
今年1月1日に65歳で食道がんで亡くなった経済評論家の山崎元著『経済評論家の父から息子への手紙』
金曜日にYahoo!の記事で読んで、速攻でポチッとしてしまいました。
余命宣告を受けた山崎さんが、大学生の息子へ書いたお金の心配をせずに生きていく為のアドバイスと、生まれて来てくれた事に対する感謝の気持ちを書いた手紙に多少補足と解説を加えた内容なんだけど、息子がいる親として涙無しでは読めない本でした。
息子が社会人になる前に自分が旅立つ事を覚悟して書いたんだろうなぁというのがヒシヒシと伝わって来ます。
それを言っちゃぁ…という内容も、余命宣告を受けているから遠慮なく書いているのも良いですね。
時代が違うので全てが当て嵌まるワケでは無いですが、自分も20歳くらいの時にこの手紙の内容を聞いていればもう少し色々と豊かな人生が歩めたかな?
残念ながら自分の両親は経済リテラシーが無かったし、そのせいで裕福な家では無かったので尚更それを感じました。
実際投資を始めたのは嫁のお父さんの影響だし、嫁の親戚一同が正月に集まって資産運用について話してるのに衝撃を受けたんですよね。
やはり、経済についての知識の有無で人生の豊かさにかなりの差が出るのは間違い無いです。
自分も子ども達に上手く伝えられる自信は無いので、年頃になったらこの本を読ませよう(笑)
そして、息子はもちろん嫁にも伝えたい事があるので、もしもの時の為に今の気持ちをiPadにでも残しておこうと思いました。
毎年アップデートしていけば良いしね。
著者が手紙の中で息子さんに「親孝行は18歳の時点でもう十分に済んでいる」と残しているのが父親としての息子への最大の感謝や今後の期待、そして今後の息子の成長を見届けられない無念みたいの物を感じました。
もし自分が余命宣告を受けたとしたら…
やはり自分も「生まれて来てくれただけで親孝行は済んでいるので、自分の好きなように生きて欲しい」と書き残すでしょう。
もしも叶うなら成人した姿が見たい、もしも叶うなら孫の顔が見てみたかったとしてもね。
もう少し頑張らないとな…
Posted at 2024/02/18 21:57:17 | |
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