チャーチルが本当に言ったかどうか怪しいが、こんな名言が残ってます。
二十歳までに共産主義に傾倒しない人間は情熱が足りない。
二十歳過ぎて共産主義に傾倒してる人間は知能が足りない。
ヴェノナ作戦とは=1940年代に米国内のソ連スパイとモスクワ間の暗号電信文を傍聴し、天才的な技術者により暗号解読に成功。
その結果、米国内に数百人規模のソ連スパイネットワークの存在がある事が判明。
ルーズベルト政権や軍の中枢にまでソ連スパイが入り込み、情報がダダ漏れ状態。
しかも、ソ連の意向に沿った政策提言(影響力工作)も行なっていた。
そしてマンハッタン計画の原爆製造行程の情報もソ連に筒抜けになってたことが
ヴェノナ文書によって後に(1995年に公表)証明されてしまった。
また、ヴェノナ公開前、戦前にFBIによってスパイ容疑で起訴されたものの、
証拠不十分で釈放されたり、戦後のマッカーシズムによる「赤狩り」で嫌疑を掛けられた人間が、ヴェノナ文書によりほぼソ連スパイであった事が証明されてしまった。
大事なのは彼らソ連スパイが金のために情報を盗んだ訳では無くて、
共産主義国家ソ連と言う、自分の理想とする国のために一肌脱いだ!つもりになった?
1917年にロシア革命が起きて、レーニンのボリシェヴィキが政権を取り
1922年に人類史上初の共産主義国家が成立。
当時この快挙を世界中のマルクス主義を勉強した高学歴&進歩的文化人と言われる人間が羨ましく見てたはず。そして1929年の世界大恐慌が始まり、そう言った人たちは資本主義はもうダメだ!これからは共産国家を目指すべき!と考えたのは自然のなり行きだったのだろう?
今でこそ我々は、共産主義国家の悲惨な末路を見て来たので、共鳴する人は激減したけど、少数ながらしぶとく生き残ってる方々もいるのは御承知のとおり。
現在の日本共産党はレーニンが作った第3インターナショナル、いわゆるコミンテルンの日本支部として発足し、資金提供もソ連から行われていた。
つまり、戦前の日本にもソ連のスパイ網が張り巡らされていた事は間違いない!
有名なところでは、リヒャルト・ゾルゲや尾崎秀実が日本軍の南進情報を報告したことでソ連は安心して兵力をドイツとの西部戦線に集中できた。
近衛秀麿首相の側近だった尾崎や、海軍にも多くの共産主義者がいたのも事実!
そして中国国民党内のソ連スパイや米国内のスパイの影響力工作で日本が悪者にされてしまった。
蒋介石の奥さんだったか?が米国で「日本を叩くべき!」というプロパガンダを流し続け、本気にした米政府関係者が日本敵視政策を取り日本包囲網を作ってしまった。
日本側の度重なる和平交渉を無視し続け、最後にはソ連のスパイだった(ヴェノナで証明されてる)ハリー・デクスター・ホワイトが草案を書いたハルノートを突きつけ、日米が激突。
ソ連スパイの工作で米国は本当の敵を間違えちゃった・・
ではなんでソ連は日本と米を戦わせたかったか?というと それは「敗戦革命」
つまり日本の敗戦の混乱に乗じて共産主義国家を樹立しようとしてた。
もちろんそれは失敗に終わったけど、あと一歩で危なかった!
戦後の労働組合による大規模デモによる政府転覆、、労働組合にはたいてい共産主義者が紛れ込んでた。
残念ながら現在でも、その系譜は脈々と流れ続けてるのではないですか?
ただ、現在のスパイはソ連共産党から中国共産党に変わってるかもしれませんが。
国会でトンチンカンな質疑を繰り返して国会運営を妨害して国益を損なったりする政党は言わずもがな・・
官邸・省庁・国会議員・学会・財界・教育界・司法・マスメディア、あらゆるところにスパイが潜り込んでるはず!昨年も日本学術会議が露骨な中国寄り団体だってことがバレましたしね。いまだに日本が悪かったから戦争になったとか言ってるGHQの呪縛に囚われた人が多いのも事実だし。
日本版ヴェノナがあれば良いけど、たぶんあればあったでマスコミが握り潰すかもしれないしね?日本の場合、自浄作用がなかなか機能しないのかも?
例えば、ヴェノナが1995年に公開されてから、米国ではその解説本が多数出版されてるようです。しかし日本語訳で出版されたのはこの一冊のみ!
世界の近現代史を塗りかえる重要な本なのに??
たしかに少し難しい本だから、そんなに売れる本ではないんだが、、
これを大勢の人に知られたくない勢力がまだ日本に居るっていう証拠かもしれないし、ヴェノナをただの眉唾な陰謀論で片付ける人も多いのかも??
「歴史を客観的に見るためには少なくとも50年の経過が必要」・・と言ったのは誰か忘れましたが、つまり、歴史は勝者が作るのですぐに判断できないという事。
2020年の米大統領選での中共の工作活動を、ただの陰謀論だ!とバカにする保守系の方も多いけど、50年後にひょっとしてヴェノナみたく、中共の関与を示す証拠本が出てくるかもしれませんね!?
以上長々と失礼しました。
Posted at 2022/03/15 11:41:02 | |
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