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2013年09月14日 イイね!

WTCCシビックのリアサスペンション

今日は有休で一日まったりしていました。

そんなわけで元気になったので、来週のWTCC日本roundに向けてWTCCシビックネタを取り上げることにしました。

まずはお手元のオートスポーツ1341号をご覧ください。
68ページになんだか見慣れないリアサスペンションアームが掲載されています。

これは、WTCCシビックのリアサスペンションです。
WTCCのレギュレーションではサスペンション形式を変えてはイケナイので、ベース車がトーションビームアクスルの場合、トーションビームから変更できません。

トーションビームは剛性を確保しずらく(剛性を上げる=ロールしなくなる)、レーシングカー向きではありません。
そこで、この問題を解決すべく考え出されたサスペンションアームがWTCCシビックに採用されています。

写真を見ただけで構造が理解できればいいのですが、いまいちわかりずらいので図解してみました。
(注:僕も正しく理解できているかどうか確信がないので、参考程度に見てください)


アームは色分けされていますが、構成部品は左右のアーム(黒、緑、灰色)と左右連結バー(青)の3部品のみです。

そして前側2つの取り付け点だけがボディに固定されています。
左右のタイヤが同位相で動くときは、この前側2つの取り付け点を結んだ揺動軸①回りに動きます。

しかしロール時のように左右が逆位相で動くときは、①の揺動軸回りには動きません。
逆位相で動くときは前側2つの取り付け点と左右アームが繋がっているピロボール③を結んだ揺動軸②回りにアームが動きます。

中央上部についている左右連結バーは何のためにあるのか?と言うと、このバーがない左右アームは揺動軸②回りに自由に動けてしまうのでそれを抑制します。
左右連結バーがあると、左右アームが繋がっているピロボール③と左右連結バーの左右取り付け点の3点で3角形ができるので左右アームは自由に動けません。

しかし、左右が逆位相で動ときだけは、この3角形の形を保ったまま動くことができます。

まとめると
1、左右同位相・・・車体取り付け点の前側2点を結ぶ軸を揺動軸として動く
2、左右逆位相・・・車体取り付け点の前側2点と左右アームを繋げるボールジョイントを結ぶ軸を
           揺動軸として動く
3、片輪のみ・・・左右連結バーがつっかえるので動かない

つまり、同位相か逆位相のどちらかの動き方しかできないので、ダブルウィッシュボーンの様な本当の左右独立懸架方式とは異なる動き方をするということです。

図解もわかりずらいと思うので、より理解したい人は、A4くらいの大きさの厚紙を折ってみるとわかりやすいと思います。


左右連結バーのところは、ラジコンなどのピローボールで連結するのがいいのですが、ない場合は糸などを張って、糸が弛まないように左右のアーム部を動かしてみると理解しやすいと思います。

先日Youtubeで公開されていた時期シビックタイプRもきっとトーションビームだと思うのですが、こんなサスペンションアームが無限かイケヤフォーミュラから発売されるといいなぁって思いました。
Posted at 2013/09/14 01:57:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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