Blue Fieldのブログ一覧

昨夜は職場の方とナイターソフトボール。
こんばんわ、先ほど体中にエアーサロンパス降りましたblueです。これで加齢臭も打ち消したぜ！（爆
それにしてもほんと体が動かん。44歳まで現役のアニキはやっぱりスゴいと実感(^-^; ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ！

今回のツアーの最大の目玉！
広島県竹原市忠海町は瀬戸内海に浮かぶ島「大久野島」
沖合３ｋｍ、周囲４．３ｋｍの小さな島です。
1970年頃に小学校で飼育されていたうさぎが放たれ、野生化し繁殖し今では「うさぎの島」として有名な島。


しかし、日露戦争直前の明治30年頃は「芸予要塞」の一角として砲台が建設され、世界大恐慌の昭和4年頃には毒ガス工場「旧陸軍造兵廠火工廠忠海兵器製造所」が建設された島です。
毒ガス工場という秘匿性から「地図から消された島」とも呼ばれる島です。

毒ガス工場時代は約5000人の作業員が毒ガスの製造に従事しており、当然その作業工程で命を落とすものいたそうです。画像はその大久野島の地図。赤字が今回探索した遺構です。全部で25か所。ちょっとずつ紹介いたします。。


まずは島に着いた当日の夕方。
海水浴で嫁と娘が疲れた果てて休憩していたので、夕食までの1時間で息子と二人で散歩の名目で、いざ探索！
まずは01「三軒家毒ガス貯蔵庫跡」


休暇村のすぐ真裏にあり、一番手軽に見れる遺構です。


コンクリートの台座基礎の上に毒ガスの貯蔵タンクがあったんでしょうね。


海岸近くの構造物のため錆びた丸鋼がむき出しになっております。



休暇村職員の施設付近にも当時の擁壁が残っています。


次は島の西側の道路を北上し、テニスコートゾーンを目指します。
登山路の入り口付近にある02「野ざらし貯蔵タンク跡」


文字通りタンクの台座基礎が野ざらしのまま残っております



テニスコート脇をさらに北上すると03「日本庭園跡」に着きます。


毒ガス工場という非現実的な世界の中に日本様式があったというのは、なんだか滑稽です。ちなみに橋の跡のようなものもありましたが、枝葉が遮っており近づけませんでした・・。


そして、日本庭園のすぐ脇には04「毒ガス貯蔵庫跡」


写真では分かりにくいですが、両側に貯蔵庫としての壕が3基ずつあります。



中は他の貯蔵施設と同様に台座基礎コンがありました。


ここで、そこそこ歩いたので休暇村にUターンします
ちなみに。。息子は私が探索している間はず～っとこんな感じ(笑)


休暇村まで戻り、少し時間があったので、05「研究所跡」


毒ガス兵器の管理などを行っていた施設のようです。。


こんな「負の遺産」でも、今ではこんな風景に。。
「負の遺産」って、どうしても放置または撤去されてしまうけど、こんな風に気軽に近づけるスタイルも後世に伝える一つの形だと思います。


そして、最後に06「技能者養成所、検査工室跡」


同じく毒ガス兵器の書類管理などを行っていた施設のようです。


以上、初日の夕方探索でした。
次回は残りの遺構を一気に探索！！

PS
時代背景から反戦の歌として、放送まで禁止された曲