KUNIKUNIのブログ一覧

中学生の時のある夕方、友人と家の前でしゃべっていたら、
あきらかに暴走族（ヤンキー）と思われる二人乗りのバイクが
１台こっちに向かって走ってきました。

KUNIKUNIと友人はカラまれないように
（お願いだから話かけるなよ）と
願いながらソッポを向いていると
願いかなわず、バイクがゆっくり近づいてきて
（ここから関西弁）

ヤンキーA：「おい、お前ら！」

KUNIKUNI：　「何？」
　　　　　　（うぁ、声かけられた（泣））

ヤンキーB：「俺らな、連れの家に遊びに行ったんやけど、
　　　　　　（関西では「連れ」は友人の意味）
　　　　　　帰り道がわからんようになったんや。」

ヤンキーA：「ここから国道までの道のりを教えてーや？」

友人、KUNIKUNI：「この道をこう曲がって・・・・こう行ったら、国道に出るで」

と丁寧に教えてあげました。まぁ、その間「この暴走族の名前知ってるか？」
とか「きれいな、ねえちゃん紹介してーやー」とか「道がわからんから、
このバイクのケツに乗って教えーや」とか言われましたが。

そうこう話していると

ヤンキーB：「わかったわ、ほなお礼やないけど、これやるわ！」

と黄色い棒に黄色い旗がきれいに巻かれた物を手渡されました。

ヤンキーA:「ヤンキーにカラまれたらこの旗を見せや。
　　　　　　この旗は関西では、どの暴走族が見てもビビる旗やしな。」

KUNIKUNI：（こんなん持ってたら逆にカラまれるからいやや）
　　　　　「えぇ・・・そんなんいらんわ・・・（青ざめ）」

ヤンキーB「ええから、やる言うてるやろ！！（キレ気味）」

友人：「・・・わかった、あっ、ありがとう（半泣き）」

とヤンキーは去って行きました。
ヤンキーが去った後

友人：「どっ、どんな旗か見てみようや（ビビりながら小声）」

KUNIKUNI：「そうやな、とりあえず見てみよう（青ざめながら）」

・・・　ドキドキ　・・・

バッと広げてみると
黄色い旗の真ん中に手を上げた子供が二人描かれていて、
小学生なんかが横断歩道で使う
「横断歩道の旗」
でした。

友人とKUNIKUNIは大ウケ！！

確かに、これを持って横断していたら、いくら暴走族でも
止まってしまう最強の旗かもしれません。
そういえば、最近はこの旗を見かけることはないですね。