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minerの愛車 [スバル インプレッサハードトップセダン]

整備手帳

作業日:2020年6月13日

PowerFCセッティング始め

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
かなり今更感がありますが、PowerFCのセッティングを始めようかなあと思います。
FCコマンダーでポチポチ変更するくらいはしていましたが、街中の常用域が季節によってA/Fがずれるのがなかなか苦痛になってきたので...
2
まずノーマルとの変更点で一番差分が大きいのがフューエルインジェクターで、NISMOのサイドフィードタイプ 740cc/min@3.0kg/cm^2がついています。
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フューエルプレッシャーレギュレータ
これは燃料を噴射するために掛ける圧力を調整するもので、社外品は圧力可変式のものが多いです。
圧力を変更すると燃料噴射量が変わってくるので重要です。純正の固定圧力レギュレータでもいいのですが、燃料ポンプの吐出量が大きいものに変更している場合(ワルボロ 255L/hに交換済)は、レギュレータの想定している流量をオーバーすると、燃料があまり必要でない低回転時などは、燃料の圧力(以下、燃圧と表記)が上がってしまい想定より余分に燃料を吹く場合があるので、容量の大きいレギュレータに交換すると安心できます。
ちなみに現状の燃圧は3.15kg/cm^2位。
4
あと重要なのがエアフローセンサで、これは空気質量を計測するものです。車両にはいわゆるR35エアフロと呼ばれているものを自作のアダプタで取り付けています。
また取り付ける筒の内径や形状によって計測できる最大の空気量が変更できるので、日産系では筒の直径を変えてセンサーの計測部が筒の中心に来るようにだけしてセンサー自体は同じものを使っているようです。
(上記説明はホットフィルム(もしくはワイヤーを用いた)Lジェトロと呼ばれる空気量の計測方法(Lジェトロでもカルマン渦式や他にも計測の方法は色々あります)、あとは圧力から推測するDジェトロ、アクセル開度やエンジン回転数から推測するスピードデンシティなどいろいろあります)

これもノーマルやポン付けのZ32エアフロであればでPowerFCにデータが入っていますが、交換やセンサーを取り付ける筒が変わっている場合は、エアフロメータの出力する電圧を空気量に変換するグラフ(+係数:いわゆるK定数と呼ばれているもの)を調整する必要があります。

PowerFCでは、FC Proと呼ばれるツールで設定する必要がありますが、また別の整備手帳で書きたいと思います。
5
厳密には点火系のパーツも考慮する必要もありますが、燃料系に比べると交換による影響は相対的に少ないです。
スパークプラグや、イグニッションコイル、(ハイテンションケーブル)等々
6
何時もながら、前置きがなげーな!!!
(すいません)

まずは問題を把握していながら放置していたインジェクター関係。
インジェクターは電圧をかけるとバルブが開き、燃料にかかっている圧力で開いたバルブから燃料を噴射する仕組みです。
ところがバルブはバネで閉まる方向に押し付けられていて、電磁力で開くには意外と時間がかかります。この燃料を噴射できない時間を無効噴射時間といっています。
無効噴射時間はインジェクターの駆動電圧によって変化するので、燃料を噴射できない時間を考慮してバルブを制御するわけです。

そしてメーカーから無効噴射時間が公表...されていないことが多いので、ネットを徘徊して正解と思われる無効噴射時間をセットしたグラフが左側。
右側は今まで入っていたデータですが、グラフの形も違えば値もかなり違うので特にアイドリング付近では噴射する燃料の絶対量が少ないので、本来の噴射すべき燃料量との食い違う割合が大きくなります。
なのでインジェクターの補正でバランスを取っていたわけですが、季節によって結構ずれて調整が面倒だったので、しっかりセッティングしようと思い立ったわけです。
7
無効噴射時間の他にK定数も修正したので、FCコマンダーのインジェクタ補正がない綺麗な状態になりました!
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これでアイドリング付近では、理論空燃比(14.7)近辺に、高負荷では10付近の空燃比になりました。
空燃比的にはすぐに問題となる値ではない(どちらかというと濃い目で安全マージンがある方向)ですが、まだK定数が正解かわからないので、次はこの辺りの調整をやってみようと思います。
(進行は遅いと思いますが、続く)

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この記事へのコメント

2020年6月14日 14:31
無効噴射時間、マジですか!!
アイドル付近のA/Fが合わないのは以前からですが、
暖かくなってから、加給がかかるまでが異様に遅くどっかんターボになっていました。

燃料噴射時間を100%したということはK定数を相当大きくしたのでしょうか。
非常にすっきりしていますね。
コメントへの返答
2020年6月14日 17:50
アイドル付近は無効噴射時間の影響をかなり受けるので、ここをしっかりやっておくとかなり安定すると思いますよ。
当初は季節要因でアイドル付近のA/Fがずれるのは吸気温補正か何かの影響と思っていましたが、どうも無効噴射時間が原因だったようです。

あとA/Fがずれている状態でO2フィードバックを入れていると、フィードバック抜けるまで異様に遅くなったりしますが、これですかね?

K定数(燃料噴射時間変換係数)は恐らくノーマルベースの値でかなり大きめの数値が入っていて、インジェクター補正の係数を60%台にしてバランスを取っていました。
あとインジェクター補正の時間にマイナスの数値を入れて無効噴射時間の補正をしていたという感じです。

なのでK定数を小さくして、補正係数を100%にしてm補正時間も"0"に出来たわけです。
やはりいじり始める前にベースの値は、リセットしておきたいですからね。
2020年6月14日 15:43
PFCの無効噴射時間て絶対比率じゃなくて純正インジェクターに対して何パーセントかてセットするんですよ。

なのでFの場合、100%は14V 3.05Kで0.75mSです。

わかってると思いますが・・

うちは3.55に厚揚げwしてインジェクター補正で合わせてました。 97%だったかな?
コメントへの返答
2020年6月14日 18:00
えーと、無効噴射時間はミリセカンド単位の時間指定ですよね。(6項のグラフ)

そして7項のFCコマンダのインジェクタ補正はK定数(燃料噴射時間変換係数)に乗算する補正値という認識です。
またインジェクタ補正の時間はミリセカンド単位の指定で実質的に無効噴射時間の補正になると認識してます。

なのでパーセント表示をいじると燃調全体が変わるので注意が必要かと。
2020年6月14日 18:11
ええと、インジェクター補正と間違えてましたww

ごめんなさいwww

無効噴射時間の設定は純正に対してのオフセット値だったと思います。
コメントへの返答
2020年6月14日 18:21
ノープロブレム!

FC-PROの無効噴射時間は電圧毎に時間指定するのは絶対値で、インジェクター補正の時間が無効噴射時間のオフセットということですよね。

FCコマンダーからだと無効噴射時間の設定はできないので、純正と記載されていると理解しました!

プロフィール

「クラッチのキャリブレーションをしたら、少し発進が上手くなった…>うちのチンク」
何シテル?   06/15 16:36
元GC8Aインプレッサ乗り.現GC8F乗り。 電子工作、光学機械好き。
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