• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

miyaken.1967のブログ一覧

2022年12月31日 イイね!

那珂川 橋巡り−18

那珂川 橋巡り−1853 深山ダム みやまだむ
堤の長さ333.8m 高さ 75.5m 貯水量 2580万トン
訪問日 令和4年8月16日
完成日 昭和48年(1973) 竣工 昭和49年(1974)3月





国営那須野原開拓建設事業の一環として建設されたダムです。着工は昭和44年(1969)。

那須野原の開拓の歴史は古く、明治18年(1885)には、5ヶ月という短期間で那須疏水が開削されましたが、水源不足の解消には至らなかったそうです。そこで、このダムが建設されることになったようです。

ダムの完成により、下流域の農業用水や生活用水だけでなく、沼原発電所での発電用水として利用されるようになっています。ダム湖のほとりには、案内板や完成記念碑がありました。なお、発電施設は地下にあるため、見ることはできません。ダム湖のほとりにある「森の発電おはなし館」で、発電の仕組みを見学することはできるようです。


10月下旬に再訪した時は、紅葉の季節ということで周りの山々が色づいていました。周辺は、観光開発もされたそうで、園地も整備されています。

駐車場から10分ほど歩いて園地に登りました。ダム湖を見下ろすことができます。


・鬼ヶ面橋 おにがつらはし
訪問日 令和4年8月16日
完成日 昭和47年(1972)7月





この橋は那珂川に架けられている橋ではありません。深山ダムに流入する鬼ヶ面川?に架けられています。この橋を渡らなければ最後の深山橋に辿り着くことができなかったので記録します。




袂に「大田原営林署」「昭和47年7月」とあります。林道にある橋ということ、深山ダム整備に伴って架けられた橋であることが伝わってきます。

橋の上から見た川の流れ。上流に「沼ッ原湿原」があるそうです。


55 深山橋 みやまはし 20.5m
訪問日 令和4年8月16日
完成日 昭和33年(1958)11月





那珂川の橋で、最上流に架けられている橋です。ついにゴールです。ここから先は車両通行止めになっているので、ここをゴールとすることにします。


この橋の袂にも「大田原營林署」とあります。「営」ではなく「營」です。昭和33年完成の歴史を感じます。

ダム完成以前には、林業の木材搬出路だったの でしょう。


秋に再訪した時は、橋の下から聞こえてくるせせらぎの音だけが聞こえてくる中、色づく木々の美しさが心に残りました。


ここでゴールとしますが、那珂川の流れは、那須連邦の一本槍岳近くまでさらに続きます。行ってみたいところですが、車両通行止では歩くしかありません。残念ですがあきらめます。

ひたちなか市と大洗町との間にある河口から、約150km遡上してきたツーリングも終了です。自分としては、面白く、新発見も多かったテーマのツーリングでした。

また新しい目標を作り、「〇〇ツーリング」というテーマで走りたいと思います。
Posted at 2022/12/31 12:44:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 那珂川 橋巡り
2022年12月25日 イイね!

那珂川 橋巡り-17

那珂川 橋巡り-1750 幾世橋 いくよはし 40.0m
訪問日 令和4年8月16日
完成 昭和37年(1962)8月



欄干の形状からも、昭和30年代に架けられた橋であることを伺うことができる、素敵な雰囲気を抱かせられる橋だと思います。下流側には歩行者用の橋も併設されています。




袂の書体も、昭和30年代らしい文字です。
ここは、湯治場で知られる板室温泉の入り口になります。この橋の奥に、温泉宿が並んでいました。


橋を記念して建てられた記念碑。昭和37年8月と記されています。


下を流れる那珂川の水は、とても澄み渡っており、多くの方々が水遊びを楽しんでいました。何度も思ってしまいますが、この川幅の川が、水戸市を流れる那珂川と同じということが、なんとも言えません。


51 やすらぎ橋 やすらぎばし 42.0m
訪問日 令和4年8月16日
完成 平成9年(1997)6月



板室温泉に架けられている歩行者専用の橋です。


観光地にあるきれいな橋という印象。


やすらぎ橋という書体が独特だと思いました。


橋の中ほどには、木のベンチがあります。眼下の那珂川の流れを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせそうです。


52 吊り橋
訪問日 令和4年8月16日

やすらぎ橋のすぐ上流側に架けられています。那珂川にも、吊り橋が架けられていたことを知らなかったので、現地で橋を見たときには驚きでした。後日、いろいろと調べたのですが、いつ架けられたのか?橋の長さは?などの詳細は不明のままです。


もちろん、歩行者専用です。


歩くと、ゆらりゆらりと揺れます。吊り橋ですから。


やすらぎ橋と近いことが伝わるでしょうか。


上流側です。いよいよ、次は水源と言われる深山ダムです。台風の時などにダムが放水すると、この周辺もすごい流れになるのでしょう。


8月16日の訪問でしたが、トンボがたくさんいました。しばらくすると、里に下りてくるのでしょうか。



次回で那珂川橋巡りも最後となります。
水源とされる「深山ダム」に到着です。「深山ダム」と、ダム湖周辺の「鬼ヶ面橋」「深山橋」を記したいと思います。
Posted at 2022/12/25 10:25:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 那珂川 橋巡り
2022年12月17日 イイね!

那珂川 橋巡り-16

那珂川 橋巡り-1647 那須高原大橋 なすこうげんおおはし460.0m
訪問日 令和4年8月16日
完成 平成6年(1994)3月



栃木県道30号線に架けられている、長くて立派な橋です。南側の袂には、駐車スペースやトイレも設置されています。

那珂川も、この辺りまで遡上してくると、川幅が狭くなり、せせらぎの音が心地よく聞こえてきます。橋の上からは、すぐ上流に架けられている「恒明橋」が見えます。

那須高原大橋と記されている北側の袂です。

この地点の道路の線形からも、県道はこの橋ができる以前は、恒明橋で那珂川を渡っていたことがうかがえます。

恒明橋近くから、那須高原大橋を見上げて撮影した写真になります。赤く塗られたアーチが美しいと思いました。この橋が完成したことで、那須高原へのアプローチが随分とスムースになったのでしょうね。


48 恒明橋 こうめいばし 60.0m
訪問日 令和4年8月16日
完成 昭和38年(1963)3月



前述のように、那須高原大橋完成までは、県道30号線で那珂川を渡る橋としての役割を担ってきた橋です。東京側から北上してくると、一度坂を下り、恒明橋で那珂川を渡ってから、坂を上って那須町側に向かう線形だったようです。深い谷を渡るように、那須高原大橋は川面から高いアーチ形状になったことも納得です。



橋の袂に記されている「恒明橋」「那珂川」の書体もいい味を出していると思ってしまいました。

川幅もこれくらい狭くなります。河原でバーベキューを楽しんでいる方もいました。気持ちいいでしょうね。


49 阿油沢橋 あゆさわはし 81.4m
訪問日 令和4年8月16日
完成 平成23年(2011)12月



平成23年に架けられた、比較的新しい橋です。東日本大震災の年の12月に架けられたということから、古い橋が損傷を受けて架け替えられることになったのかもしれません。



袂の「あゆさわはし」「那珂川」といったプレートも現代的で新しさを感じます。

道路の線形から、古い橋が数十m上流に架けられていたことがうかがえます。そこで、後日再訪して古い橋の跡を探してみました。


・那珂川橋(跡) なかがわはし
訪問日 令和4年9月5日
完成 昭和35年(1960)5月

半月後に阿油沢橋を再訪して、旧橋の跡を探しました。

ここが旧道との分岐点


旧道を進むと、道路上に、センターラインがない狭くカーブが多い箇所でよく見る、車線を表す矢印が残っていました。


そして、すぐに橋の袂の跡に到着。


川の向こうにも、橋の袂の跡が残っていました。


その反対側の旧道との分岐点。


車両は通行止になっていたので、歩いて橋跡に向かいました。ここから幅員が狭くなる標識が残されています。


そして袂の跡へ。


「那珂川橋」です。他の昭和30年代に架けられた橋と同じ書体ですね。




読みにくい角度の写真しか撮ることができませんでしたが、昭和35年5月となっています。

「那珂川橋」は常磐自動車道や東北自動車道の他にも「39」の大田原市と那須町の境にも架けられています。とくに「39」の那珂川橋は、昭和35年6月完成です。同じ時期に同じ名前の橋を同じ県に架けたことになります。ちょっと不思議な気持ちになりました。


次回は、板室温泉に架けられている「幾世橋」「やすらぎ橋」「吊り橋」です。
Posted at 2022/12/17 13:20:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 那珂川 橋巡り
2022年12月11日 イイね!

那珂川 橋巡り-15

那珂川 橋巡り-1544 晩翠橋 ばんすいきょう 128.5m
訪問日 令和4年5月4日
完成 昭和7年(1932)7月



昭和7年完成という、現存する那珂川に架かる橋の中で、最も長い歴史をもつ橋です。太平洋戦争以前に架けられた橋で、現存するのは古い順に「晩翠橋(昭和7年)」「那珂橋(昭和8年)」「境橋(昭和12年)」の3本です。旧国道4号線に架けられていて、首都圏と東北地方を結ぶ重要な橋だったようです。河川敷に降りて見上げる美しいアーチが印象に残る橋です。現在の橋は5代目となり、初代は明治17年(1884)10月に架けられていたそうです。また、平成14年(2002)には、歴史的土木施設として土木学会推奨遺産に認定されたとのことです。

以下の7枚の写真は、10月下旬の紅葉が始まった時期に再訪して、河川敷に降りて撮影した写真です。

全体の姿


個人的に、一つ一つの鋲が美しいと思うのですが、いかかでしょうか。


橋の近くに、この橋の歴史を紹介する案内板がありました。


初代の橋 明治17年(1884)10月 木橋


2代目 明治27年(1894)7月 木橋
日清戦争が始まった年ですね。


3代目 明治41年(1908)11月 木橋
日露戦争が終わった3年後です。


4代目 大正12年(1923)7月 木橋
この年の9月1日には、関東大震災がありました。
4代目までの橋は、現在の橋よりも約70m上流に架けられていたそうです。(詳細は後述)








袂には、土木学会推奨土木遺産のプレートもありました。


橋の上からは、比較的近い距離にJRの橋梁が見えます。

とても美しいこの橋は、ライトアップされる時期もあるようです。水戸からでは、なかなか夜に訪問することは難しそうです。


・旧晩翠橋 ばんすいきょう跡
訪問日 令和4年8月16日

現在の橋の約70m上流、南側になります。

5代目の橋が見えます。


河川敷から見上げたり


橋の上から眺めたり


近くから見たりと、いろいろな角度で見てみました。


残念ながら、北側の遺構は見つけられませんでした。

現在の橋が完成する以前は、黒磯市街からこの道を通って東北に向かっていたことがうかがえました。


45 那珂川橋なかがわばし138.2m
訪問日 令和4年5月4日
完成 昭和49年(1974)

東北自動車道の橋ですが、近くに行ける道路が見つからず、袂の写真を撮影するのがやっとでした。近くの道路脇にCBを停めて、藪漕ぎのように歩いてやっと近づいたという感じです。
常磐自動車道に架けられている橋も同じ名称です。

薮の向こうに自動車道が見えます。

緑色の看板には「那須 黒磯 出口500m」と記されているポイントです。


46 りんどう大橋 りんどうおおはし 462.0m
訪問日 令和4年5月4日
完成 平成14年(2002)3月



下流側の晩翠橋と、上流側の那須高原大橋との間は約9kmあり、その区間の往来の利便性を高めるために架けられたという背景がある橋です。名称が一般公募で決められたということからも、地元の方々の歓迎ぶりもうかがえます。

明るい緑色で塗られ、二つのV字の橋脚で結ばれています。この形式の橋としては、国内最大級とのことです。

遠くに見えていた那須連峰の山々。いよいよ、ゴールの深山ダムが近づいてきたようです。

次回は「那須高原大橋」「恒明橋」「阿油沢橋」「那珂川橋(跡)」です。
Posted at 2022/12/11 10:48:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 那珂川 橋巡り | 日記

プロフィール

「那珂川 橋巡り⑥ http://cvw.jp/b/1482932/46407996/
何シテル?   09/22 23:33
miyaken.1967です。バイクにどっぷりとはまっています。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/12 >>

    123
45678910
111213141516 17
18192021222324
252627282930 31

リンク・クリップ

★イコライザーの調整★ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/10/02 18:41:44
エキパイ磨き 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/05/04 10:12:52

愛車一覧

スズキ スイフトスポーツ スズキ スイフトスポーツ
久しぶりのMT。通勤が楽しい時間になってます。
ホンダ クレアスクーピー ホンダ クレアスクーピー
職場の上司から、お母様が乗られていたけど、乗らなくなって放置してあるから乗らないか?と声 ...
ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール) ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール)
予想以上に重いです。
カワサキ ZZR1400 カワサキ ZZR1400
6年目に入りました。購入当初は、初めてのセパハンに四苦八苦でしたが、今は一番乗りやすいバ ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation