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2014年01月20日 イイね!

131206日光走行会その4

すでに2014年になってから、20日が過ぎようとしている今日この頃ですが、昨年のネタで引っ張ります。

さて、モータースポーツ活動で重要な活動のひとつに諜報活動というのがあります。
要は自分より速いクルマの情報を収集するということなのですが、非常に大事です。

なんてったって、自分で考えなくて済むのですがから、こんなに楽なことはありません。
情報収集の方法としては
1、クルマを直接見る
2、走行しているところを見る
3、チーム関係者と会話をする
4、その他

基本的には1~3の現場活動が主な活動です。

4のその他とは具体的には
1、雑誌等の記事を読む
2、ネットで情報収集
の2つです。

昨今はネットで比較的有用な情報が収集できるので、今日のように風が強く寒い日はパソコンの前で情報収集をします。

最近のオススメはYOUTUBEにアップしている車載映像動画からの情報収集です。
自分のクルマに近しいクルマの動画をよく見るといろいろ勉強になります。
ついでに、ロガーデータが表示されている場合があるので、その場合は以前紹介したトップフューエルS2000のときのようにエクセル等でグラフ化するとわかりやすいです。

今日は、僕のS2000の更なるタイムアップを狙うためになにをするか検討すべくYOUTUBEの車載動画解析を行うことにしました。
いろいろ探したところ、日光サーキットをスポーツタイヤで39.4秒という脅威的タイムで走行するS2000の車載動画があったのでそれをエクセルでグラフ化しました。

まずは僕の自己ベスト42,099秒と比較します。
赤が僕で青が39.4秒の走行データです。


各コーナ毎に見てみると

1コーナ:あまり差がない

2コーナ:1~2コーナにかけてのブレーキングに差があるが、この走行データと比べると差はない。

3コーナ:速度は同じだが、僕の方が横Gが低い

4コーナ:僕がアクセルコントロールしているのに対し、39.4秒のデータではほぼ全開加速している

5~7コーナ:最低速度と横Gに差はあるが、タイム差はほとんどない(約0.1秒)

8~9コーナ:最低速度と横Gに差があり、タイム差も大きい

バックストレート:加速はほぼ同じ

10コーナ:ブレーキングはほぼ同じ。最低速度と横Gに差があり、タイム差もある(約0.1秒)

11コーナ:横Gは僕の方が低いが、最低速度は僕の方が高い

12コーナ:僕はアクセルコントロールしているが、、39.4秒のデータではほぼ全開加速している


まとめると
1、直線加速に差がないのでパワーウエイトレシオはほぼ同じ
2、僕のS2000の方が横Gが低い
3、減速Gの差はほとんどない
4、低速コーナの立ち上がり加速に大きな差がある

ところで、この39.4秒のS2000の仕様概略は
外装:タイプSバンパ+リアGTウイング
タイヤ:Z2 265/35R18

という仕様になっていて、横Gの差はタイヤサイズだったり、空力部品の影響と思われます。
タイヤサイズが違うのでブレーキでも差があるのかと思いきや、このデータを見る限り、ブレーキングには差がでないということがわかりました。

さらに39.4秒くらいのタイムを出すためには、直線加速に大きな差があると思っていたのですが、そこもほとんど差がないこともわかりました。

8~9コーナの部分は空力部品の差があるので、かなり差があると思っていたのですが、そこは想定通りの差がありました。
バックストレートも含めて、ここで約1.1秒差がついています。

今回新たにわかったことは
3コーナ立ち上がり~4コーナと11コーナ立ち上がりから12コーナの加速差が非常に大きいということです。
タイム差にすると
3~4コーナ:0.4秒
11~12コーナ~ホームストレート:0.4秒

なんでこんなに差があるのか?を考えてみました。
それぞれのコーナの最低速度と横Gを見てみると

3コーナ
          僕        39.4秒
横G      1.2G       1.4G    (最低速度地点の横Gは同じ)
最低速度  55km/h    55km/h 

11コーナ
          僕        39.4秒
横G      1.2G       1.3G
最低速度  51km/h    49km/h

最低速度は同じか僕の方が高いにもかかわらず、横Gが低いということは、僕の方が大きい旋回半径で曲がっているということです。

この結果だけを見ると、旋回半径を小さくした方が速いんじゃないの?と思うかもしれませんが、僕はそうではないと考えています。
そもそも発生できる横Gにこれだけ差があったら、このくらいのタイム差があって然るべしです。

空力部品がついているので、もっと低速コーナと高速コーナの横Gに差があるのかと思っていたのですが、意外に差がないことがわかりました。

ということで、タイムアップにはタイヤサイズ変更がもっとも効きそうなのですが、タイヤはS2000の標準である255/40R17から変更する気はないので、次なるタイムアップに向けては空力部品の投入を検討したいと思います。
Posted at 2014/01/20 01:06:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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