
藤田憲一氏の「末期ガンになったIT社長からの手紙」
36歳で胃癌で亡くなったIT社長が余命宣告を受けて書いた本
実はこの本、発売直後のニュースを見て気になり購入。因みに出版日は2006年6月15日
ニュースを見て気になって購入したクセに、当時は「死に際だからってロクに編集もしないで出版しやがって、これじゃ中⚫️生の日記じゃないか」と酷評していました。
なのに何故、今読み返したかというと筆者はこの本の出版から4ヶ月後の2006年10月に36歳の生涯を終えるのですが、ふと本の事を思い出してみると私がその歳になったから。
そして読み返した感想
きっとあの頃若かった自分は、ITやら投資で成功していた筆者に嫉妬していたんですね。
確かに内容はただの日記としか思えない文体や、自慢話に思えるヒルズ族のパーティーが書かれていますが、それは編集時間が無かった(筆者は死ぬまで本を出す事を目標としていたし、実際出版から半年で亡くなっている)事や、友達が退院祝いを盛大にやってくれた事を書き記しておきたかったのだなと今ならばわかる…
そして働き盛りと言われる歳に志半ばで全てを諦めなければならなくなった無念さを…
36歳でこの世を去った筆者
あなたはもう此処にいないけど、あなたがこの世に居た証明と、あなたの意思はあなたの友人に限らずあなたの知らない人の手によって受け継がれていくことでしょう。
読み返さなければ一生気付かなかったのに、何故か今になって読み返したのも何かの縁かも知れませんな( ̄^ ̄)
Posted at 2015/01/13 22:44:55 | |
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