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イトケン(G)のブログ一覧

2020年10月01日 イイね!

カングーへの道、後編

カングーへの道、後編 カングーが欲しいモードになったオレだが、すぐに買うつもりは毛頭なく。MINIの次の車検の2021年の12月くらいまでの間に、デモアップ(試乗車流れ)のいい中古車が出てきたら買おうかな、というおぼろげな気持ちだった。

 ところが、今年に入るとフルモデルチェンジに向けての生産調整が始まった。今年3月にマニュアルトランスミッション車の受注が終わり、5月には人気色だった白も受注中止になり、そして日本での新車販売も、国内在庫はないという状態になった。新車は、ディーラーが抑えていた在庫のみがわずかに流通するのみ。中古車は取引が激しくなって、じっくり好みの色やミッションを選ぶ余地はなくなってしまった。

 オレにはカングー2(現行カングー)との縁はなかったんだなと、その時はあきらめた。

 しかし、カングーのように遊べるクルマが欲しいという気持ちは、燃え上がったまま。折しもコロナ緊急事態宣言の真っただ中。社会生活のすべてが制限される中で、アウトドアへに出たいという思いがどんどん募る。野山に繰り出し、肉を焼いたりビールを楽しんだり、ロードバイクで走り回ったりしたい。

 そういう遊びは、もちろんエブリイでできる。けれど、世界観も走りの味も濃いカングーを知ってしまったら、そこへの憧憬を消すことはできなかったのよね。

 そんな気持ちがピークに達していたところに、カングー限定車の発売の情報が。色も一番欲しいと思っていたもので、マニュアル車もある。オレは後先考えずに、オレはその場で、とりあえずカングーを買うことを決めてしまった。その後の経緯は、もうすでに報告済みでしたね。結果、当選して無事買うことができました。

 さて、カングーのキーは、鍵穴に差し込んで回すタイプの旧来のもの。ドアロック用のリモコンボタンが付いている。ところが、このボタンが使えないんですね。なんでも、使っている周波数が日本では無線と混線するらしく、内部の回線を殺した状態で納車される。その代わりに、キーホルダーのような形状の、この不細工なリモコンが付いてきて、ロックの開け閉めにはこれを使う。

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 こいつの電波感度が悪く、アンサーバック(ハザード点滅)も動作しないらしい。不評すぎるアイテムなのである。そこで、もともとのカギに内蔵されている回線を復活させるDIYがあり、オレも納車早々それを実行する予定で、必要な金具を買った。

 リモコンキーを普通に使えるようにするだけで、この煩わしさ。こういう事も、今まで買ったクルマではなかった。ただね、ちょっとね、楽しい。ダメな男に入れ込んでいく女性の気持ちがちょっとわかる気がする。

 って、だ、ダメよ。こういうことを許したら。ユーザーが甘やかすから、メーカが努力しなくなっちゃうのよ。次期カングーは、リモコンボタンはちゃんと使えるようにしなさいっ。

 ~え、あ、いや、時代はスマートキーだよ。
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Posted at 2020/10/01 12:36:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年09月30日 イイね!

カングーへの道、前編

カングーへの道、前編 カングーがディーラーに届いたとのことで、写真が送られてきた。「おー、いいなぁ、カッコいいなぁ。」と思う自分に驚く。

 少し前まで、カングーに、試乗する気にすらならなかったのよね。まず「見た目」が好きじゃなかったのよ。ボンネットの高さ、鼻先の長さ、窓の大きさ、キャビン部分の大きさ、いずれもバランスが取れていないと思う。(今でもそう思っている)。加えて、バンパー、ヘッドライト、リアクオーターウインドウなどの各パーツデザインも野暮ったい。特に無塗装バンパーの処理が、不格好で嫌いだった。

 が。

 今は、そのすべてが好きだ。身もだえるほど好きだ。バランスが取れていないと思う部分が、逆にチャーミングポイントのように思えてくる。カングーのデザインが自分の感性に染みてしまうと、他のクルマへの興味が、限りなく薄まってしまう。例えるなら新しい言語を覚えて、日本語を忘れてしまったような感じ。全く違う世界に入り込んでしまったようなトリップ感だ。

 インスタグラムで眺めてみると、カングーは「カングーのある暮らし」の写真が多い。例えばMINIは、カッコいいMINIのみの写真ばかりで、人の気配はほとんどない。カングーは、その写真の中に、人の姿があり、暮らしがあり、その価値観が明確に写りこんでいる。カングーワールドの主役は人であり、カングーは道具である。その生々しさがたまらなくいいなぁと思う。

 最初の転機は、3年ほど前にさかのぼる。

 仕事の別部局のスタッフのデスクを訪ねたときに、カングーのミニカーが飾ってあるのを見つけた。当然、クルマ好きの話のとっかかりとして、カングーの話題になる。あれこれ聞いていくうちに、使い勝手、故障、メンテナンス費用等、オレがカングーを拒絶していたネガティブ部分が次々と氷解していった。そして、ネットで検索すると、カングーで楽しんでいる人たちの暮らしっぷりが出るわ出るわ。うわー、楽しそうだな。キャンプ、ロードバイク、スノーボード、音楽、日曜大工、オレのライフスタイルにもピッタリじゃねぇかと、その世界観に魅了されてしまった。

 それでも、試乗に行こうかとはなかなか思えなかったのには、ほかにもいろいろ理由がある。一つが、走りがつまらなさそうってこと。あの巨大なボディに非力なエンジン。単純な構造の足回り。走りが楽しそうな要素なんてカケラもない。あと、故障がおおいという風評もあって。

 あと、カングーでできることはエブリイでもできるし、すでにやっている。オレには、マルチパーパスなエブリイ君がいて、カングーを買っても暮らしは変わらないだろうと思い、なかなか、試乗しに行くまでのモチベーションは持てずにいた。

 それでも、カングーへの好奇心は心の中でふつふつと火種のようにくすぶり続けており、ある日、その火種がポッと大きくなった瞬間があり、すぐにディーラーに電話して、試乗に行った。それが、昨年の12月のこと。

 その時の試乗記

 カングーは試乗したら、もうアカンね。独特の世界観のある走りに、一瞬で魅了されてしまい、一気に「カングーが欲しい」モードが全開になった。よし、次はカングーだと。

・・・つづく
Posted at 2020/09/30 21:39:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年09月17日 イイね!

エブリイ・クルール(カラフル)

エブリイ・クルール(カラフル) カングーの出自は、フランスの貨物用商用車である。郵便局の集配車にもなっていて、今回、ラ・ポストという郵便車カラーの限定車も出た。貨物車だから、積載能力はすごいと思うじゃないですか。たしかに、積載性は優れているんだけれどもね。でもね、えっと、あのね。

 カングーはエブリイに及ばない、という衝撃の事実が判明した。
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 荷室の幅、奥行き、どこをどう切り取ってもエブリイの方がでかいのである。荷室の幅は20cm。後部座席を倒して出現するフラットスペースの荷室長は30cmもの差がある。荷室で寝転んだ場合、カングーの方が窮屈なのだ。当然後部座席を起こした場合の荷室容量も、エブリイの方が圧倒的に大きい。

 今までエブリイに積載していたキャンプ道具のうち、たとえば、エブリイの荷室の幅にぴったり収まっていたテーブルセットとか、タープとか、たぶんカングーには載らない。量的にも今までの荷物はカングーには載りきらないかもしれない。キャンプ道具の見直しをしなければならない可能性が出てきた。

 カングーがダメなんじゃない。エブリイがすごすぎるんだ。道具としてはエブリイが最強です。

 キャンプベースとしての能力はエブリイが圧倒的だとしても、そこへの道中の快適さや楽しさはカングーが圧倒的(の、はず)。何より、キャンプサイトのおしゃれ具合が、カングーの方がいいじゃんね。だから、いいのだ。キャンプ道具を買い替えてでも、カングーでキャンプをするのです。

 ロードバイク遠征の時も、エブリイの中で自転車と一緒に車中泊をしていたのだけれど、カングーだと狭くなるかな。けど、いいのだ。片道450kmのしまなみ海道への遠征の時は、道中の運転がめっちゃつらかったんだもの。カングーなら、鼻歌交じりで楽々だよ(たぶん)。

 話は変わって。
 カングーはビジネスユースが前提のクルマなので、30台以上まとめてオーダーをすると、好きな色に塗れるというシステムがあるのです。日本のインポーターはこれを使って、いろんな色の限定車を売り出しているのです。今回オレが買ったカングーも、それ。

 これ、日本のメーカーにも、ぜひやって欲しい。どこかの県のスズキ自販限定で、水色とかオレンジ色のエブリイを出してくれたら、全国から引く手あまたの大ヒットになると思う。つか、それ、オレがやってもいい。オレが同元になってオーダーをまとめて、スズキ自動車に発注する。販売は全国のディーラーから行うようにして、オレはコンサル業務だけやる。コンサル料は要らないから。カラフルなエブリイを小ロットずつでも作れる仕組みを作ってください、おじいさん。おねがい、おじいさん。

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Posted at 2020/09/17 12:52:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2020年09月15日 イイね!

カングー抽選、当選しました

カングー抽選、当選しました 無事、当選し、購入できることになりました。

 いやぁ、ドキドキした。

 クルマ買うのに、こんなにドキドキしたことは過去にない。相当高い倍率だったようで、全国的には涙をのんだ方もいると思うと、心は複雑です。と言うのも、昨日の時点で当確通知が来ていた人がいて、オレは「これは、ダメっぽいなぁ」と覚悟を決め、かなり落胆をしたから。落選した方の気持ちも痛いほどわかる。

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 ディーラーの担当者も、かなり冷や汗をかいたとのこと。おそらく、いろいろと努力もしていただいたと思う。ともかく感謝です。
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Posted at 2020/09/15 17:37:07 | コメント(7) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年09月14日 イイね!

カングーを欲しがる理由

カングーを欲しがる理由 昨日までの4日間で、ルノー・カングーの限定車の申し込みが行われた。販売予定台数をはるかに超過した申し込みが殺到し、かなりの競争率での抽選になったみたい。色とトランスミッションによっては10倍にもなったって。

 カングーはフルモデルチェンジを控え、カタログモデルの生産はすでに終わっている。限定モデルしか購入チャンスがないということもあるんだけど、製造を終えた末期のクルマをこれだけたくさんの人が欲しがるって、普通じゃないわよね。しかも、まもなく登場する新型は、カッコよいのよ。おまけに、シトロエンやプジョーからはカングーのライバルとなる新型車の発売が始まるってのに。

 ここにきて古臭いカングーの人気が高まっているのには、コロナ禍での閉塞感があると思う。今までとは違うライフスタイルを求められ、人と会うことや、遠くに出かけることをなるべく控えなければならない生活。経済的にも収入が減ってしまった。ふと自分の生活とカーライフを見つめなおした結果、欲しいと思うクルマが変わったという人が多いのではないか。というか、オレはそうだから。それがすなわち、MINIを手放した理由でもある。

 例えば。
 メルセデスのEクラスがフェイスリフトされ、テレビCMがバンバン流されている。どこかの滑走路を疾走する姿に、「カッコいいな、走りもいいんだろうな、コクピットも心地よいんだろうな」と惹かれるのだが、自分の生活に置き換えてみると、どうせ走るのはごちゃごちゃとした街中だし、職場や、コンビニや、スーパーに行くだけだし。たまに飛ばせるとしても滑走路じゃねぇし。高級車ってのが、自分の生活にマッチしないんだよなって思っちゃう。

 オレにとって高級車は閉塞感から解放してくれるアイテムではないのよね。MINIを手放したのも、そう感じたからってのもある。(MINIは一般的には高級車じゃないけど、オレ的には充分高級車だった。)

 誰にも会わなくてすむ山の中や川辺に行って、コーヒーを沸かして飲むだけでいい。キャンプ場で焚火をするだけでいい。そう言う時間の方が、今のオレらにはよほど価値があり、解放感を得られる。そして、それを叶えてくれそうなクルマに惹かれる。カングーはまさにそのど真ん中なのです。発売から13年も経過していて、古臭くて完全に時代遅れだけれど、そこが道具として使い倒すのにちょうどいいと感じるのである。

 オレと同じように感じた人が、きっと沢山いたんじゃないかな。
 オレはグレーのMT車に応募したのだが、これもかなりの倍率になっていて買える可能性はかなり低い。どうか、当たってくれないかなと、祈る気持ちなのだが、クルマを買うのにこんな気持ちになるのは初めての事。だって、クルマなんて、基本的には金さえ出せば買えるんだもの。今回のカングーは運がなきゃ買えないって。

 それにほら、オレ、もう先にクルマ売っちゃったんだから。その心意気と言うか、覚悟を評価してくれないかなぁ。ねぇねぇってばぁ、カミサマぁ。

Posted at 2020/09/14 12:35:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | カングー | 日記

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