きとよのブログ一覧

先日ロアアームやボールジョイントを取り替えまして、フロントのアームやジョイント類はほぼ一新されました。
これによりだいぶ乗り心地や安定性はマシになりました。
でもね、決定的にあとひとさじ足りないのです。

ハンドリングもだいぶ改善はしましたがイマイチしっくりこない。
直進安定性も前よりはマシですが今ひとつ落ち着きがない。
多分タイヤの剛性のなさも影響しているとは思うのですが、やはり決定打はホイールのオフセットなのかと思うわけです。

w211の純正ホイールにはオフセットが+42、+38、+36と3種類があります。
私のw211はアバンギャルドリミテッドというグレードで一番張り出す+36です。

このグレード、モデル途中から追加されたようでいわば販促のために格好をつけたグレードのようです。
ホイールを張り出させてリムを8Jに広げてタイヤを引っ張り気味にして「ほら、カッチョコ良いでしょ！」的な。

標準グレードよりも6mm張り出しているわけですが、足回りに変更は見られず絶対にスクラブの変化は無視されていると思われます。

スクラブ変化っててきめんに効いてしまうんですよね。
5ミリのなんちゃってスペーサを入れただけで結構変わります。
ステアがニュートラルに戻ろうとする力が弱くなり直進性が悪くなる。
e38は純正オプションの18インチを入れておりますが、オフセットは標準の16インチと全く同じです。
したがってハンドリングに影響はなし。

わがw211もホイールを少し引っ込めようかと思う今日このごろです。

先日、点検でブーツ切れのスラストアームはディーラーさんにて交換して頂きました。
そのときもロアアームやボールジョイントは大丈夫か聞いてみたのですが「ブーツは切れてないので車検には問題なしです。安定性などの感覚に関してはオーナー次第なのでなんとも。ただ、ブッシュ等は細かなヒビが入っているけれど切れたりはしていないのでこちらから積極的に交換を進める状態ではない。」とのことでした。

私のw211は直進安定性がイマイチの状態です。また大きな段差を踏むとチャリっと音がすることがある。
悶々としているなら変えてしまえと自家整備で交換しました。



ボールジョイント交換はなかなか疲れました。
sstを買っておいたのですが圧入トルクが高く鉄パイプでレンチを延長して全力でした。
もしご自身で行う方がいる場合は腰などを痛めたり工具が急に外れて怪我をしないように注意する必要があります。


外したアームに付いていたブッシュは切れてはおりませんがヒビだらけげ硬化しまくり。
ボールジョイントはブーツ切れはありませんがユルユルガタガタ。
ころあいでした。

交換後は異音もなくなり段差の突き上げや振動も減り快適。
うねりでの左右チグハグな揺れやステアリングの曖昧さも改善。
また、高速道路の直進安定性もだいぶ良くなりました。

次回は後ろ足とアブソーバー、あとはもう少し剛性の高いタイヤですね。

燃料タンクに入れるタイプのカーボンクリーナー。
効果に関しては賛否両論あると思います。
私は1万5千キロごとに入れております。

e38のときもそうだったのですが入れないでいると徐々に燃費が悪化していく感じです。
入れてしばらくすると燃費が覿面に良くなります。
思うにすいすい走るのがデフォルトのヨーロッパ車には日本の道はノロノロすぎて汚れが付きやすいのかと。

知り合いのアウディA3も最近エンジンがブルっと失火するような時が時々有るというので、洗浄剤を入れてみましたが、入れてからは症状は無くなったとのことでした。

先日の定期点検で足回りのボールジョイントのブーツがヒビっておりますよとヤナセさんに言われておりました。
見積もりも出してもらったので作業をお願い致しました。
作業の間、代車で最新式のCクラスを貸していただいたのですがだいぶ難しい子でした。
まず乗り込むと巨大な液晶モニターがセンタークラスターに鎮座しております。
これだけでかいと老眼が発症しても安心安全なのですが体がでかいわたくしとしては巨大液晶をおさめるために巨大化したセンターコンソールが邪魔で巨大な足の格納先に苦労するわけです。

そして走り出すとめっちゃ足回りが柔らかい。プヨンプヨンとなかなか。
乗り心地を例えるならボディーが丈夫なクラウンコンフォート。
ゆったり走るにはこれはこれでありだとは思うのですが、ならばもう少しステアリングはダルにしてゆったりさせたほうが良いように思います。ステアリングはすごくピーキー。
なんかチグハグ。

電征ダンパが付いていて硬さを変えられます。
スポーツにするとダンピングがきいてポヨンポヨンは収まるのですが、プリングのレートは変わらないので結構ロールします。

w211と共通するのはロードノイズやエンジン音がうるさい点。
路面が良ければ良いのですが荒れ気味だとやかましい。
直４特有のノイズもそこそこ聞こえます。
メルセデスはあんまり静粛性にはこだわらないメーカーな気がします。
なんだか不思議な試乗体験でした。
生産年式が違うと言われればそのとおりなのですがタクシーや企業の送迎車に使われるアッパーミドルのw211の足が固めなのにオーナードライバー向けのcクラスがポヨンポヨンの乗り心地。
足は硬くてシューンと走れるのにステアがダルなw211。
ふわんフワンなのにステアが敏感な現行cクラス。

あと、なんだか室内のパネルの隙間に緑色の電飾が。
これが今流のおしゃれなんですかね。

私の感覚が古い車ばかり乗ってて感覚がおかしいのかもしれません。

先日、あるオジサンが乗用車のリアシートの乗り味を語っておられました。
彼曰く、ショーファー的な車種でもフロントの方が乗り味がいいメーカー、フロントもリアも差が少ないメーカー、リアの方が良いメーカーとあるとのことでした。

w211はショーファーではなく普通のオーナードライバー向けの実用車です。でも、彼はメルセデスはリアのほうが断然良いと言っておりまして。
そこで気になってしまって、知人に運転してもらってリアに乗ってみました。
座った感じの椅子の具合は太もものサポートが強めで、ややアップライトな感じです。好き嫌いあるかもしれませんが腰痛にはなりにくいかな。

足元はフロントを身長181センチの私のポジションにしても十分なスペースです。


肝心の乗り味は、確かにフロントシートよりよいかもしれません。
リアに乗るとよくわかるリアサスのどっしり感。
静粛性もフロントよりも良好です。
このことから言えることは、メルセデスは特に実用車種のフロントももう少し静粛性やどっしり感アップに頑張りましょうということですかね。