2020年11月27日
昨日の続きです。
仕事から帰り、亡きばあちゃんがいるホールに向かいました。
遺族控室には親せきが集まっており、この昨今みんなマスク姿。
いつも自宅を訪ねてくれる方は顔が分かるけど、十数年ぶりとなる親せきは正直時代の流れが邪魔をして私が知っている本人とつながるまで相当時間が掛かった。
ばあちゃんは簡易的な祭壇の後ろの屏風の後ろに置かれた布団に安置され、顔には白い布。
布をあけてみると、朝に見た顔と何ら変わりはなく、ただ眠っているだけのようだ。
ちなみにおでこを触ってみたが冷たいだけ。当たり前だが正気はなく、「ただそこに存在している感じ」が正直な感想。
普通は涙ぐんだりするのだろうが、私は自分に都合よく考え、自然に泣かないようにしていたのかもしれない。
また顔に布をかけ、手を合わせた。
数時間したとき、名前を忘れたが、旅立つ人に化粧をする方が見え、メイクをしてくれた。
母曰く「化粧、厚くねぇが?」www
親族部屋は換気をしているものの、ストーブの熱と線香の煙がのどの調子を悪くする。マスクは必須です。
ここからがまた大変。
親族があつまる部屋にて母親と親せきが誰に案内を出すか、お膳はいくら位のものがいいか、引菓子はどれにしようか、当日の受付はだれがやるか、あれもこれも中途半端に話を出してくるもんだから決まるものも決まらない。
また、葬儀屋さんと造花店の区別がつかないし、遺影に使う写真は2枚あり、どちらにしようかと悩んでいた。結局は私が決めた。
そのあと、ポツポツと事が決まり、私は自宅へ帰ることにした。
その日の新聞のお悔やみ欄にはしっかりばあちゃんの名前が出ていた。
これって、新聞社から名前を載せてもいいですか?って電話が来るみたい。
実際、2社より電話があったようです。
翌日は、自宅から持ち込んだコーヒーメーカー(バリスタとドルチェグスト)2台を持ち込み、朝からコーヒーメーカーが大活躍。すぐ飲める適温で出てくるし、味の濃さも一定なので優れものです。
しかしみなさんコーヒーが好きだなぁ。
この日のスケジュールは午後2時から納棺。つまり棺桶に入れる予定です。
時間になり、布団の下にあるシート・保冷剤ごと、棺桶に入れます。
そのあと、箱の内側の回りを囲むように親族が花を入れて回ります。
最後には窓付きのフタが置かれます。
もちろん小窓以外のフタは開けようと思えば開けて良いそうですが、小窓以外は開ける理由もないと思います。
その日の晩は線香・ローソクの火を絶やさないようにオヤジとオヤジの兄弟がそこに泊まった。
その3へ続く...
Posted at 2020/11/28 00:33:39 | |
トラックバック(0) | 日記