
えー、昔のカセットデッキ ケンウッド KXC-5500 イコライザー KGC-7400 アンプ KAC-5200 の修理をしましたので、記録しておきます。
先に清掃だけ済ませておきましたので、これよりバラして内部の様子や不良個所を改修していきたいと思います。
これを見て真似される場合は、自己責任にてお願いします。
m(_ _)m
今回の品物をよく確認してみますと、主にカセットデッキ側に問題がありそうなので、先ずはカセットデッキから診てみます。
症状は、テープが中に入ったままで出てこないし、もちろんテープの再生もNGです。
それと、EJECTボタンがグラついているのと、DOLBYのイルミが不点灯となっています。
カセットのメカASSY部分を取り外したいですが、パイオニアと違いかなり複雑になっていますぜよ!!。(汗・・・)
あーだ、こーだと捏ねくり回しながら、やっと取り外し完了です。
裏返してみますと、思ったほど汚れもなくて、おまけにキャプスタンベルトは健在でした・・・。
このベルトの取り回し方法から推測しますと、大口径のベルトが入っているようで、当方はそのような大きいサイズのベルトは持っていません・・・。
一応、張り具合を見てみましたが、当方のパンツのゴムと一緒で緩いようで取替する必要がありそうです。
パンツのゴムじゃしょうがない(仕方がない)ので、ここは手持ちの少し小径サイズを入れて様子見です。
続いてDOLBYボタン内のイルミ不点灯ですが、LEDの玉切れはあまり考えられないと思い、電圧チェックやハンダクラックがないか確認してみましたら、やはり端子のハンダクラックがありました。
もし球切れですと、これと同じ代替LEDがないので、非常に困るところでした。
ハンダクラックですので、ここは何とか修理完了です。
続いて、EJECTボタンの修理です。
写真のようにボタンが斜めになっており、押すには押せますが、押した後はやはりこの状態になります。
当方、神経が小さいのでこれ位のボタンの傾斜では夜も眠れません・・・。
(笑)
先ずは原因を突き止めてみましたら、何と爪が折れて斜めになっていましたですねー。
おまけに、あるはずのバネも無くなっていまして、行方不明です。
爪は硬い歯車用プラスティックとハンダ゛で熱処理でくっ付けました。
バネについては、手持ちの同等品を投入して復活です。
それでは、修理完了しましたので、動作させて最終確認です。
カセットテープの出し入れや再生も問題なく良好のようです。
また、アンプもイコライザーも不良個所はないようで、全てボタン類も動作良好でした。
最後に、30年程前の品物ですが、結構音質が良くてビックリです。
音質からして、あまりピンチローラーの劣化が進んでないように思った次第です。
これでまた1台、昭和のデッキに火が入りましたですねー・・・。
素晴らしい・・・。
Posted at 2019/01/20 07:09:13 | |
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