きとよのブログ一覧

リジピン取り付け後の慣らしのために峠をうおさおする今日この頃。

コーナー抜ける度に思い起こされるのは始めてこの峠を駆ったリベルタビラです。

家の車だったあの子。
FF ながら軽くてマニュアルで。
ボディー剛性なんかかけらもないけど、重量800キロそこそこで元気に走った。
ギャーンと行くとギャラリーさんから、よく86レビンに間違われた(笑)
あの子でヒール&トーも覚えたし。足回りとかも勉強させていただきました。

そのあとはミドルもしくはヘビーウエイトばかりだったけど、ライトウエイトの良さを分かってたからこそ車の動かし方やいじり方を間違えなかった気がします。
それにボディーのポテンシャルが高い彼らに期待することも出来た。

もう一度基準車を用意した方がいいかなー。

先の東北旅行で感じたE38の不満を解消しようと、色々試している今日この頃です。

足回りに続いて、今度はブレーキです。
ブレーキ回りの不満は2つ。

①スポンジーで効き始めが良くわからないペダルタッチ
②停車直前及び動き出しの振動

E38のブレーキは効くことは効くのですが、ペダルタッチがとても悪いのです。
とっても変なタッチで、例えるならばレジ袋に８割くらい半端に空気を入れてそれを踏んだような。
グシュって感じ。
したがって踏み始めた時の踏みごたえが無く、いつ効き始めたのかが分かりづらい。
この点は嫁様も「本当に効いているのか不安で怖い」とのコメントです。

二つ目の不満は止まる直前もし、もしくは停車状態から動き出そうとブレーキを緩めた時にグググッとか、ブブブッと音を伴った振動が出ること。
滑らかに止まろうとコントロールするとさらにひどく音と振動が出ます。
また、低ダスト系のパットを装着するとさらにひどくなります。
これがとっても車の質感を損ねてしまうのです。
一応7シリーズはBMWの中ではトップモデルってことになっているわけで、発進停車の度に安っぽい音と振動は是非やめてもらいたい。
この振動、私の個体だけではなくかなりの高確率でE38やE32辺りに発生しているようです。

この2つの不満に関して原因を考えてみると次の２つが思い浮かびます。

①設計の古いABSユニットに起因するタッチの悪さ。
②キャリパー及び取り付け部の剛性不足に起因するタッチの悪さ及び振動。

①に関しては、最近の車しか触れたことのない方には分かりにくいと思いますが、昔のABS搭載車のペダルタッチは最悪だったのです。
ABSがオプションだったころの車は付車と無し車でペダルタッチが全くの別物。これはABS回路が加わることで油圧回路が長くなり、圧があちこちで吸収されてしまうために起こることでした。ABSメーカーの努力により最近はABSでタッチが悪くなるようなことは無くなりました。
妻のE46は私のE38とおなじate製ですが、一世代新しいABSがついておりタッチは良好です。

考察の②に関しては、E46とE38のブレーキキャリパー回りを比較した結果によります。
E38は当然E46に対して大型のブレーキキャリパーが搭載されております。
しかし、マウント部のゴムブッシュ及びスライドピンの寸法は全くの共通であります。
これは、ブレーキの容量差に対して支持剛性が足りないのではないかと。それによりE38はE46では発生しづらい振動が発生したり、ペダルタッチが悪かったりしているのではないかと。


以上の考察に対して対策を実施するのですが、ABSユニットをどうこうするのは無理なので。
結果②に対する対策として、深澤自動車製のキャリパーリジットマウントピンを導入することとなりました。

次は導入後を感想を書いてみたいと思います。