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タツゥのブログ一覧

2019年05月21日 イイね!

5月25日 日光サーキット走行会準備その2

本日の気象庁当局の発表によれば、栃木県は金、土、日と晴れの予報です。
気温が28℃くらいまで上がるということで、エンジン出力やタイヤのグリップ的は厳しい可能性がありますが、とにかくドライ路面で走れそうなので今から楽しみです。

さて、昨日のブログで、ストレートエンドのコーナで速度を落としすぎないように気をつけるみたいなことを書きました。

「気をつけます」というのは「がんばります」と同様にあまり意味のない言葉なので、なにをどうするのかをもう少し具体化することにしました。

ということで、いつものシミュレーションと実測の比較です。


今回は曲率半径と横Gを比較します。

横Gについてはシミュレーションの計算条件を1.11G(10.9m/sec2)としていて、実測も800m付近では11m/sec2前後が発生しているので、速度が遅い原因は横Gが低いことではないことがわかりました。

次に曲率半径を比較します。

シミュレーション:40m
実測      :22m

となっており、速度が遅い原因がコーナの最小半径を小さくしすぎていることだとわかりました。

したがって、今度の走行では最初の1本目でひたすら半径を大きくするようなライン取りで走行し、その結果をロガーデータで確認して、まずは狙った走行ラインで走行できるようにして、その後から摩擦円の縁で走行できるように速度を上げていきたいと思います。
2017年03月30日 イイね!

スポーツランドSUGO サーキットシミュレーション

今日は最後に残ったスポーツランドSUGOのサーキットシミュレーションです。

とは言うものの、走行ラインの実測データがないため、走行ラインはコース図から作図法で作成した後、S字と110Rは実測の速度に合わせ込みをしました。
したがって、走行ラインは合わせこみが不十分な状態です。



ということでシミューション結果です。
シミュレーション条件は実測に合わせ込みしたときの値なので、実際の値とは異なると思います。

1、S2000 スーパー耐久仕様
 シミュレーション条件
  車両重量:1250kg
  出力補正:0.95
  最大横G:1.35
  最大加速G:0.75
  最大減速G:1.05
  揚力@100km/h:35kgf



2、AMG SLSスーパー耐久仕様
 シミュレーション条件
  車両重量:1430kg
  出力補正:3.1(FD2シビックに対する補正値)
  最大横G:1.32
  最大加速G:1.3
  最大減速G:1.2
  揚力@100km/h:160kgf



どちらともSP-OUTと110R(最終コーナ)の実測差が大きくなっているので、実測の走行ラインや横Gの値をもとにさらなる合わせこみが必要そうでした。

速度の実測データはこちらのYOUTUBE動画の値です。
SPOON S2000 2013スーパー耐久


AMG SLS 2013スーパー耐久
2017年03月13日 イイね!

S660 日光サーキット シミュレーション

今日はS660の最高回転数が7700rpmに設定されていることについて検討してみることにしました。

S660(エスロッピャクロクジュウ)のエンジンはN-BOXから採用されているS07Aです。
このエンジンには自然吸気(以下NA)とターボチャージャー付き(以下TC)の二種類があり、N-BOXの場合、最高回転数は、NA:7500rpm、TC:7000rpmという設定です。

S660はTC仕様ですが、最高回転数は7700rpmに変更されています。

ちなみに最高出力は軽自動車だけに当局および社会通念対応でどちらも64ps(47kW)です。

最高出力が64psのままなのに、わざわざ7000rpmから700rpmも最高回転数を上げたことに意味はあったのか?
タコメータが寂しかったから目盛りを増やしたかっただけではないのか?
など色々思うところもあるので、サーキットシミュレーションを用いて効果を計算します。

まずは、ネタ集め。
ホンダのホームページのFACTBOOKというページからギア比とエンジン性能曲線を入手します。

ギア比
1速:3.571
2速:2.227
3速:1.529
4速:1.150
5速:0.869
ファイナル:4.875

エンジン性能曲線と速度に対するエンジン出力


このエンジン性能曲線を見ると、5000rpmからは最高出力である47kW(64ps)を発生していることがわかります。。
走行性能に大事なのは出力なので、5000rpmだろうが7700rpmだろうがどうでもよく47kWを発生している回転数で走れれば加速は同じです。

そこで、ギア比をもう一度見てみます。
シフトアップすると、次のギア比との比だけ回転数が下がるので、次のギア比との比を計算します。

1→2速:1.603(=3.571/2.227)
2→3速:1.457(=2.227/1.529)
3→4速:1.329(=1.529/1.150)
4→5速:1.323(=1.150/0.869)


最も次のギア比との比が大きいのは1速から2速で1.603なので、このときに5000rpm以下に落ちないようにすれば47kW以下にはなりません。

つまり、5000×1.603=8015rpm

最高回転数を8015rpm以上に設定すれば、シフトアップ後も47kW以上で走り続けることができます。

ということで、本来は最高回転数を8000rpmくらいに設定したかったと思われます。

次にギア比とエンジン性能曲線からシフトアップ回転数7000rpmと7700rpmでの速度毎のエンジン出力を計算します。
(注:今回の計算ではエンジン性能曲線を多項式で近似しているので、64psとなるべきところが、63~65psになっています。)


7700rpmでは1→2速へのシフトアップ時に64psより低下するところがありますが、それ以上の速度では64ps以下まで低下することはありません。

また7000rpmシフトアップでは7700rpmに比べて出力低下が大きくなっており、2→3速でも、シフトアップ後の出力低下があり、最高回転数を7700rpmにした意味があることもわかります。


次に日光サーキットでの効果を確認します。
しかしながら、純正タイヤの前後Gや横Gの最大値がいまいちわからないので、スポーツタイヤとしてはやや低めの以下の値で計算することにしました。

減速:0.7G
加速:0.6G
横:1.0G

赤:S660シミュレーション、青:ビート実測


ビートもカタログの出力は64psなので、加速はあまり差がないことがわかります。

では、肝心のラップタイムです。

7700rpmシフトアップ:45.93秒
7000rpmシフトアップ:45.93秒

まったく同じです。

なぜ同じになったか考えてみると、横Gが1.0Gの場合、日光サーキットの最低速度は46km/h前後になりますが、S660の1速は7700rpmまで回しても49km/hまでしか出ず、2→3速のシフトアップの出力低下もわずかなため、差が出なかったようです。

今回のシミュレーションでは日光サーキットでのラップタイム影響としては、7700rpmに最高回転数を上げた効果はなかったということになりました。

実際もシフトアップが超絶早い人の場合は7000rpmシフトでも7700rpmシフトでもラップタイム差はないと考えれます。

ここまで読むと、「じゃあ、意味ないじゃん!」と思われる諸兄もいらっしゃるかと思いますが、まったく意味がないこともありません。

今度きちんと取り上げますが、実際にはシフトアップには時間がかかるので、シフトアップをする速度は高ければ高いほどラップタイムは早くなります。

また、コースによってはシフトアップをする必要がなくなることもあります。

したがって、サーキット走行をするにあたってはそれなりに意味のある変更だったというのが僕の考えです。

がしかし・・・
一般公道ではどうでしょうか?

僕が昔走りに行っていた日塩もみじラインという峠道があります。
そこの制限速度は30km/hだそうです。

S660の1速で7700rpmまで回すと49km/hも出てしまうので、違法です。

制限速度が50km/hの道では7700rpmまで回すことができますが、こういう道は比較的直線に近いので、1速で走ることはほとんどありません。
というか、1速7700rpmで走っても全然気持ちよくありません。

どこを走ることを想定して7700rpmまで回るようにしたのかわかりませんが、7000rpmのままでもよかったんじゃないかなぁ~と僕は思います。

3月15日追加
今回の内容からはちょっとズレますが、S660のFACTBOOKを読んで思ったこと。

2速のギア比の設定のところを読むと、こう書いてあります。

「とりわけ2速は、BEATの1速とほぼ同等の加速性能を確保しながら、レッドゾーンの7,700rpmでは75km/hに達するギアレシオに設定。
ワインディングロードの常用域である30km/h~60km/hを2速だけでもカバーできるようにしました。」

日本の峠を走りに行ったことがある人はわかると思いますが、ほとんどの峠道の制限速度は、30Km/hか40km/hです。

ワインディングロードとは一般公道の峠道を指すと思われますが、30km/h~60km/hを常用して走行することは違法です。
2速で7700rpmも回して75km/hも出そうものなら、暴走族なみに違法です。

ホンダのような会社が違法行為を推奨するようなことを堂々と書いてはいけません。

ということで、S660で峠道を走りに行く人は峠の制限速度と当局に注意して安全第一で走りましょう!
2017年03月12日 イイね!

シミュレーション コース図一覧

今日は、サーキットシミュレーション用に今まで作ったコース図をまとめてみました。

こうやって見ると、あとはスポーツランドSUGOを作成すれば、国内の大きなサーキットは網羅できそうなので、時間のあるときに作りたいと思います。



〇:作成済み、×:作成未、-:高低差なし
2016年10月23日 イイね!

SF14 TC2000サーキットシミュレーション

すでに1年近く前のことですが、昨年の12月に発売されたオートスポーツ1421号に掲載されていた、小林可夢偉選手の運転するSF14がTC2000を走行したときのロガーデータをサーキットシミュレーションで解析してみました。

青線:SF14実測 44.008秒 (オートスポーツを見ながら右から左に書き写しました)
赤線:SF14シミュレーション 43.5秒
緑線:RX-8実測(スレンダーさん) 68.155秒


シミュレーションの条件
 エンジン出力:540ps
 車重:680kg(ドライバとガソリン込み)
 空気抵抗:180kgf@180km/h
 ダウンフォース:140kgf@100km/h
 最大横G:1.9
 最大加速G:1.1
 最大減速G:1.2

実測とシミュレーションを比較してみると、最終コーナに差が見られます。

おそらく0.5秒差のほとんどが最終コーナでついていると思われます。

実測の速度カーブを見ると一度減速したあとに一定速度になっているところ(1800m付近)があって、そのあと更に減速しているので、減速を開始する位置が少し手前だったのだろうと思いました。

ちなみに、シミュレーションに使った走行ラインはスレンダーさんのRX-8のシミュレーションをしたときのものをそのまま使っています。

よく見ると、SF14の走行ラインの方が少し短いようなのですが、速度カーブを見る限りではほぼ同じ走行ラインになっていると思われます。

それにしてもスーパーフォーミュラって速いですね!

このときの動画です。


ラップは異なりますが、こちらの方がわかりやすいです。

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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