デスビローター、キャップ交換

前回、お掃除しておいたのだが、モノがあるうちに変えてしまえ、とポチってしまった。
ポチり直後値上げになったようで、結果オーライ。
そしてうちの日立製デスビ用ローター。右の白い方が新品。目に見えるほどすり減っていはないのだが…

肉眼ではよく見えないので、１００均マクロレンズで拡大。導電性の材料をガラス繊維らしきものでサンドイッチしたる構造になっているのだが、度重なる放電によりエッジ部のガラス繊維が剥離しているのがわかる。電極材はそれほど減っているようには見えないのだが。

ローター、ネジ固定部の比較。やはり長穴加工されていた。このローター、取り付けの際には軽く叩くようにして押し込むとコツンと嵌るのだが、それを知らない歴代オーナーの誰かがやったのか？まあそれ以前にシャフトに別の穴開けてたし、それも謎。
スライドカムプーリーをつけているのでその補正のつもり？にしては角度付きすぎるんだよなぁ。

デスビキャップ、旧と新。
画像だとわかりにくいが、右の新品はセグメントがピカピカでエッジもキンキンに立って、電気飛びそうだ。

そして始動してみたところ、エンスト。再始動不可。
プラグをチェックすると真っ黒だしビチャビチャである。
これは失火でカーボンが溜まったといより燃調が濃すぎて不調の末の失火。
全部外してお掃除し、空クランキングで燃焼室のガソリンも飛ばしながら、燃調を見直す。

基本燃料マップと水温補正、始動後水温補正を直して、始動＆暖気。
その辺を走ってまたプラグをチェックするもまだ黒いので、一度で直して燃調をガッツリ見直すことにした。

ECUデータの更新履歴を確認したところ、ずっと濃くする方向できているので、思い切って２年分ロールバック。
インジェクタ容量計算の修正をしたところでも修正の仕方が違っていたことが判明、書き換えて試走したところ画像の白さが復活。
ただ、これだとまた懸念していた低速ノックが出るので今度は燃料ではなく点火側で修正してみたらあっけなく収まてしまった。
スロットル制御だから開度マップがメインなんだけど、そこではなく圧力補正でやっとくのが正解だったみたい。そういえば２年前も圧力がスロットル量かで悩んでまずは燃料吹いとけ、でおさまったのを思い出した。そして燃料濃いめだとフィーリングがいいのでそのまま採用してしまったんだな。Ａ／Ｆ見てなかったのが敗因だわ。