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2012年04月20日 イイね!

元祖リジ○ラ

タイトルが堅苦しかったので変更しました。
でも内容は堅苦しいです。

今日はバツグンではないものについて一言。
リジ○ラという商品があるのですが、これって効果あるんでしょうか?
僕はないと思っています。

試しもせずにとやかく言うのはいかがなものかと思うのですが、どうにも解せません。
説明文によれば、ボルト穴のガタがなくなるのでサブフレームがズレなくなるという。

さらに解説の中に例としてカムホルダのノックピンが出てきます。
カムホルダはノックピンがあるからズレないのだと言いたいようです。

でも、機械工学の基本として、ノックピンはただの組み付け時の位置決め以外の使い方はしません。
せん断力は、ノックピンが受け持つのではなく、合わせ面の摩擦力で受けます。
摩擦力はボルトの軸力×合わせ面の静摩擦係数で決まります。
カムホルダがズレないのは、ノックピンがあるからではなく、摩擦力が十分あるからです。

ということで本題に戻ってリジ○ラ。
サブフレームがズレるのは、ノックピンがないからではなく、合わせ面の摩擦力が十分でないからです。
従って解決方法は摩擦力のアップとなり

1、ボルトの軸力アップ
2、合わせ面の摩擦係数アップ

この二つのみ。
間違ってもなんだかよくわからないアルミのカラーを入れてはいけません。

1の軸力は、同じボルトをそのまま使うときは、ボルトの回転角に軸力が比例するので、
現在の位置よりも少しだけ(10°くらい)多く締め付けます。
新品を使うときは、サービスマニュアルの規定トルクの上限でエイッてしめればOKです。
サービスマニュアルには分解時はボルトを交換せよと書いてあるので、本当は交換するのが
よいのですが、しない場合は元の締め付け角度をマーキングしておくことが重要です。

2の摩擦係数アップですが、これは合わせ面の表面状態で決まります。
通常フレームには塗装がしてありますが、塗装は柔らかく、かつ鉄との密着性が低いのでサブレームが
ズレるときは塗装が削れているか剥げているはずです。

接触面は金属面の方が摩擦係数が高いので、どうしてもズレてしまう場合は塗装を剥がします。
そこをブレーキクリーナなどで脱脂して締め付けを行えばかなり摩擦力がアップするはずです。
最後に防錆のための塗料をシュ~ッと吹いておけば安心です。

この前サーキットを走ったら、バキッという音がしてサブレームがズレた感があるので、
今週末は軸力アップしたいと思います。
Posted at 2012/04/21 01:24:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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