
8月10日はパトレイバーの日という事で、ちょうど30年前の1993年に公開されたパトレイバー2劇場版の思い出などを。
因みにパトレイバーの日は単なる語呂合わせでは無く、2018年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された記念日ですよ。
ま、語呂合わせが起源でしょうけど^^;
1993年、take-c少年は中学3年生でした。
高校受験を控えて入らされた塾は、なんと軽井沢の山奥に2週間軟禁される酷いトコでした(´Д` )
テレビはもちろん、ラジオも無いし漫画はもちろんゲームなどの娯楽は一切無しの正に地獄の2週間でした。
刑務所暮らしじゃ無いけど、リアルにカレンダーを作って毎日×を付けて「あと何日か…」とやってたもんね。
その時のモチベーションになってくれたのが、出所したら友達のタカノ君とパトレイバー2を観に行くんだ!というものでした(笑)
そんなパトレイバー2劇場版ですが、当時はアニメの映画を観に行く、ましてや中学3年生が。となると結構ハードルが高かったと思います。
今でこそアニメが市民権を得ているけど、当時はアニメ=オタクのイメージだし、オタクって表現も今と違って自虐にもならない嫌われの対象でしたからね。ホント時代は変わったよ。
パトレイバーも2000年代に入って押井守が海外で評価されるようになってから変わったけど、当時は本当のアニメ好きしか興味が無い作品だっただろうしね。(当時中学生だったからわからないけど大人の評判ってどんなだったんだろう?)
と言う訳で、1人で観に行くのがチョット不安だったので友達のタカノ君を誘って行って来ました。
因みにタカノ君はパトレイバーを観た事が無かったけど、ラムネ&40が好きみたいだったので誘ってみたら、まんまとその後ハマってました(笑)
トップ画像のパンフレットはその時に買ったモノ(最近復刻されたようですが正真正銘の当時の物)なんだけど、なんと表紙の都庁って映画の制作が決まった頃は建設前だったらしい。
そして、ページを開くとベイブリッジ越に東京(お台場辺りかな)の街並みが描かれているんだけど
解説には
東京テレポート構想委員会が東京湾13号埋立地に臨海副都心としてテレコムセンターを核に東京テレポート建設の基本構想を発表。
また、東京湾横断道(川崎〜木更津間)が着工中。開通は96年3月予定
なんて、テレコムセンターやアクアラインがまだ無かった事がわかります。
もちろんフジテレビも湾岸署もビーナスフォートも観覧車も無いですからね。ビーナスフォートはむしろ無くなっちゃったけど…
それなのに、まるで今の景色と変わらない世界観で作品が作られているのが、30年後に振り返るととんでもない作品だったと改めて知らされますね。
ただ、当時中学3年生のtake-c少年が映画を見終わった後にどんな感想だったかは…
多分、1回観ただけでは理解しきれなくて大人になってもからDVDで何度も観て、世界情勢だとか社会の構造がわかってから理解を深めたんじゃないかなぁ。
1作目もそうだけど、パトの劇場版は何度も観たり観る年齢によっても見え方が変わってくるのが面白い。(感情の移入先が遊馬から後藤隊長になったりね)
あー、パトレイバーについて語ると止まらない(笑)
昔作品を観てたよー、とか同年代の方は8月15(火)23時からBS-TBSでカズレーザー司会の「X年後の関係者たち(再放送)」でパトレイバーをやるので是非見て欲しい!
この番組は3月に見たんだけど、劇場版2は実は脚本家の伊藤和典氏がパトを終わらせたくて、押井守にやらせたら彼の戦争論になっちゃった。みたいなことを言っていたり当時を語ってくれてホント面白かったなぁ。
って、本当にパトレイバーについて語ると止まらない(笑)
Posted at 2023/08/10 08:23:54 | |
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