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イトケン(G)のブログ一覧

2015年09月05日 イイね!

フォルクスワーゲン、新型パサート・コンフォートライン

フォルクスワーゲン、新型パサート・コンフォートライン フォルクスワーゲン・パサート・コンフォートライン。デザインがいいんだこれ。写真で見るより、実物のほうが断然イイっす。全体のフォルム、各部のディティール、プレスライン。ため息が出るほど綺麗。こういう綺麗なクルマを、日本のメーカーも作ってくれたらいいのに。

 ただ、走りについてはどんなクルマだったか、思い出すのに一苦労するほど、何の特徴も個性もなかった。良いクルマであることは間違いないんだけど、とにかく無味無臭。

 静かだし、しっかり加速するし、シフトショックもないし、安定しているし、ステアリングは滑らかだしちゃんと曲がる。そして、信号待ちのたびに、自動でパーキングブレーキをかけてくれたりして、まるでシルバー福祉用具のように労わってくれたりもする。でも、まったく味気ないんだなぁ。何かが不足しているわけではないんだけど、全然楽しくないんだなぁ。

 楽しいクルマに乗ると、心が充足されるでしょ。楽しさの種類はいろいろある。加速がすごいとか、ハンドリングが気持ちいいとか、内装がかわいくて居心地がいいとか。あと、なんかよくわからんけど、楽しいとか。何か一つでも、そういう心に響く部分があれば、クルマとの距離はぐんと近くなるし、満足感を得られる。パサートには、それがない。品のいいビジネスホテルみたいなよそよそしさだ。

 あ、あと、やっぱりアクセルペダルがペンダント式ってのが残念。ふみ心地がスカスカで、プレミアムクラスを標榜するクルマとしては何とも萎える。レーダー搭載のクルーズコントロールで足への負担は軽減できますから、と言いたいのだろうけれど、違うと思うんだよねぇ。デバイスはあくまで補助。基本部分をしっかり作ることを前提にすべき。

 フォルクスワーゲンにも、ちょっと前までは、「ドイツ車らしい味」がしっかりとあった。ゴリッと手ごたえのあるステアリングフィールや、伴うゆるぎない剛性感と安定感。ざらざらとしたエンジンフィールと低回転で湧いてくるトルク感。ショックを伴うものの、メカニカルで頼もしいギアのフィーリングなどなど。

 例えるなら、それは肉の風味と歯ごたえを感じる粗びきのソーセージ。それが今や、絹ごし豆腐の滑らかさと癖のなさだ。

 でもそれでいいんだと思います。クルマに楽しさや味を求めるのは、ごく一部の人間であって、多くの人は、なるべく体への負担が少なく、静かで、簡単で楽ちんなことを求めるんだろうから、パサートは多くの人にとって優れたクルマだと思います。

 ところで、なぜ嫌いなフォルクスワーゲンの店に行ったかといえば、お目当てはポロGTiのMTだねぇ。それについては、また後日。
Posted at 2015/09/05 16:45:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2015年06月26日 イイね!

丸目コペン

丸目コペン 丸目コペン君。先代コペンを心から愛していたオレは、新生丸目コペンの登場を心待ちにしていたのです。そして矢も楯もたまらず乗ってきました。

 コペン君、良いクルマです。まず、ボディ剛性がすごい。先代はお世辞にもボディがしっかりしているとは言えなかった。でも、今度のコペンはオープンにしていてもクローズドでも、がっちりガッシリ。軽自動車というカテゴリーを超越したしっかり感。この土台があるからステアリングフィールは、ドスッと安定していて、ドスッと曲がる。素晴らしいハンドリング。デブで不細工な現行MINI(F56)よりも、気持ちいいんだから。

 またエンジン音が太くて存在感がある。夜中の住宅地を走るのに気が引けるぐらいの図太いエキゾースト。音も現行MINI(F56)より断然イイ。もちろん力もあって、スルスル軽快に走る。走りに一切の過不足なし。

 コクピットの居心地がいいんだな。クローズ時は、薄いウィンドウから外界を覗く秘密基地のような閉所感。そして、オープン時の解放感。

 オープンカーって、見た目からイメージするほど、開放的じゃないクルマが多いんすよ。運転中は前を向いているので、視界はフロントウィンドウの中なのです。つまり、クローズドでもオープンでも、見える景色は一緒。だから、屋根が開くからと言って、すべてのオープンカーで解放感を得られるわけではないのです。

 でも、新型コペン君は、フロントキャノピーが低くて角度も立っていたり、着座位置が低すぎないことも効いて、屋根がないときには、外の景色も視界に入ってくる。解放感で言えばニュービートルのカブリオレとか、MINIのコンバチの方がはるかに上だけど、コペンの場合はスポーツカーとしての閉所感と、オープンカーとしての解放感のバランスが絶妙。風と共に走っている感覚で、超気持ちがいい。

 見た目もいい。デザインがバランスとれていて、パネル面の質感もすごくいい。ずっと眺めていたくなる美しさがある。今買える日本車の中で、一番キレイだと思う。

 とても良いクルマなんだけど、二つ注文を付けたいです。一つがペダルレイアウト。センターに寄っているペダル配置が気持ち悪い。気持ちよく走ることだけが目的のクルマなので、ここはしっかり作りこんで欲しい。願わくばオルガンペダルを求めたいけれど、そこまでの贅沢は言いませんので。

 もう一つは、内装のデザインと質感。デザインはコストの問題ではなく、「センス」の問題。センスが悪すぎる。デザイン、パネル構成、アルミ調パネルの使い方等、隅から隅まで残念すぎる。先代のコペンは内装デザインも秀逸だったのに。ミラココアとか、良いデザインできているんだから、コペンもちゃんとしてほしい。てっとり早くミラココアの内装の移植でもいいよ。

 んで、価格が20万円位は高くなってもいいから、プレミアム感の出る材質をふんだんに使ってほしい。本革とかウッドパネルとか。R50、R56のMINIぐらいの質感のある内装を与えたほうがいいんですよ。コペンは、価格の安い高いで、選ばれるクルマではないんだから、とことんまで商品力を上げたほうがいい。

 みんカラの皆さんには「自分で、DIYして、インテリアいじればいいじゃん。」って言われそうだけど。

 イヤよ、そんな面倒なこと。スペシャリティカーって、クールに涼しい顔して乗る乗り物よ。汗水たらして日曜大工を施すこと自体が似合わないのよ。その辺りを解決してくれたら、世界一楽しいオープンカーになること間違いなし。

 頑張れコペン。
Posted at 2015/06/26 10:27:09 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2015年01月21日 イイね!

MINI・5ドア・COOPER(F55)

MINI・5ドア・COOPER(F55) 最初に言っておきますが、オレ、このクルマ嫌いです。なぜ不格好な5ドアのMINIを作らないといけないのか。5ドアが必要なら、わざわざMINIに乗らなくてもいいんじゃないのか。もう、見た目がエイプリルフールのネタじゃないかと思う。



 でも、乗って走らせたら良かった。チクショー、イイじゃねぇかこのクルマ。

 3ドアハッチのF56よりイイ。

 3ドアハッチ(F56)は、先代MINI(R56)と比べて、クルマの挙動がぼんやりした感があったのよ。トレッド幅の拡大の方がホイルベースの拡大よりも大きく、ホイルベース・トレッド比が変わったためだろうか、良く言えば「ゆったり、上質」、率直に言えば「もっさり、どんより」した感じ。サイズ以上にクルマが大きくなったような印象を受けた。

 5ドアはもっとでっかいクルマになっているわけだから、もっとぼんやりしたクルマになっていると思いきや、ハンドリングもボディの挙動もスゲーいい。素直でシャキッとしているのに、角が取れてしっとりした乗り味。ホイルベース・トレッド比と重量とサスペンションの減衰比が、絶妙にマッチしているのだろうね。

 文字どおりの「上質な乗り味」だ、チクショー。

 ドアが多いのにボディ剛性も上がっているような気がする。

 ふと見ると、ドアにサッシュ(窓枠)が付いている。窓は風景を切り取る額縁です。なんか、この窓のからの方が、街がドラマチックに見える。

 エンジンのフィーリングもイイ。低い回転域から太いトルクが湧き出して、モリモリ走る。エンジン音は相変わらずポコポコと、上品ではない音を発しているが、これだけ走りがイイと、この音も「味」だと思えてくるから不思議。

 走りは、イイ。すごくイイ。オレのMINI(R56)よりイイ。

 チクショー。

 オレは認めないぞ、こんな変な格好のクルマ。

 センターメーター風の丸い大きなリングも嫌い。丸くするならメーターにしろ。メーターにしないなら普通のデザインにしろ。

 もう一度言っておきますが、オレ、このクルマ嫌いですから。
Posted at 2015/01/21 00:17:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2015年01月12日 イイね!

マツダ・アテンザワゴンXD(MU後)

マツダ・アテンザワゴンXD(MU後) マイナーチェンジを果たしたアテンザワゴンXDを試しました。今回のマイナーで見るべきところは三つある。

 一つ目がデザインの変更。内外装ともにデザインの刷新が図られている。デザインは好みの問題なので論ずるのは割愛しますが、内装については少し触れておきます。前期モデルは、目前にドーンとインパネがそそり立っていて圧迫感があった。内装デザインの変更で見晴らしがよくなって、まるで、ワンサイズ、クルマが小さくなったかのように、運転しやすくなりましたよ。

 二つ目が、エンジンのフィーリング。前期モデルは、ディーゼル特有の「トラックっぽい音」が、遠くの方で鳴っていたのだけれど、これが影を薄めた。踏めばガソリンエンジンとは違う音が「ガー」と鳴るが、「トラック臭さ」はない。力のあるエンジンがしっかりと仕事をしていることが感じられて、大変好ましい。回転が上がっていない領域では、全く持って静か。男っぽさと上品さが共存してるエンジンフィールとなりました。

 三つ目が、足回りのセッティングの変更だ。前期モデルは、どっしりと重厚感のあるハンドリングで、高級感はあるものの、ドライバビリティは求められないクルマだった。今回のマイナーチェンジのアナウンスでは、乗り心地を良くするための変更を施したとのことだったので、ハンドリングはさらに鈍くなっているものと覚悟していたのだが、逆にシャキシャキと、レスポンス良くハンドリングが切れるようになった。

 総じて、アテンザ、良いクルマになりました。これなら買ってもいい。

 ただ。

 それでも、デミオの方がイイ。

 アテンザを試した後に、もう一度デミオも試したのだが、走りに関するすべてが、デミオのほうが格段によいのよね。エンジンの音は、デミオの方が静かで上品。トルクの乗りや加速フィールも、ハンドリングの気持ち良さも、デミオの方が上。シートのフィッティングや、ペダル配置、乗り心地すらデミオの方がいいように思える。

 デミオ、すげークルマです。今、クルマを買うならデミオですよ。

 デミオがアテンザにアドバンテージを許す点はただ一つ。荷物がアテンザほどは載らないということ。でもそれは、スズキ・エブリイ(マツダ・スクラムでも可)を追加すればOK。デミオとエブリイを二台買ったとしても、アテンザのXDを一台買うより安いんだから。

 アテンザのインプレのはずが、結局、デミオ推しのテキストになってしまった。
Posted at 2015/01/12 13:29:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2015年01月07日 イイね!

ユーノス・ロードスター (再掲)

ユーノス・ロードスター (再掲) 新型マツダ・ロードスター(ND型)の記事を書いていて、元祖ユーノス・ロードスターを回顧したくなり、過去の記事を引っ張り出してみました。ユーノス・ロードスターの初期の頃の排気量が1.6Lのモデルの試乗記で、2012年に書いたものです。

□□ ここから □□
 ちょっと前の話だけれど、廃車寸前のロードスターが我が家に二週間ほどホームステイしていた。年式は不明だが、おそらくデビュー間もない時期の車両だろうと思う。仮に1990年式だとしたら、実に22年前の車だ。

 この車が全盛期だった時代、オレは大学生で、ユーノス・ロードスターはとてもじゃないが手の出るクルマではなかった。仮にお金があったとしても、2シーターの普通車なんてのは、道具としての使い道もなく、音楽やアウトドアなど趣味にもクルマを使うオレの選択肢には入らなかったと思う。

 しかし、カッコいいなぁとは思っていたのです。当時の感覚でも、レトロと現代デザインとが融合した独特の存在感を醸していたが、今見ても、同じ印象を受ける。全く古さを感じさせない。日本の自動車史の中でも、ナンバーワンのデザインじゃないかと思う。

 20余年の時を経て、ユーノス・ロードスターに乗るのは、今回が初めてである。まぁ、相当に古い車だし、それ相応以上に、塗装は痛んでいるし、内装もボロボロに壊れているし、何も期待せずに乗ったんです。

 でも、まぁビックリした。メチャメチャいい車じゃないですか。

 まずエンジンのレスポンスとトルク感が素晴らしい。アイドリングの回転数からでもアクセルを少し開けてやれば、トルクがモリモリ出てきてぐんぐん加速する。アクセルの開度に対する反応も良くて、意のままに緩急が付けられる。回転のフィーリングは、ガサガサした感覚もあるのだが、吹けが良いので、それも味の一つになっている。

 これは、車重が軽いのが一番効いているんだろうな。

 あと、ボディ剛性。オープンボディだし、めちゃくちゃ古いんで、ボディはゆるゆるになっているだろうと思っていたのだが、これが、しゃんとしている。 足も硬めで動きが雑な感じはするのだが、ヘタっている感じはない。当時のスポーツカーって、みんなこういう味付けだった。

 なので、ハンドリングもとても気持ちが良いのだ。MINIのようなゴーカートフィーリングとはまた違うのだが、ヒラリヒラリと曲がっていく感じ。急なカーブで、オーバースピードで飛び込んでも、ボディと足がしっかり受け止めてくれて、クイクイと曲がっていく。



 これ、イイ車だなぁ。欲しいなぁ。

 車屋のおじちゃんには「タダであげるよ。全塗装して20万円でどう?」と言われ、本気で悩んだ。

 しかし、この車、古いだけに色々と問題もある。まず、なんだか暑いんだね。試乗した時は冬の寒い時だったのにもかかわらず、幌を閉めた状態で走っていると、室内がサウナのように暑くなってくる。おまけにエアコンが効かない。外に雨が降っていると、窓という窓が激しく曇って、もう何も見えなくなる。

 内装も本当にボロボロで、コンソールパネルをガムテープで張り付けてあるのだが、そのガムテープが干からびて、硬くなって、汚らしくなっているし、車が揺れると、パネルが落っこちてくる。

 走りは文句なしなのだが、快適さという点であまりに問題アリなんで、泣く泣くあきらめた。後日、その店に行ったら、ナンバー外されて野ざらしになっていた。

□□ ここまで □□
 今でもあの時のドライブフィールをリアルに思い出します。2週間、毎日のように、走り回っていました。幌を閉めると蒸し風呂になるし、窓が曇るという理由もあって乗るときはフルオープンでしたが、幌を開けてのナイトドライブはたまらないものがありました。あの時買っておけばよかったかな。
Posted at 2015/01/07 11:13:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記

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