• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

タツゥのブログ一覧

2012年05月30日 イイね!

エクセル版サーキットシミュレーション作成方法第三回

第三回の今日は横G限界速度の算出です。
1列計算式を入力するだけなのでアっと言う間に終わります。

2012年05月29日 イイね!

マツダ デミオ続き

H氏より、横Gを1.2Gとするとどうなるのか?との問い合わせがあったのですが、昨日の計算では
減速Gも実測最大の0.87Gに対し0.8Gと小さめの設定をしていたため、横Gは1.1G、減速Gは
0.87Gとして計算してみました。
その他の数値は一切変更なしです。



タイムは45.1秒です。
1コーナの減速部分はぴったり合いました。
最終手前は若干合いませんがまぁまぁと思われます。

やっぱりこの車の限界は、横G1.1G、減速Gは0.87Gなのかもしれません。
とすると、デミ男君は低速コーナの横Gを1.1Gまでアップすると45秒台前半で走れるようになると考えられます。
2012年05月29日 イイね!

参考文献の紹介 その1

先日調べ物をしていたら、マツダ技報に”ダイナミックフィールの統一感”という論文があるのを知りました。
内容は、どういうG変化をする車がよいかというようなことが書いてあるのですが、サーキット走行でも役立つことが書かれています。

これを読むと街中の運転でもサーキット走行でも基本は同じってことがわかります。
なので安心してサーキット走行練習を街中で日々行いましょう!
ただし、街中では摩擦円の縁に沿った運転をするのは危険なので、常にタイヤ使用率20%以下を目安に運転しましょう。
Posted at 2012/05/29 00:53:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 参考文献、論文 | 日記
2012年05月29日 イイね!

エクセル版サーキットシミュレーション作成方法第二回

今回は走行ラインの作成です。



走行ライン作成のポイント
1、各コーナの前に基準点を決める
 これをやらないと、手前のコーナを修正する度に全体がズレてしまいます。
 各コーナの前ストレート部分の適当な地点にX、Y座標とθを直接数値入力し、そこを基準点とした方が 走行ラインを作成しやすいです。

2、曲率半径は連続的に変化するようにする。
 走行ラインの見た目がなめらかでも、曲率半径の変化がなめらかでないと計算値がギザギザになってしまい、実際には走行できない結果になるので、連続的に変化させます。

3、とにかく一度作ってシミュレーション計算をしてみる。
 走行ラインの見た目だけでは、実際の走行ラインをうまく再現できているかなかなか判断しづらいので、シミュレーション計算を行い、計算結果の速度見ながら修正して行くのがてっとり早いようです。

4、最初は簡単なコースで作ってみる
 いきなり長くて複雑なコースで作ると眠くなるので、最初はTC1000のようなコーナの少ないコースで作るのがオススメです。

次回の第3回は横G旋回限界速度の計算と減速側の速度の計算です。
2012年05月27日 イイね!

マツダ デミオ

今日は髪が伸びてきたのでいつもの美容室に散髪に行きました。スッキリです。

今回はお題のとおりマツダデミオのサーキットシミュレーションをしました。
先日行った走行会の参加者で、FSWで開催されているデミオレースに出るというデミ男(仮名)君の分析です。

ベストタイムは46.931ということなのですが、デミオにとってこのタイムがいいのか悪いの皆目検討がつきません。
まずはロガーデータでいつもの項目を確認します。

1、横G
 最大値:1.05G
 各コーナの安定度、3コーナと5~6コーナ(左)が0.95~1.0G

2、減速G
 最大値:0.87G
 各コーナの安定度:3コーナを除き旋回しながら減速しているため不明

3、最低速度と旋回半径( )は推奨値
 1~2コーナ :74Km/h 、  R43.2 (R52)
 3コーナ   :43Km/h 、  R15.5 (R15)
 5~6コーナ :48Km/h 、  R19.5 (R20)
 最終     :61.5Km/h 、R28   (R28)

横Gは普通スポーツタイヤの目安である1.2よりも低いのですが、リアタイヤが滑るらしく、かつ車高も高いのでこんなもんなのかもしれません。
しかし、Rの小さいヘアピンコーナの二つとも横Gが低いのは問題です。
本人曰くフルブレーキしながらハンドルを切っているようなのでそれが原因のようです。

減速GはABSが効いているということと、スポーツタイヤの目安0.9Gに近いのでこれがタイヤの限界と思われます。

最低速度は横Gが低い分だけ低いはずなのですが、最小旋回半径は1~2コーナを除きほぼ推奨値と同じなのでライン取りは問題なさそうです。
実際ロガーの走行ラインを見ても問題ありませんでした。

これらの結果をもとにサーキットシミュレーションを実施しました。
結果はこちらです。


計算値:46.7秒
実測値:47.0秒

計算に用いた数値
1、横G:1.0G
2、前後G:0.8G
3、加速G補正:0.32
4、横G抵抗:0.035
5、走行ライン:デミ男君の実測ライン
6、エンジン出力など:カタログ値とレースのレギュレーション最低重量とマニュアルのギア比
  具体的には、車重は990+60(人)+30(燃料)=1080kgです。 
  エンジン出力の補正は、0.8です。低っ!!(CVTは伝達効率が悪いのかも)  

3と4は実測値に合うように設定したのですが、加速G補正が低いです。
低すぎる。
S2000は0.5、EK9は0.75
なんとEK9の半分以下ではありませんか!!
横Gがあると加速できない原因を考えました。
LSDが入っていない。
確認してみるとやっぱりLSDは入っていませんでした。
ナットクです。

今回のシミュレーションでどうにもわからなかったとこは、1コーナと最終コーナの減速部分です。
ここがどうにも合いません。
デミ男君の方がシミュレーションよりも速く走れています。
ラインで無理に合わせようとするとラインが大回りになりすぎてコースアウトしてしまいます。
シミュレーションではタイヤの摩擦円は楕円形状なのですが、デミオの場合は少し四角い感じなのかもしません。
試しに横Gを1.1Gまで上げてみるとほぼ重なりました。
同じ車をH氏が運転すると横Gが1.1Gまでているので、実際の最大横Gは1.1Gあるとも考えられます。

シミュレーション結果と比較してみると、全体的にうまく走れていると思います。
遅いところは横Gの低いところくらいなので大した問題ではありません。

ライン取りの比較として、僕がS2000で走った走行ラインでシミュレーションしてみました。


計算値:46.5秒

デミ男君のラインよりも0.2秒速い結果になったのですが、実際にこのライン上をタイヤ摩擦円の縁で走れるかどうかは不明です。
特にLSDのない車の場合はデミ男君のライン方が良いようにも思います。
ただ、デミ男君は5~6コーナのブレーキ踏み始めのラインの曲率半径が小さいので、少し直線的にブレーキングするとこの部分だけで0.1秒くらい上がると思われます。

今回のまとめ
1、デミ男君はきちんと走れている。
  従ってブレーキを緩めながらハンドルを切るタイミングを改善し、安定して高い横Gを発生できる
  ようにすべし。
2、LSD効果は絶大
3、サーキットシミュレーションは結構役立つ。と思う。

プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/5 >>

   1 2 3 45
67 8 9 1011 12
13 1415 16 17 1819
202122 2324 25 26
2728 29 3031  

愛車一覧

ホンダ S2000 ホンダ S2000
最新型のS2000が欲しくなったので買い替えました。
アウディ A3 アウディ A3
プレミアムコンパクトです。 コンパクトなのにプレミアム プレミアムなのにコンパクト マ ...
日産 180SX 日産 180SX
いまいち乗っていた記憶がないのですが、いい車でした。 だけど、いろいろやっていたらしい ...
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
バツグンのカッコよさを誇るZ31です。 電動ファンがいまいちだったせいか、ラジエータの冷 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation