2021年12月12日
先日、20年前に勤めていた会社の人と話す機会があり、思い出話に花が咲いて過去の辛かった記憶が薄れていたと書きましたが、そう言えばちょうど一か月くらい前に気になった記事があって、将来息子たちに聞かせたいと思っていたので残しておきます。※かなり長文です。
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同じ大学に通っていたのに、気が付けばずいぶんと差がついたなあ……。同級生と自分と比べて、こう考えたことがある人も多いのではないでしょうか。漠然と他人と給与を比べて、落ち込むことも。果たして、勤める会社によって、どれほどの給与に差がつくのでしょうか。厚生労働省の統計から、企業規模に注目して考えていきます。
——やっぱり、働くなら大企業だな
コロナ禍で苦境に立たされる企業が多いなか、大幅な減益や赤字を記録したというニュースを耳にすることがありますが、なんだかんだいって「大企業が倒産し、社員が路頭に迷う」という話はなかなか聞かないものです。
「社員に利益を還元せずに、内部留保ばかりが……」という批判も聞こえてきますが、未曽有の危機を前にして経営を存続させ、今まで通り働けていることに感謝している人もいるのではないでしょうか。
もちろん、この危機に耐え切れず、倒産、廃業となったり、事業縮小に迫られたり、給与・賞与減となったり……いまなお苦境に立たされている企業は多くあります。それでも大企業優位の構図は、このコロナ禍でより鮮明になったといえるでしょう。
厚生労働省『令和2年度賃金構造基本統計調査』によると、大卒男性(平均42.7歳、平均勤続13.2年)の平均年収*は637万9,300円。年齢別にみていくと20代前半では330万円強だった年収は、年齢が上がるにつ入れて増えていき、50代前半で800万円を突破。50代では同水準をキープする、というのが平均です。
*「きまって支給する減給給与額」と「年間賞与、その他特別給与額」から算出
【大卒男性「年齢別年収」の推移】
「20〜24歳」3,340,700円
「25〜29歳」4,404,900円
「30〜34歳」5,234,900円
「35〜39歳」6,103,500円
「40〜44歳」6,876,100円
「45〜49歳」7,586,400円
「50〜54歳」8,690,100円
「55〜59歳」8,356,100円
「60〜64歳」5,692,200円
出所:厚生労働省『令和2年度賃金構造基本統計調査』より算出
年収を従業員規模1,000人以上の大企業と従業員規模10〜99人の中小企業で比べてみると。
大卒男性・大企業勤務(平均42.3歳、平均勤続14.9年)の平均年収は725万6,100円。
一方、中小企業勤務(平均44.3歳、平均勤続10.8年)の平均年収は514万9,400円。
同じ大卒という学歴ですが、勤務先の規模で200万円の年収差が生じています。
さらに年齢別にみていくと、20代前半で50万円近くある年収差は、50代には300万円以上に拡大。
生涯年収にすると、8,668万円もの差になります。
大卒という同じ立場ながら、生涯で8,000万円を超える収入差。もちろん、大企業、中小企業といっても、事情は異なりますし、中小企業でも高賃金で有名なところもあります。しかし、全般的には大企業のほうが有利であるというのは明確な事実です。
↑ネット記事はここまで
まさに20年前に勤めていたのが従業員100人ちょいの非上場の中小企業だったのですがデータがドンピシャで当てはまりマス(^^;
その会社(以下:中小)と現在勤めている会社(一応定義上は大企業)と比較して思ったこと
1. 給料が良い
これは言わずもがなですね。基本給は変わらないか中小の方が良い場合もあるけど昇給は順当に行われるし、組合があるので賞与交渉があって不当なカットも無い。
逆に言えば中小企業はいきなり給与&賞与をカットされることがあります。
つーか、3年務めたけど一度もボーナス出たことが無いし(T_T)
2. 経営者の気まぐれで制度が変わる事が無い
中小はマジで酷かった…先にも述べたように不況で入っていきなり賞与がカットになったし、
給料も削減されました。
更に休日出勤手当を払いたくないのか完全週休二日制(祝日が入った週は土曜日出勤)にいきなり変更に。
求人を見たら現在も完全週休二日制は継続されているようですね。
休暇については当然有給休暇なんて取れる雰囲気では無かったです。因みに大企業は強制的に有給取得するようになっています。
あと、変わってる制度変更としては工場勤務だったので朝ラジオ体操があったのですが第1、第2とやっていたのが「経費削減のため今日から第1のみとします」と言われてズッコケた記憶が(笑)
他にもアホみたいな決まりがたくさんあったなぁ。
3. 話が通じない人がいる
今の会社にもそういう人がいないとは言いませんが人数の桁が違うので自分の部署以外の人と
深く関わる必要はありません。
仕事は設計だけど工場勤務だったので図面を直接持って行ったりしていたのですが図面を留めている再利用可能なクリップを何度言っても現場の人間が捨ててしまって総務から「あいつら何度言ってもわからないんだからホッチキス以外で図面を留めるな」となぜか我々が怒られたり、JISや法規に基づいて図面を書いているのにわかりづらいと表記を変えられたり、もうムチャクチャでした。
3の人の数については大企業のメリットとして、人がたくさんいるという事があげられるのですが、たくさんの人と仕事をする機会があればそれだけ自分の才能にを見つけてもらえるチャンスが増えます。
どうしても人数が少ないと接する距離も近くなるし、なぜか互いの粗探しの方向に行ってしまうんですよね。
たくさんの人を、それなりの距離で眺めていると今度は自分にできない事をできる人を探す方向に行きます。
実際、今の会社では部署の枠を超えて人に仕事を依頼したり、逆に私が手伝いに行く事もあります。
そのおかげで大好きな車関係の仕事が出来て愛知とか栃木の工場に行けたりネ
最後話がそれましたが、前の会社の事を思い出していたら段々腹が立ってきた(笑)
結論は「やっぱり務めるなら大きい方がいいよ」につきるかなー
とは言っても、大→小はあっても小→大は難しい世の中で自分が今の会社で働けているのは
才能があったから…ではなくて、氷河期のどさくさと運の良さと、昔中小企業で働いた苦悩を含めた経験のおかげ。(ホントに感謝してるんですよ)
なので、どんな所でも全力で働くのが一番大事だと思いますけどね。
20年以上前のたった3年間の事なのによく覚えていたな自分。
それだけ濃密な時間を過ごしていた証拠だね。
Posted at 2021/12/24 09:23:41 | |
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