっていいですよね~ 楽しいクルマはブランドや値段で決まるわけじゃないですし!
前置きが長くなってしまいましたが、この3年間で最初の印象と今のRCZに感じることにギャップが生まれたか、ということですが、幸運にもそれはありませんでした。
特に最初に感じたハンドリングと足の良さは、今も大満足しています。
自分にとって、RCZが水を得た魚のように生き生きと、ビビッドに輝くのは、低中速コーナーの続くワインディングのようなステージで走らせた時です。 それほどシャープなハンドリングでもないし、サスもけっこうストロークを出すのですが、とにかく気持ちイイんです。 これが、俗に言う“猫足”かと言えば、そうではないと個人的には思います。どこかの言葉を借りてくるとすれば、“人車一体”のような感覚です。 けっしてライトウエイトではないですが、ひらりひらりと峠を舞う、ワインディング・ダンサーなんです。 加えて、ブレーキもハード・ドライビングでも信頼できるパフォーマンスがあり、安心してアクセルペダルを踏んでいけます。 そんなハードドライビングもできて、、19インチのシューズを履いているにも関わらず、スポーツカーとしては乗り心地も良いんです。特に箱根へ向かう東名高速での乗り心地などは、我が家のファミリーカーであるミニのクロスオーバーをはるかに凌ぎます。
以前、筑波サーキットの2000を走る機会がありましたが、サンデードライバーとしてサーキットでも充分愉しめるクルマだったことも付け加えて置きます。 また、楽しさだけではなく、パフォーマンスもなかなか高いレベルだったことも良い発見でした。 筑波では一緒にランエボ、RX8、ケイマンなどとも走りましたが、他のドライバーの方々もRCZのポテンシャルに驚いていました。 その時のグループでは、私のRCZは2番目に速いラップタイムが出ていたので、私自身もビックリしたんです(笑)… もちろん、絶対的な速さは、他のスーパーなスポーツカーには敵いませんが、パワーを使い切って人車一体で走る気持ち良さはRCZも負けてはいないと思います! で、帰りの常磐道では癒される乗り心地で帰って来れるんですよ。 褒めすぎですかね? でも、本当なんです。
RCZって外装のデザインやそれを構成する部品以外は、ほとんど308などのパーツを流用して作られているのですが、それをあまり感じさせないクルマです。料理で言えば、どこにでもある食材で、食通でもうなる“旨いフレンチ”を作ってしまったという感じでしょうか? プジョーにいるシェフの腕がイイんでしょうね。シトロエンやルノーにも同じようなものを感じます。フランスの自動車文化&技術って凄いなぁと純粋に思い知らされた3年間です。高い料理が旨いのは当たり前ですよね。でも、フランス車はとてもリーズナブルな価格で、数字や言葉では表せない満足感を提供してくれると感じます。
また期待していた(笑)ラテン系輸入車のマイナートラブル等も一切なく、この3年間を過ごすことができました。 ホントに余計に掛かったお金も時間も無かったんです。これも良いサプライズでした。 いつもお世話になっているディーラーも信頼できるし(こちらは地域によって異なるのかな・・)、これもRCZ(プジョー)に愛着を感じる一つの要素にもなってる感じがします。なので、去年はクルマの買い替えを検討していた知人・友人にプジョーのクルマを薦めたところ、一人は5008を、もう一人はRCZ-Rを購入したんです。そうしたら年末にディーラーの方々が、RCZのオイル&フィルター無料交換券というものを手作りされて、それを2枚も僕にプレゼントしてくれました。友人・知人も、ディーラーも、そしてボクもハッピーになるなんて、嬉しいことです。
書きたいことはもっとあるんですが、長くなるのでこの辺りで。 で、これからどうするか?
一生RCZを乗り続ける!!!
なんて、ことは言えないボクですが、とにかく魅力に魅了された3年間でした。
実際はまたオープンスポーツに乗りたい!と思っている自分もいて、悩ましい限りです。
(特にもうすぐ新型ロードスターも出ますしね! エリーゼやボクスターの存在も忘れられないです(笑)…)
RCZをキープしたままオープンを増車?なんて妄想をしてしまう今日この頃ですが、クルマよりも、これから子供たちの教育費などお金が掛かるイベント盛りだくさんですから、しばらくは妄想を楽しむことにします。
でも、増車候補本命のホンダS660ならイケるかも… お金貯めないとなぁ。
それでは今宵はこの辺で、では皆さんごきげんよう!
あっ、ハート君、君もいたね・・・笑
Posted at 2015/03/08 00:39:38 | |
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