大森メーター油温計の針跳び修理 代用配線について
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
以前から針がぴょんぴょん跳びまくっていた油温計。別に水温計もあるから問題ないといえば無いのだけれど、気になるので手を入れよう。
まずは外しているうちにベゼルの塗装剥げを補修。艶消し黒のラッカースプレーでシュシュっと。
2
電子式なので裏面のコネクターと端子部。こちらは問題ないのだが、配線側のレセプタクル端子との接触か、カシメの緩みか、断線が怪しい。
メスコネクターそのものは同等品をさがしてみたものの見つからず。
大森メーターはかなり昔、WEBが広がる前に倒産してしまったためネット上にもほとんど情報がない。
古めのクルマにはいまだに人気のメーターだからあると思ったんだけどねぇ。
3
いろいろと調べて入手した代用品の延長ハーネス。
5×2列のこの端子は2.54mmピッチで並んでおり、QIとか2550端子という名称で探せばけっこうある。電子部品に詳しい人には馴染みのジャンパピンなどが有名で、PCの基板なんかにもよく使われているものがそのまま使えるということが判明、というかこれで判明した。大丈夫、いけますよ!
画像のコネクタは1か所潰されているがこんなのは差し替えて突破である。
#多分他メーカーのメーターや電子部品もかなりのものがこの規格のようで、応用範囲は広いと思われますな。
4
代用コネクタを刺してみたところ。少々硬めではあるがきちんと刺さることを確認。
注意点としてはロック機能がないので引っ張る方向に力がかからないようにしておかないといけない。
以降画像はないのだが、取付しての試走。
車体側のメスコネクターへの取付は要注意、天地がないので逆に刺せるというのもあるが、うっかりしていると1列ズレて刺さってしまう。
このとき通電されているとメーターが壊れてしまう可能性があるので、心配ならバッテリーを外しておいた方がいい。
ホークは室内キルスイッチ装備なので手軽にオンオフできた。ここは便利と言っておこう。
またここもロック機能もないので外れないように工夫したほうがいいですね。
間違いなく着いたらインパネを仮戻しして試走。エンジンを温める。。。が針跳びは直らず残念なことに。
どうやら患部はここでは無いらしい。インパネ下から配線に触れると針跳びが発生する症状は変わらないので、ここより車体側上流の配線に問題があることが確定。
なので、再びインパネを外し配線を辿ると、ハーネスは車体電源側とセンサー側に分岐し、ハーネス側のコネクタが・・・あれぇ?なんか勘合が緩い?ちょっと触ったらパチンと嵌った気がするよコレ。
再び試走。針跳びは起こらないが温度が70℃くらいから上がらない。うむむ。油温計といいつつもオイルパン温度計でもあるわけなので、もっと長時間運転してじっくり熱を入れないとわからないが、今は人間がこんがり焼けてしまう暑さなので無理。
メーター部のコネクターは問題ないようなので延長ハーネスは外して復帰。終了。
5
作業で困ったこのメーターのハーネス。大森ではなくオートゲージの油圧メーターなんだけど、ハーネスが短くてインパネが引き出せない。
短いセンサーハーネスを外そうと思ったんだけど、爪の部分が隠れるような作りになっておりアクセスできず。なんだかヤな感じ。
元は大森の油圧計があった痕跡があり、これは前のオーナーが交換したものみたい。仕方ないなぁ。
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