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世界初採用は棺桶ノーズとFFで有名な1937年のコード812。
この時代にこんな方式のライトをわざわざ採用した理由はなんでしょうね。
この車は相当な高級車だったはずなのでデザイン上の差別化だったんでしょう。
「ほら、ライト点けるとこうなるんだよ」
「きゃ〜面白いわね〜〜🎵」と言う会話が聞こえてきそうです。
当時(昭和12年)の事なのでヘッドライトの開閉は電動や空気圧のスイッチではなくダッシュボードの高級感のあるハンドルを回して操作したみたいです。
動力伝達はワイヤーやロッドかも?
トヨタ博物館の展示車ですが片側をアップ状態にしてあるのはうまい展示方法です。
国産車の初採用もご存知トヨタ2000GT
しかしこの車はいつ見ても世代を超えて美しいと感じるデザインです。
YouTubeに開閉動作がアップされてますが意外にゆっくりで優雅です。
開閉方式は下から上に持ち上がる90度式が多いと思いますが前後180度半回転するコルベットや後方から前方へ持ち上がる逆90度式のポルシェ928やちょっとだけ持ち上がるミウラがありました。
これは前後180度式のC2コルベット
下の画像は928で、新車発表時の開発者は「なぜこの方式にしたのか」との問いに「いつでも洗えるから」とドイツ人らしい屁理屈を述べていましたっけ。
928はヘッドライトを上げても下げてもウーパールーパーみたいです。
こちらはミウラ
こちらは初代ロータス エラン
開閉は普通の90度式ですが中高生時代の外人の英語の先生が乗っていて校内の駐車場に停まっていたのを同級生がライトカバーを持ち上げるとライトが点灯したそうです。
この先生は裕福でブガッティも持っていたとは成人してから知りました。
珍しいのはオペル1900GT(1968〜73年)で左右に180度回転する方式は唯一だと思います。
これも動画で視聴可能ですが回転するライトユニットが重いらしく揺り戻しがありますね。
新車の値段はトヨタ2000GTとほぼ同額で、今でもこの車を買った人にはトヨタにしなかった理由を聞いてみたいですね。
こんな本も発売されてます。
表紙を見るとピアッツァが入ってるのでピアッツァの原型車の写真もアップします。
ピアッツァはモーターショー出品車と生産車がほとんど同じで有名ですが実はこの車大好きなんです♫
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Posted at
2017/01/05 22:27:34