• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

タツゥのブログ一覧

2013年05月02日 イイね!

サスストローク測定 in 日光サーキットその2

今日は、先日録画したTVドラマ「ガリレオ」をのんびり見てました。

湯川教授はこう言っておられます。
「現象には必ず理由がある」

そうです。昨日の僕のラップタイムが悪かったことにも、最近どんどんラップタイムが落ちていることにも必ず理由があるのです。
がんばって理由を解明したいと思います。

ということで、次はダンパ速度を見てみたいと思います。
一般公道での合法テストでは大よそ0.35m/sが最大で、ロール時は0.007m/sくらいでした。
(この測定結果はS2000のものなので、その他のクルマの場合はレバー比分の補正が必要です)

まずは全体

3~4コーナのところは縁石に乗り上げる+左→右への切り返しでストロークが速く、大きくなっています。
そこでここを拡大してみます。


最大値は3コーナ内側の縁石に乗り上げたときで0.55m/s
3→4の切り返し(165mくらいのところ)は平均すると0.08m/sくらいです。

他の周も見てみましたが、0.55m/sの周は他にはなく、この周はかなり強く乗り上げたようです。
切り返しのところは他の周もほぼ同じ。
11→12コーナはもっと小さい値でした。

ロール時のストローク速度は一般公道の10倍くらいかな?と想像していましたが、実測結果も約10倍になっていました。
しかし、縁石乗り上げ時と比較するとかなりゆっくりです。

ここで疑問があります。
ダンパの減衰が弱いとロールの揺り返しでおつりをもらって運転がしずらいです。
なのでおつりをもらわない程度まで減衰を強くします。
ところが、ロール時のピストンスピードは0.1m/s以下なので、この領域の減衰力を強くすると縁石乗り上げ時の衝撃が大きくなりすぎるような気がします。
でも、実際はあまり影響を感じることはありません。

本当は今回こういうテストをしようと思ってたのですが、あまりにタイムが悪かったので、意図的に減衰を弱くしたテストができていませんでした。

それと今回失敗したことがあります。
車載ビデオを録っていません。
理由は・・・タイムがお粗末だったからというのと、リアの異音が走行中はうるさすぎて車載ビデオを見る気がしなかったからです。

ただ、ビデオがあればハンドルを切るタイミングとストロークの関係とか、縁石乗り上げ量とストロークの関係が確認できたので、帰って来てから失敗したぁって思いました。

いまいちまとまりがありませんが今回のまとめ
1、ピストンスピードの最大値はコーナ内側が縁石に乗り上げたときに発生する。
2.ロール時のピストンスピードは0.08m/s以下で一般公道の10倍。
Posted at 2013/05/02 21:39:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2013年05月02日 イイね!

サスストローク測定 in 日光サーキット

昨日は日光サーキットに走りに行ってきました。
目的はサーキット走行におけるサスストローク測定です。



データの信頼性を上げるためには、それなりのラップタイムで走る必要があるのですが、昨日は残念なタイムしか出ませんでした。

自己ベスト:42”5
前回(12年12月):42”9
今回:43”8

遅い!、遅すぎる!!

前回からの車輌側変更点は、車高調をKYB SpecTRから、以前使っていたTEINスーパーレーシングにしました。(バネは前18kgf/mm、後16kgf/mm)
ダンパー的には具合は悪くないように感じたのですが、いかんせんフロントもリアもグリップしなくてどうにもならずお手上げでした。

”そんな遅いタイムでの測定データに意味があるのか?”という疑問はとりあえず置いておいて、データを見てみましょう。

赤は速度、青はサスストローク、緑は横Gです。


コース図はこれ見てね♪
https://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/c789006/

まずは最大、最小ストロークの確認です。
グラフ中のピンクの線は
0mm・・・両輪ジャッキアップ
10mm・・・バネが遊ぶ
32mm・・・1G
60mm・・・底付き(バンプラバーに当たる)

縁石にはそれなりに乗り上げているのでこの状態でほぼ最大のストロークです。
この周では、
最大:48mm(16mm縮み)
最小:16mm(16mm伸び)

その他の周回では
最大:56mm(24mm縮み)
最小:15mm(17mm伸び)

日光サーキットを走ったことのある人はわかると思いますが、3と4コーナは縁石に乗り上げるので、このときに、今回センサをつけた左後輪は最大に縮んでいました。

走行後のタイラップ位置を確認するとこんな感じになっており、底付きまであと4mmくらいでした。



今回の測定でわかったこと
1、伸び側はバネが遊ぶまで伸びていない→ヘルパースプリングは意味がない
2、縮み側の最大ストロークは縁石に乗り上げるタイヤの反対側で発生する。
3、縁石に乗り上げないときの底付きまでのストロークには余裕がある。


ようやくロガーソフトの使い方がわかってきたばかりなので、こんなところしか見れていませんが、引き続き解析を続けたいと思います。
Posted at 2013/05/02 11:50:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2013年01月09日 イイね!

サスストローク データ解析

今日はサスストロークの速度を見てみることにしました。

測定しているのは変位(mm)なのですが、1秒当たりの変化をエクセル計算することで速度にすることができるので計算してみました。

ダンパーのピストンスピードは普通の場合、代表値として0.3m/sのときの値をカタログに記載していることが多いです。
でも、0.3m/sってどんな状態のときのピストンスピードなのかがさっぱりわかっていないので、段差乗り越し時なのか?それともロールするときなのか?等の参考にすることができませんでした。

今回は一般公道を合法的速度で走行した際のデータなのでサーキット走行とはかなり違うと思いますが、とりあえず見てみることにします。

まずは全体
時間は全部で80秒の区間です。

上から
青:車体上下加速度
緑:ダンパ速度
ピンク:ダンパ位置



205秒くらいのところでダンパストロークが大きくなっているところは、コーナです。
右コーナなので、左に車体がロールしていて、左側のダンパは縮み方向にストロークしているので、+側にストロークします。

ここの部分を拡大してみました。


1Gでは27mmくらいなので、最大で7mmくらいストロークしています。
ダンパ速度は路面の凹凸と思われる影響のあるところで最大0.15m/s程度で、ロールのし始めと戻りのところはあまりにも速度が低すぎて、このグラフではわからないくらいです。
大体で計算すると、ロールし始めからロール最大までの時間が約1秒くらいで、ストロークは7mmなので、ダンパの速度は0.007m/sということになります。

一般公道を走るときのロールに影響するダンパスピードの範囲は0.01m/sくらいの領域であるということがわかりました。
サーキットでもその10倍以下くらいしかないと思われるので、0.1m/s以下くらいがロールスピードに影響があるようです。

次にもっともストロークの大きい236秒のところを拡大してみます。


ここの路面はかなり大きな段差があって、大きな衝撃があるのでいつもはゆっくり走るのですが、今回はテスト用に合法的速度の上限いっぱいで走ってみました。
車体上下Gは最大が2G、最小は0Gです。
少しジャンプ気味になっているような感じです。

クルマが壊れそうなくらいの衝撃があるのですが、この状態でもダンパ速度は最大で0.35m/sです。
ちょうどダンパのカタログに載っている0.3m/sに近い速度です。

他のダンパで同様のテストをしてみないとなんとも言えない気がするので、今度はダンパを変えてテストしてみたいと思います。
Posted at 2013/01/09 00:19:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2013年01月06日 イイね!

サスストロークセンサ テストその2

今日は昨日の続きで、いくつか確認しました。

1、まずひとつめは測定値の確からしさです。
ダンパストロークが最大で7mmくらいというのが少なすぎる気がしたので、単体で確認してみました。
今回使っているストロークセンサは150mmのストロークを測定できる仕様なのですが、なぜかパソコンに表示される最短と最長のストロークは100mmしかありませんでした。

従って昨日測定した結果はどれも×1.5すると本当のストロークになるようです。
(解析ソフトをよく見たら、最大ストロークを入力するところがありました。
初期が100mmだったので100mmになったようです。)

そして今日は、走行前にタイラップを一番下まで下げてから走行した後でタイラップの位置と測定値を比較してみました。
測定をするにあたり、ゼロ点をどこにしようかと迷ったのですが、ダンパが伸びきった状態をゼロとするのが何かとわかりやすそうなので、今回はキャリブレーションをジャッキアップ状態で行いました。

センサ測定値
 ジャッキアップ状態:0mm
 1G静止状態:26mm
 走行中の最大:37mm

1Gから走行中の最大で11mmストロークしているので、停車状態でタイラップを見るとケースより11mm上側に来ているはずです。
ホイールのスキマから見たので正確に測定していませんが、大体10~13mmくらいのところまでタイラップが上がっていたので、走行時の測定もきちんとできているようです。

ちなみに、昨日後ろの左一輪だけジャッキアップしたときのセンサ測定値-18mmだったのですが、実際は×1.5の-27mmが正しい値でした。
今日は左右ともジャッキアップしたのですが、1Gとの差は26mmだったので、一輪だけジャッキアップした状態も左右ともジャッキアップした状態も全く差はないということがわかりました。
(スタビはあまり効いていないようです)

2、前傾姿勢時の荷重変化
以前書いたようにちょっとくらい前傾姿勢になっても前後の荷重配分はほとんど変わらないのですが、きちんと確認したことなかったので、確認してみました。
やり方は、25mmの木っ端の上に後輪を左右とも乗り上げて前傾姿勢にして、そのときのダンパストローク変化(バネの縮み量変化)を確認しました。

結果:±0mm(センサの値は0.1mm単位で表示されます)

正しく測定するためにはコーナウエイトゲージを使うべきだと思いますが、少なくとも25mmリアの車高を上げてもバネの縮み量は、ほとんど変わらないということが確認できました。


とりあえず問題なく使えそうなので、今まで取ったデータをもう少し見てサーキット走行での実測に備えたいと思います。

追記13.01.27
スタビの謎が解けました
https://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/29025093/
効いていないんじゃなくて、効いていないように見えただけのようです。
Posted at 2013/01/06 19:39:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2013年01月05日 イイね!

サスストロークセンサ取り付けと実走テスト

昨日から今日にかけてサスストロークセンサの取り付けとテスト測定を行いました。

まずは取り付けです。
今回はとりあえず左後ろに付けました。
それなりに付きましたが、ちょっと傾きがあるので微修正が必要です。

全体


上側(ボディとのスキマがちと少ない)


下側
ダンパのロアブラケット締結ボルトにネジ穴切ってM5のボルトで締結しました。


この状態で昨日の夜にテスト走行してみたのですが、うまくデータが取れませんでした。
取れてるのは取れてるのですが、ストロークが小さすぎるのです。
1mm以下しか動いていない。
しかもカクカク。

よくわからないので、今日もう一度確認しました。
まずは基本に戻って配線のチェックです。
本来はch4につないだつもりがch5になってました。
昨日のデータはch4のノイズでした。

まずはつなぎ直してキャリブレーションをします。
すると、停止時の状態が0mmと認識されます。
これだときちんと測れているのかわからないので、ジャッキアップしてみました。(左後ろだけ)
最大25mmくらい伸びるはずなのですが、-18mmになっていたので、スタビが効いていることを考慮すると問題なさそうです。

いよいよ実走テストです。
今日も最寄の100km/hで走れる道路に行ってきました。
まずは75km/hくらいのとき

青:車輌上下G
ピンク:ダンパストローク



なんだかもの足りない。
ダンパなんてほとんど動いていません。(最大でも1.5mm以下)
測定がうまくできているのか怪しい感じです。

そこで100km/hのときを見てみます。


こちらはいい感じです。
縮み側(+側)で最大7mmくらいです。
レバー比を考慮すると、ホイールは11mmくらい動いてます。
ただ、サーキットを走るとダンパで30mm以上動くのでもう少し(倍くらい)動いてもいい感じがします。

明日は走行前にタイラップを下げて走行後のタイラップ位置とサスストロークセンサの測定値の相関が取れているか確認したいと思います。

ところで、なぜ毎回テストをわざわざ100km/hで行っているかと言うと、
それは、経験上100km/hくらいで走行すると路面のうねりか何かとバネ上の固有振動数が共振する感覚があるからです。
80km/hくらいだと、ただ路面のうねりのとおりに車体が上下します。
これが100km/hくらいになると、路面のうねり以上に車体が大きく上下する気がしていたのでそれを実測で確認してみました。

今回の測定データも例のごとく調和分析(周波数分析)しました。
まずは75km/hの上下加速度
加速度のグラフを見てわかるように、あまり周期性がありません。
ただ、前回と同様に13.3Hzのところはそれなりに大きな振幅になっていました。


次は100km/hの上下加速度
周波数が低い側では3.1Hzが最大で、高い側では10.2と12.1Hzが大きくなっています。


最後に100km/hのサスストローク
ほとんど上下Gと同じです。
10.2と12.1Hzはやや大きいものの、あまり他と違いがありません。


今回の結果からいろいろ考察してみようと思ったのですが、正しく測定できているかどうかも怪しいので、測定の確からしさを確認した後で考察したいと思います。
Posted at 2013/01/05 23:34:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | データロガー | 日記

プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
8910111213 14
15161718192021
22232425262728
2930     

愛車一覧

ホンダ S2000 ホンダ S2000
最新型のS2000が欲しくなったので買い替えました。
アウディ A3 アウディ A3
プレミアムコンパクトです。 コンパクトなのにプレミアム プレミアムなのにコンパクト マ ...
日産 180SX 日産 180SX
いまいち乗っていた記憶がないのですが、いい車でした。 だけど、いろいろやっていたらしい ...
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
バツグンのカッコよさを誇るZ31です。 電動ファンがいまいちだったせいか、ラジエータの冷 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation