ホンダ純正ETC2.0とカロナビ連動 ①準備:ケーブル加工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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カロッツェリア・サイバーナビとホンダ純正ETC2.0(DTH-203M・三菱電機製)を連動させようと目論んでいます(自己責任です)。
普通ならナビを社外品に替える時点で、純正ETCをカロッツェリアとの連動が確認されているカロまたは三菱のETCか、連動をあきらめ音声タイプのETCに素直に買い替えるところなんでしょうけど、せっかくの高いナビ連動ETC2.0がもったいないのでちょっと足掻いてみます。
三菱ETC2.0車載器をカロナビに接続するケーブルLE-104FF-2LSが届いたので、早速ホンダ純正ETC2.0との接続用にケーブルを加工します。
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こちらはカロッツェリアナビと接続するコネクタです。
カロッツェリアからOEMされている一部の三菱電機のナビにも接続可能(というか本来はそのためのケーブルとして売られている)。
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こちらが三菱電機製ETC2.0と接続する4pinシールドボディ付コネクタです。今回はコイツをバラします。
カロッツェリアのETC2.0車載器は三菱電機のOEMですが、ETC側コネクタ形状がなぜか三菱ETC2.0とは違うものになっています。
さらにホンダ純正ETC2.0も同じく三菱電機のOEMですが、ETC側はこれまたさらに違うコネクタ形状です。わざわざコネクタを変更して簡単には繋げないようにしている?
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ETC側コネクタのプラスチックカバーを外したところ。
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さらにコネクタを覆っているシールドボディを、コネクタ本体とケーブルのシールド被覆から外したところ。
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コネクタを切り離し、被覆を剥いで4線をバラしたところ。素直なUSB規格どおりの配線色になっているとすると、
赤:VBus(電源+)
緑:USB DATA+
白:USB DATA−
黒:GND(電源−)
です。つまり三菱に限って言えば、ETC2.0連動線はUSBケーブルだということです。
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このケーブルでは、車両配線としてUSBを使用するに当たりノイズの影響を極力抑えるためと思われますが、シールド付ケーブルを使い、コネクタのシールドボディときちんと接続してあります。同様にホンダETC2.0の配線図(写真)にもシールド(SH)がピンアサインされています(しかもはっきりUSBと書いてある)。
カロッツェリアや三菱の他の連動ケーブルではETC2.0側コネクタにシールドが結線されていないものもあるので、ホンダは自動車メーカーとしてそういうところが真面目なのかもしれません。
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下準備が完了した配線。
結線間違い時のつなぎ替えを想定してエーモンの接続コネクターを使おうとしていましたが、特に赤・黒が細く(約0.1sq)接触不良の可能性があるため細線用圧着端子で整端しました(接続コネクターは0.2sq以上と書かれているため)。
5本目として青を追加していますが、これはシールド被覆から自作で出した線です。ホンダETC2.0の連動コネクタは5pinで、シールド分の結線が含まれていたためそれに合わせましたが、通信そのものには必要ないので最終的には結線しないかもしれません。
純正ナビを外してサイバーナビに入れ替えると同時に純正ETC2.0の連動線も外すことになるので、その配線をぶった切り、ETCコネクタ側配線と今回作った配線を圧着端子でつなげることになります。
ホンダETC2.0の配線図(色はGoogle画像検索で見つけた写真で確認)と照らし合わせると、
ETC側1番・黒 ↔ 配線側・青(シールド)
ETC側2番・紫 ↔ 配線側・白(USB DATA -)
ETC側3番・茶 ↔ 配線側・緑(USB DATA+)
ETC側4番・黒 ↔ 配線側・黒(GND)
ETC側5番・黒 ↔ 配線側・赤(VBUS)
という組み合わせになるはず。
この配線でナビとうまく連動できるといいのですが・・・。
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