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2013年11月15日 イイね!

日本のファンこそを大事にすべきではないのか

日本のファンこそを大事にすべきではないのか 久々に欲しいと思えるスバル車が出そうだ。今年3月のニューヨークオートショーでお目見えしたWRXコンセプト。

 次期インプレッサかとも目されていたが、これ、レガシィだったのですね。本日のプレス発表で、11月20日から始まるロサンゼルスモーターショーで、次期レガシィとなる、「レガシィコンセプト」を発表するとのこと。

 実は、オレ、WRXコンセプトがレガシィだってのは、知っていました。


WRXコンセプト


 ですが、ワールドプレミアをロサンゼルスでやるとは思いませんでした。奇しくも同日本国日本(どうじつ、ほんごくニッポン)で東京モーターショーが始まるというのに、なぜロスなんでしょうか。

 いや、分かってますよ、国内戦略モデルのレヴォーグは東京で、世界戦略モデルはロスでっていう、マーケット戦略を示すために、東京とロスで分けたんでしょ。

 でも、それは仁義に欠ける行為だと思うんですよねぇ。

 富士重工は日本の自動車史を造った偉大なメーカーです。スバルというメーカーがなければ日本のモータリゼーションは、きっと20年は遅れていた。スバル360が、庶民が自動車を所有することを可能にし、国民の暮らしを変え、経済を変え、そして、日本の自動車産業のけん引役となったのだ。日本のモータリゼーションはスバル360から始まったのです。

 だから、オレ達はスバルには敬意を払っているし期待をしている。もちろん、世界のマーケットで活躍することも含めて、だ。

 しかし、そんなスバルを支えてきたのは、日本のユーザーではなかったか。メーカーの努力とユーザーの熱意の両輪で、スバルブランドの今日が築かれているのだ。

 そして、レガシィはスバルにとってだけでなく、日本の自動車史においても、シンボリックな存在である。それがロスでワールドプレミアだということが、とてもさみしい。

 祖国のファンに対する仁義だけは失ってはならないと思うのだよ。ジャパンブランドであるならば、祖国日本のファンにこそ最初のプレミアを行うべきだと思うのだよ。自国の民を大事にするブランドであることが、実はワールドマーケットで信頼されていくことにもつながっていくのだ。

 ここんところ、日本以外の場所でワールドプレミアをする日本メーカーも多いが、オレは認めないぞ。そんなクルマは買ってやらん。べーっだ。
Posted at 2013/11/15 16:38:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月07日 イイね!

引き際を見極められるか

引き際を見極められるか オレの爺さんは3年前に92歳で死んだが、オレに似てクルマ好きだった。いや、オレが爺さんに似たというべきか。

 爺さんが免許を取ったのは40代の頃だったとのこと。そして、昭和40年代のマイカーブームの時代に、ダイハツ・ハイゼットトラックを買った。写真も残っていないので型式は不明だが、おそらくS36系のハイゼットだ。

 納車されたその日、あまりにうれしくて野山を駆け巡り、河川敷の砂利でトレイル走行をしているときに、エンジンが焼けてしまったという武勇伝が残っている。360ccのZMエンジンは空冷二気筒、2ストロークエンジンだった。甲高いエンジン音と白煙を上げながら、走るのはさぞかし楽しかったろう。

 オレが子どもの頃には、同じく2気筒2ストのS40系のハイゼットトラックに乗り換えていた。このクルマは、オレにとって思い出深い。

 田植えや稲刈り、果樹の収穫など、農繁期の農作業は一家総出で行う。農機具をハイゼットに積み込む間、暖機運転をするのだが、2ストなので白煙が濛々と立ちこめ、庭が白くかすんでいく。オレ達子どもは、縁側に腰掛けて白い排気ガスを吸いながら、準備が整うのを待つ。2ストロークの白煙はエンジンオイルが焼けることによって発生する。この排気ガスが、独特の甘くてイイ匂いがしたのだよ。

 S40には15年ほど乗っていたか。爺さんは浮気をすることなく、次もハイゼットを買う。「ハイゼット・まゆげ」とし呼ばれて親しまれているS60系ハイゼットだ。排気量は550CCに拡大され、4ストローク化され白煙は出なくなった。そして、このクルマが爺さんの〆のクルマ(人生で最後に乗るクルマ)になった。

 乗っていたクルマは常に軽トラックだったが、爺さんはクルマを愛していた。農作業に使っているとは思えないほど、いつもキレイに磨かれていたし、荷台やラックなどには、木の板などでこしらえた収納ボックスやガード板が装備されていた。4速マニュアルを小気味よく操作してクルマを操るさまはとても楽しそうで、幼心ながらに、早く運転したいと憧れたものだ。

 しかし、この大好きなクルマを、爺さんは70歳の時にあっさりとやめてしまった。

 きっかけは、事故だった。見通しの良い幹線道路で、路地から出てきた爺さんのハイゼットの助手席に、バイクが突っ込んだ。ライダーは足の骨を折る重傷だったが、幸い命には別状はなかった。

 今、その事故現場に立って、爺さんの事故を思い起こしてみると、必ずしも爺さんだけが悪かったわけではないということがわかる。いや、むしろ悪くない。それでも「判断力と反射神経は確実に衰えた」と言って免許を返納し、クルマを降りた。70歳と言えば、まだまだ体も自由に動いて元気な年代だ。実に潔い身の引き方だった。

 いつ、クルマを降りるべきか。

 オレに、その見極めができるだろうか。そして「その時」に、オレは爺さんのように潔くクルマを降りることができるだろうか。
Posted at 2013/11/07 16:39:53 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記

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