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イトケン(G)のブログ一覧

2025年11月15日 イイね!

テスラ・モデル3

テスラ・モデル3 テスラである。モデル3ロングレンジである。今更ながら、テスラに触れるのは初体験であり、それは驚きの連続であった。

 まず鍵がない。クルマ側に起動スイッチもない。アプリをインストールしたスマホで近づくとクルマが起動し、乗り込めばすぐに走り出せる。メーター類もアイパッドのようなモニターがセンターにどーんとあるだけ。速度はそのモニターのす隅っこに数字で表示されるのみ。物理スイッチはほとんどなく、グローブボックスを開けることですら音声で操作する。

 走りだせば電気自動車特有の図太いトルクで、グイグイ走る。その走りは過激すぎて、力がありすぎる。エンジンはないので、グイグイ走っていてもほぼ無音。ボディは巨大なのだが、フロントの見切りがよいので、巨大なスクリーンを眺めて楽しむ遊園地のアトラクションのような解放感。そして小回りが利かない。

 ほとんどの操作に物理デバイスが介在しないので、自動車に乗っている感覚が希薄になる。性能の良いボディスーツに身を包んだような気持ち。アイアンマンになったかのような気持ちになる。(アイアンマンになったことはないのだが)

 何もかもが今まで接してきた自動車とはまるで違うので頭が混乱するが、こいつを所有すると生活は変わるだろうなぁという気がした。そして二度とエンジン付きの自動車には戻れないだろうなぁとも思う。自動車につきものの、例えばガソリンを入れるとか、エンジンオイルを交換するとか、基本的な手続きすら必要がないのだ。こんな楽な世界を知ってしまったら、もう戻れない。

 そして、僕にはテスラはまだ早いな。僕はまだ、自動車にまつわる様々な煩わしさとともに、凡庸な暮らしをしていたいと思う。ガソリンのにおいやエンジンの音や振動を感じながら移動したいと思うし、頭の片隅でエンジンオイルの交換時期や、燃料消費量や、給油のタイミングなどを常に考えながら生活したいと思うのである。寒くなったらクラッチの調子が悪くなったな、困ったな、とか。

 そう、MINIのクラッチが調子悪いのです。
 修理見積を依頼したら40万円と言われたのです。

 ちくしょーどうしようかな。直そうかな。このまま騙し騙し乗ろうかな。もう乗り換えようかな。えーんー煩わしいよぉ。やっぱり煩わしいのは嫌だよぉ。
Posted at 2025/11/15 17:27:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2025年09月15日 イイね!

N-ONE:e

N-ONE:e 話題のホンダN-ONE:eを試乗しました。これ、めちゃくちゃイイクルマです。まず、とにかく静か。走っても曲がっても止まっても静か。そして、電気自動車の加速はなめらかで力強くて気持ちいい。重量があるからか、ステアリングフィールも乗り心地もなめらかで、重厚感がある。走りの質感だけで見れば、超重量級の高級車も凌駕するんじゃないかと思う。

 例えば、うちには日産ノートがある。電気だけで走る点では同じである。加速は同じくなめらかで力強くて気持ちいい。ただ、電力を作るためのエンジンの音と振動が走りの質感を損ねているのだということに、N-ONE:eに乗って、改めて気が付く。静かであるってことは、こんなにも「正義」なのか。

 思えば、すべての高級車は「静か」を目指しているのだ。エンジン音やロードノイズや風切り音を、いかに乗員から遠ざけるかを目指し、それが実現すればするほどそれは「高級感」として評価される。すべての高級車が目指していることを、こんな小さな車が、いとも簡単に高次元で実現してしまっていることに驚愕する。

 僕は電気自動車初体験なので他の電気自動車のことは知らんのだけれど、きっと日産リーフも、サクラも、テスラもBYDもこぞって良いんだろうなぁ。いやぁ、電気自動車すげぇわ恐れ入りました。

 走りの楽しさや、質感以外にも、電気自動車にはたくさん良いところがある。
 ・エンジンオイルを交換しなくてもいい
 ・ランニングコストが安い
 ・いざというとき巨大モバイルバッテリーになる
 日常、普段使いするならもうこれで十分。というか最適なのだと思う。いや、もう正直買ってもいいかなとすら思う。

 ただ、旅行や趣味で長距離を移動することを想定すると、少しハードルが高い。充電のためのインフラがまだまだ不足している。見知らぬ土地で、タイミングよく充電できるかどうかの不安は常に感じるであろうし、充電に要する時間はガソリン給油よりも長い。

 だから、長距離用は別の車があり、買い物や通勤などの普段使いは電気自動車というカーライフが理想的なのだと思う。となると、このN-ONE:eは高い。補助金つぎ込んでも、300万円くらいはかかりそう(最上級グレード)。となると、普段使いは、普通の軽自動車でいいや、となる。でも、この走りの質感をこの価格で買えるというのも、とても魅力的であるし。と、意味のないグルグル思考が脳内をめぐっています。

 と、ここで普通のN-ONEの最新情報。
 近くマイナーチェンジします。カラーバリエーションが変更され、少なくなります。エアコンのプラズマクラスターがなくなります(現在は標準装備)。メーターはアナログメーターが廃止され、すべて液晶パネルになります。そして、グリルなどの意匠が少し変更されます。RSは引き続きMTが選べます。
Posted at 2025/09/15 21:51:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2025年05月02日 イイね!

マツダ3 2.0s

マツダ3 2.0s(写真と記事とは関係ありません)
 マツダ3を運転する機会があった。デビュー当時に1.5Lのものには乗ったことがあったが今回は2.0のガソリン。そして年式は2024のもの。マツダは年次改正を施すので、クルマは新しければ新しいほどリファインされていると理解している。今回乗ったマツダ3の2.0ガソリンは滅茶苦茶よかった。

 どの速度域でもビシッと安定した挙動。ズッシリと重量感と安定感のあるステアリングフィール。低速域からモリモリとトルクが出るエンジン。静粛性も高く、ロードノイズはほとんど入ってこない。そして、乗り心地もよい。

 マツダ3ってこんなに良かったっけ。
 記憶をリサーチしてみるが、これよりよいクルマ(走行性能についてのみの評価)は心当たりがない。良いクルマはたくさんあるけれど、例えば低速でギクシャクしたり、ハイスピード時のレスポンスが悪かったり、ステアリングの応答性がダルだったり、ボディ剛性に難を感じたり、ロードノイズが気になったりと、どこかしかに「気になるポイント」というものは多かれ少なかれある。マツダ3にはそれが全くない。

 加えて、スタイリングが滅茶苦茶かっこいい。内装なんか高級感ありまくりで、今売られているクルマの中で、一番カッコいいんじゃないのとすら思う。(過去にさかのぼると内装が一番カッコいいのは日産のフィガロ)

 壁のようなCピラーのせいで後方視界が絶望的に悪いとか、燃費があまりよくないとか、付随する事項については残念ポイントがあるのだが、走行性能については、これが最高のクルマだと思う。

 マツダ3に乗った後でスイフトに乗ると「足の動きが雑すぎて乗り心地が悪い」と感じるし、MINI・R56は「なんだかボロっちいな」と感じてしまう。これは知ってはいけない世界だったかもしれないなと思う。

 というのも、僕はこれからジムニーシエラを再び買おうとしているのですよね。
 多分、購入経費はさほど差がないであろう、マツダ3とジムニーシエラ。ジムニーシエラが勝っているのは、外見のカッコよさと、悪路走破性だけだもんね。シエラは乗り心地も燃費も悪いし、あちこちから変な音も発生するし、いろいろと不便だし。しかも悪路走破性が求められる場所なんか、僕の生活圏の中にはないもんね。

 マツダ3を買ったほうが絶対に幸せになれる。間違いない。

 それなのに、それでもジムニーシエラを欲しがっている僕は馬鹿なのか?
Posted at 2025/05/02 14:05:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2024年12月11日 イイね!

プジョー208 アリュール

プジョー208 アリュール プジョー208アリュールに代車で乗っています。このクルマ、デザインはもともと好きだったのですが、近くで見るとさらいにイイ。なめらかでふくよかなボディライン。最近はエッジを利かせたプレスラインがトレンドであるが、僕はなめらかな曲線が好きです。もちろん、走りもよいのです。

 まず、走り出した瞬間のステアリング剛性の高さに「ドイツ車か」と思う。どの速度域でもしっかりと地面を鷲掴みにしている感覚。そして、切った時の応答性もよい。気持ちが良いステアリングフィールなのです。

 乗り心地もまぁまぁ良い。「ドイツ車的」ではあるが、ボディ剛性はさほど高くなく、タイヤと足回りとボディの三位一体で「もっちり」とした乗り味を構成している。ハイウエイ速度領域でも「もっちり」感と前述の「鷲掴み」感と相まって、メチャクチャ安定している。が、その安定感は「ガチンという感じのドイツ車」とは違う。もっちり安定している。

 ただ、足回りはトーションビームのようで、脚で処理できずにボディ全体がゆすぶられる場面も多い。このジオメトリで、リアにマルチリンクを採用してくれていたらなぁと少し恨めしく思う。

 パワートレインも秀逸です。3気筒の音や振動は停車時や低速時には耳につくけれど、音質はチューニングされていて軽自動車のような安っぽさはない。低速からトルクが出て、どの速度域でもスッと加速する。

 面白いのはエコ、ノーマル、スポーツと3段階に切り替えられる運転モード。僕の鈍い感性では、それぞれの違いはあまり分からなかったものの、スポーツにするとスピーカーからエンジン音っぽい音が流れてきて気分が高まる。(高速域だと他のノイズに消されて聞こえなくなる)

 電気自動車へと時代がシフトしつつある中で、ピュアなガソリン車が楽しめることがありがたいなぁと思う。日本車だと同じモデルにピュアガソリン車とハイブリッド車が用意されていて、ガソリン車=手抜きの廉価版、みたいな位置づけになっているけれど、僕たちホントはガソリン車が好きだよね。僕たちが好きだったのは、こういうクルマだったよね、と思い出させてくれる。

 ただ「小排気量+ターボ、そして3気筒」という創意工夫が凝らされたパワートレインは、大豆ミートで作られたハンバーグみたい。もちろん美味しいし、ヘルシーでもあるんだけど。でも、僕は油ギトギトのカルビを炭火で焼いて食べるのが好き。

 電気自動車は、食べ物に例えると何だろ。白はんぺんかな。
Posted at 2024/12/11 10:43:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2024年10月29日 イイね!

ホンダ・N-ONEプレミアム

ホンダ・N-ONEプレミアム いやぁ、このクルマ良かった。
 ホンダの軽自動車にはあまり良いイメージがなく。食わず嫌いであまり試してこなかったのだが、これはよかった。とても良かった。

 乗り味だけで言えば、ちょっと硬すぎる感のあるスイフトや、安普請感を感じるノートよりも良かった。ボディのガッチリ感と、ステアリングフィールのどっしり感。そして、路面の凹凸に対する足回りのいなし方がかなり上質で、2ランクぐらい上の乗り味なのである。そして、騒音対策も丁寧にされているようで、エンジンノイズやロードノイズがしっかりフィルタリングされている。

 内装の質感もとても高い。写真では、デザインが秀逸だと思えなかったんですよね。「雑然としていて下手くそで古臭いインパネ周りだなぁ」と思っていたのだが、乗ってみると全然印象が違う。目に映る部分のマテリアルも上質に見える(実際は安い部材も多用している)。内装が天井までブラックで統一されていることも併せて、とても居心地が良く、ちょうどよい閉所感がある。

 パワートレインはNAエンジンとCVTの組み合わせで、パワー感はないが街乗りの普段使いならば必要充分。音処理がきちんとされていることもあり、軽薄な軽自動車のエンジン音はほとんど耳に入ってこないため、非力であってもそれが苦にならないのである。運転支援も優秀で、クルーズコントロールを入れてしまえば流れに身を任せる楽ちん運転ができる。

 不満は、強い加速をしたい時にはエンジンのレスポンスが悪いことぐらい。日常のコミューターとしては最高の乗り物ではないかと思う。

 ただし、それは街乗り限定の話ね。

 高速に乗ると印象は一変する。80km/hを超えると、揺れる揺れる。めちゃくちゃ揺れる。運転していてもクルマ酔いになるくらい。ホイールベース、トレッド幅が短い軽自動車としては、この揺れは仕方がないのかな。いや、そんなことはないはず。そして煩い。助手席との会話にも声を張り上げないといかん。約1時間高速を流れに乗って走るだけで体の疲労感が半端なく、グッタリ。

 n-ONEで走り回った後にR56・MINIに乗ると、マルチリンクのなめらかさがとても心地よくて、加速もスムースで「あー、やっぱりMINI良いなぁ」と思う。

 ただ、色々手を加えてコンディションを保っているMINIではあるが、もう13歳。一号機の様に、突然、大事な部分が致命的に壊れるかもしれないという恐怖感とは隣り合わせであり、次のコミューターの目星は付けておきたく、検索モードに入りました。

 N-ONEは有力候補ですが、高速がしんどいのはかなりのマイナスポイント。他に、カローラセダン(MTの中古)、スイフトスポーツ(もうすぐ出るであろう新型)、ジムニーシエラ(またかよ!)、ハスラー、マツダ2(MT)あたりを考え中。
Posted at 2024/10/29 10:12:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記

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「テスラ・モデル3 http://cvw.jp/b/129992/48766813/
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