
今見たらCarreraGTSの値段が公表されてました。
17,500,000 円。
高いですが、CarreraSのお買い得版です。
331 kW (450 PS) / 6,500 rpm
550 N・m / 2,150 - 5,000 rpm
このパワーアップエンジンは、またタービンの微妙なサイズアップ?それともブーストアップなだけ?、トルクの発生回転数が少し高回転側にシフトしています。
日本では、GTSはPDKのみです。
CarreraS PDK比で、165.9万円アップです。
マニュアル比だと、231万円アップです。
CarreraSマニュアルに以下のオプションを付けると、
PDK
スポーツエグゾーストシステム
スポーツクロノパッケージ
ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)
リアステアリング
スポーツシートプラス
GTスポーツステアリング
3,654,000円
18,844,000円
とGTSを超えます!
これらのオプションを付けたい人には、とてもお買い得です。
さらに、
ターボSホイール
GTSインテリアパッケージ
スポーツデザインパッケージ
パワーアップエンジン
が付いてくるの上、CarreraSにこのオプションは付けられないのです。
ただ、マニュアルに乗りたい人は日本ではGTSは選べないのと、パワーアップエンジン以外のオプションを付ける気がしない人には過剰なモデルです。
ちなみに、PCCBはローターが高いので維持費がかかるのと、ターボSホイールはセンターロックなのでタイヤ交換が普通には出来ないので、手間が掛かります。
それにしても、ホームページやカタログを見てもポルシェのオプションは難解です。
僕が最初意味が良く分からなかったけれども、今は意味が分かるようになった991.2のオプションを書いてみます。
・スポーツエキゾースト
991.2CarreraS標準車でも音量可変マフラーは付いてきますが、何が違うのか。
スポエギは、まずは見た目で、センター出しになる。
スポエギボタン作動でアイドリングから音量が増える。
標準可変マフラーは、スポーツボタンを押しても音量は不変で、作動条件は車両側に決められていて、その条件は良く分かりません。
997までのようにエンジン回転数で作動するのではないかと思われます。
それと、同じくバルブ作動させても増える音量が違うのだと思います。
・スポーツクロノ
スポエギとセットオプションではありません。
ダッシュボードにストップウォッチ付き時計が付いて、ステアリング右下にロータリースイッチが付きます。
スポーツやスポーツ+モードにすると、エンジンマウントが固くなり、ハイスロットルプログラム、バルブタイミング変更、PDKはシフトスピードアップ、ローンチスタートが追加、マニュアルはシンクロレブ機能が追加されます。
中央のボタンを押すと、時間制限内でオーバーブースト機能作動です。
追加オプションでスポエギを選ぶと、スポーツやスポーツ+で自動作動します。
ただ、標準でもスポーツモードスイッチで、ハイスロットルプログラム、バルブタイミング変更、サウンドシンポーザー?、PDKはシフトスピードアップが作動されます。
それが、スポーツクロノオプションで、それらが更にハイスロ、パワー向上バルタイ、シフトスピードアップになるのかは分かりません。
エンジンマウントは、標準車から更に固くなるのではなくて、標準車より柔らかい状態を作るためのものと推測します。
普通のクルマは物足りなくて、直管でないと面白く思わない僕でも、ノーマルマフラー+サウンドシンポーザーで走行中も結構音が聞こえるので、今のところ事足りてます。
・PASMスポーツシャシー
991.2から911はPASMが標準装備です。
PASMは、その名の通り、アクティブダンパーです。
バネは普通の金属バネなので、スポーツモードで変わるのはダンパーの減衰力のみです。
ただし、ノーマルとスポーツの2段階切り替えではなくて、柔らかめか固めのアクティブ減衰力制御です。
スポーツシャシーというのは、車高短バネ+大き目フロントスポイラー+リアウィングが標準より更に作動角度が上昇するようになるセットオプションです。
後付けコーディングで、リアウィング作動角度アップは出来るようですが。
・PDCC
簡単に言えば、アクティブ可変スタビライザーです。
スタビライザー取り付けのアクスル近くに伸縮するものが追加されて作動します。
・PTV
他社メーカーでもトルクベクトリングが採用されるようになってきています。
コーナー内側輪に軽くブレーキを掛けてくれる自動制御+LSDのセットオプションです。
マニュアル車は機械式LSD、PDK車は電子制御LSDなので、PDKの場合はPTV plusという名前になっています。
・リアステアリング
日産のHICASのようにリアのタイロッド根本が動く制御ではなくて、リアアッパーアームの1本に伸縮機構が左右それぞれ追加されます。
ということは、左右それぞれ作動量を変えることが出来ると考えられます。
・パワーステアリング・プラス
低速域でステアリングが軽くなるみたいです。
標準車でステアリングが重いと思ったことは一度もありませんが。
・助手席ISO FIX
ISO FIXの取り付け金具付きのチャイルドシートがワンタッチで取り付けられる受け手が、シート座面と背面の間に付きます。
それによって、シートバックを倒せる角度が制限されます。
ただし、受け手は取り外すことが出来て、それにより通常通り倒せるようになります。
それ以上に大事なことが全然書いてありませんが、助手席エアバッグ作動キャンセルスイッチが付くのです。
911はリアシートにチャイルドシートを付ければ問題ないですが、ケイボクにチャイルドシートを付けようと思ったら、このオプションは付けた方が良いです。
普通にシートベルトでチャイルドシートを固定すれば良いやと思っても、エアバッグ作動キャンセルが出来ないからです。
これは先日ツマコと718を見に行って初めて気付いたことでした。