• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

タツゥのブログ一覧

2024年03月20日 イイね!

最低速度位置とラップタイムの関係(HGR CIVIC TYPE-R再計算)

今日は5回目です。

前回基本に戻ったことによりなんとなく傾向がわかってきたので、今回は前回考えた走行ライン(半径変化がR=a・X^n+R0)の計算式を使ってもう一度CIVIC TYPE-Rのハンガロリンク 1コーナの計算をすることにしました。

まずは最低速度位置をコーナ中央にして何種類かコーナ距離違いの走行ラインを作り最適化をしました。
その結果、以前作った最低速度がコーナ中央より手前側の半径変化と同じような変化になりました。

また、区間タイムでは最低速度がコーナ中央より手前側の走行ラインよりも走行距離差含めて1000mまでの区間タイムで0.044秒速くなりました。

速度と半径変化
走行ラインの種類が増えてきたので、最低速度位置と減速側と加速側のコーナ距離に名称を変更することにしました。

最低速度が中央より手前側→637 70+62
最低速度が中央で最適化→645 100+65

同じ1000mでのタイム差は0.012秒で、645 100+65の方が距離が1.5m短くその分を考慮すると0.044秒差です。

走行ライン


そこそこ最適化できた気がするので、実測結果と比較してみることにしました。


減速側の608mから最低速度までの速度変化に違いがあり、今回作った645 100+65はいわゆる欧州式の(減速変化に折れ点のある)走り方になっていないことがわかります。

そこで、645 100+65の半径変化をベースにして608mから最低速度までの半径変化を変更し、欧州式風の速度変化になるような645 100+65の近似走行ラインを作りました。


加速側が微妙に遅くなったため645 100+65に対しては0.015秒遅くなりました。


645 100+65と近似走行ライン


さらに最低速度をコーナ中央より奥側の走行ライン(650 100+60)も作りました。

速度と半径変化


走行ライン


区間タイム計算結果一覧表

(637 100+72は最低速度位置がコーナ手前側の最適化した走行ライン)

今回のCIVIC TYPE-Rハンガロリンク1コーナの計算結果のまとめ
1、最低速度位置はコーナ中央のときが最も区間タイムが良い。
2、最適化した走行ラインをベースとして最低速度位置を前後に移動したり、最低速度付近の半径変化を変えてもタイム影響は小さい(+0.02秒以下)。

今回の結果を得るために他に何種類も計算したのですが、今のところ最もタイムが良いのは最低速度位置がコーナ中央のときでした。

しかしながら、計算結果を見てわかるようにコーナ中央でなくても0.02秒以下の差で誤差の範囲内の差しかありません。

したがって、今のところは最低速度位置はコーナ中央のときが最もタイムが良いということになりそうではあるものの、実際にはクルマの状況に合わせた走りやすい走行ラインで走ればいいのではないか?というのが僕の感想です。

ということで、終わりかと思いきや、富士スピードウェイのスーパーフォーミュラの計算があるのでまだ次回に続きます。
Posted at 2024/03/20 22:56:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行理論 | 日記

プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/3 >>

     12
3456789
10111213141516
171819 20212223
24252627 282930
31      

愛車一覧

ホンダ S2000 ホンダ S2000
最新型のS2000が欲しくなったので買い替えました。
アウディ A3 アウディ A3
プレミアムコンパクトです。 コンパクトなのにプレミアム プレミアムなのにコンパクト マ ...
日産 180SX 日産 180SX
いまいち乗っていた記憶がないのですが、いい車でした。 だけど、いろいろやっていたらしい ...
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
バツグンのカッコよさを誇るZ31です。 電動ファンがいまいちだったせいか、ラジエータの冷 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation