紙一重

今年18冊目は西村賢太「苦役列車」

誰でも一生に一冊は本が書ける、
自分を題材にすればよいのだから

西村賢太氏の私小説

TVで著者の人柄を知っていたので、なるほどなと

幼い頃に父親が犯罪を犯し転落した人生を書いているのだが、人というのは生まれた環境で人生の9割が決まるってのが持論なんだけど、それを実証してくれてるなー

学歴は私の努力の証

みたいなコトを言ったインテリ婚（笑）のタレントが居たけど、それは親御さんのおかげが大きいんだよ。

もちろん、親の努力だけでは無く君の努力も必要だけどね。

まずは、土俵に立てたコトに感謝しなさい(￣^￣)

土俵から落ちた人、土俵から降りる道を選んだ人、色々いるけど土俵に入るコトすらできない人がいるんだから

著者は土俵によじ登った人ですな。

この作品はアッサリし過ぎてるので他の作品も読んでみようかな。

いや、この人の作品読むと心が荒みそうだからやめておこう…


しかし、普段は目を背けているけど日雇い労働のその日暮らしの人って案外多いんだよな
最近も木賃宿が火事になったりしたし

その一方で日経平均株価は15年振りに2万を突破

2020年にはオリンピック開催

…あ、やっぱり心が荒んでるな^^;

なんか明るい内容の本を探しに行こ