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2012年12月16日 イイね!

油圧測定結果

せっかく油圧計をつけたのですが、一般公道では2速で合法的に9000rpmまで回すことができないので、油圧の確認ができていませんでした。

14日の日光走行会では合法的に9000rpmまで回すことが可能なため、計測結果をメモしてきました。
それをグラフにしたものがこちら


青が60~100℃
ピンクは110~123℃

8500rpm付近は、青が70℃でピンクが121℃です。

走行中の油温、油圧を適当な回転数から抜き出してメモってきたので、温度には幅がありますが、温度の高いときと低いときの油圧の差がわかります。

60~100℃の油圧の1000~6500rpmは、たまたまメモってなかっただけなので、実際はグラフの線のようになっているわけではなく、110~123℃の油圧よりも少し高い油圧になっているはずです。

メインギャラリの油圧は5kgf/cm2くらいあれば問題ないはずなので、今回の値を基準に今後の管理をして行きたいと思います。
Posted at 2012/12/16 23:33:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | 日記
2012年12月16日 イイね!

日光走行会 12.12.14その2

もう少しうまく走れているところはないかなぁ~?
なんて思いながらデータを見直してみました。

今までは、セッティングがそれなりに決まると気持ちよく走れてタイムが上がった感があって実際にタイムが良いことが多いです。
今回はそれがなかったのですが、とりあえずデータを見てみました。

すると、8~9コーナがいい感じに走れているラップがありました。
ブレーキングもしっかりできていて、立ち上がりも悪くなっていません。



シミュレーションとの比較
シミュレーションは昨日と同じで、比較の実測データだけ変えました。


まだ差はあるものの、かなりシミュレーションに近い走りになっています。
その他のコーナが良くなかったのでラップタイムは43秒1だったのですが、8~9コーナだけなら0.3秒くらい速く走れています。

また、ストレートエンドの90°コーナ(10コーナ)は、ブレーキングが手前になっていて、その分コーナリングスピードは上がっています。
でも区間タイムで見ると、ブレーキングで0.2秒遅くなって、コーナリング速度で0.1秒速くなっているので、合計では0.1秒遅くなっていました。

10コーナはクルマのセッッティングが決まればブレーキングで奥まで突っ込んで、かつコーナリング速度も落とさずに走れるような気がするので、セッティングをがんばりたいと思います。

従って、もう少しう走りをうまくまとめることができれば、42秒7くらいまでは出たようなのですが、これでも自己ベストには届きません。
やっぱり諸悪の根源は、シミュレーションで横Gを1.10にしないと実測に合わないので、実際も1.10相当のグリップしかしていないということなので、ここを解決していきたいと思います。

Posted at 2012/12/16 22:54:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2012年12月16日 イイね!

エボ4買いました

みなさまお金は計画的に使っているでしょうか?
計画性のない僕は、もらったお金は後先考えずに使ってしまいます。

そんなわけで、今日は先週支給されたばかりのボーナスを使いに行ってきました。
今回購入したのはエボ4です。

エボ4を買って、エボ6仕様にしたかったわけではありません。

本日購入したのは、Aim社製のデータロガーであるエボ4です。


今までのパフォーマンスボックスはサンプリングレートが10Hzだったので、バネ上固有振動数である2~3Hzの振動を測定するには不十分でした。
ところがこのエボ4は200Hzくらいまでは実用的にとれるので余裕で測定できます。

サスストロークセンサも購入したのですが、取り寄せになって来週送られてくる予定です。
ちなみにサスストロークセンサは1本が6マソくらいするので、今回はお試しで1本だけ買いました。

これで念願のサスペンションストローク測定ができるようになります。
具体的にどうやって使うかは実際に測定してみてから考えるのですが、現在確認したいことは

1、各コーナでの最大ストローク
 →現在はタイラップで最大ストロークを見ているだけなので、各コーナ、各場所でのバンプタッチまでの余裕代を確認したい。
また、伸び側ストロークは実際にどのくらいまで使っているのかを確認したい。
(バネが遊ぶまでストロークしていなければヘルパースプリングが必要ないことがわかる)

2、ダンパ減衰調整の影響
 →減衰力を変えると、乗り心地的にも車輌挙動的にも変化があるものの、それがサスペンションの動きとどういう関係があるのかを確認したい。

3、バネ変更の影響
 →ハイ○コにすると同じバネレートでも走りが変わるという都市伝説の真偽と、変わるのであれば、ストローク中のどこがどう変わるのかを確認したい。

4、プリロードの影響
 →プリロードを変えると走りが変わるという都市伝説・・・以下略

と色々やりたいことはあるのですが、最終的な目標はクルマを速く走らせるためにはサスペンション(ダンパー)をどうセッティングすればいいのか?がわかるようになりたいなぁと思っております。

ところで、今日はこのロガーを購入するために東京の販売店であるベア レーシングサービスというカート屋さんに行ってきました。
http://www.bear-racing.co.jp/

こちらでサスストロークを測定するために必要なものとか、使用上の注意点などを聞いて、安心して使えそうだったので購入してきました。
僕がS2000の走行会で使うという話をしたところ、4輪ではサスストロークを取る人はGTとかフォーミュラなどのレース屋しかいないということでした。
2輪ではそこそこ一般的に使われているようです。(ヨシムラはAimを使っているそうです。)

来週末はたぶん暇なので、ロガー取り付けに励みたいと思います。
サスストロークセンサは取り付けのためのブラケットなどを新設しなければならないので、冬休みの工作で付けられるようにしたいと思います。
Posted at 2012/12/16 21:50:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2012年12月15日 イイね!

日光走行会 12.12.14

昨日は栃木県宇都宮市にある日光サーキットを走りに行ってきました。

朝空気圧を調整しようと左タイヤを測ったところ、なぜか0.7kgf/cm2しかありません。
エアゲージ壊れたかな?
と思ったのはウソで、最近妙にハンドル取られるようになったので、すぐにエア抜けであることに気がつきました。

早速タイヤを外してグルっと確認してみると、クギと思しきものが刺さっていました。
しかしながらパンク修理の接着剤だけ持ってなかったので、見なかったことにして空気を補充して走ることにしました。

肝心のタイム結果ですが、
目標:42秒5 (自己ベスト相当)
結果:42秒98

全然ダメでした。

とりあえず今回の走行1~5本目までの振り返りです。
S1:前後エア圧 冷間2.1kgf/cm2 → 温間2.6kgf/cm2
   減衰 前後10段戻し
   感想 いまいち

S2:前後エア圧 温間2.5kgf/cm2
   減衰 前後10段戻し → 後7段もどし → 前7段戻し、後10段戻し
   感想 前後10段戻しが一番よい気がした、後7段戻しは固すぎ

→S3では減衰を柔らかい方向に振ることにする

S3:前後エア圧 温間2.5kgf/cm2
   減衰 前後12段戻し → 前後14段戻し
   感想 違いわからず

→よくわからないので、後をもっと柔らかくしてみる

S4:前後エア圧 温間2.5kgf/cm2
   減衰 前14段戻し 、 後16段戻し
   感想 悪くないけど良くない、減衰違いわからず

ここで、隣にあったN君Bの空気圧をマルパクりすることにしました。

S5:前後エア圧 半温間2.1kgf/cm2
   減衰 前14段戻し 、 後16段戻し
   感想 悪くないけど良くない

ベストはS2とS5でほぼ同じ42秒98くらいでした。
どうもKYBのダンパーは減衰変更しても変化が小さくわかりずらい気がします。
その点、TEINスーパーレーシングは適正な減衰からズレると明らかに具合が悪くなったので自分の好みとしてはTEINの方が良いようです。

今回ようやくダンパを色々調整して走ったのですが、なんだかいまいちな気がしました。
とにかく差がわかりにくい。
もっと柔らかい方向に振ってもいい気もするのですが、すでに後はフルストロークしているので、ますますストロークが増えていい方向に向かうとも思いにくいのです。(バンプラバーに当たるのが早くなるだけ)
TEINのときは日光サーキットではストロークに余裕がありました。

感覚的には、縮み側の減衰が弱くて、伸び側が固い(固すぎる)気がします。
なので、走るとだんだんダンパが縮んでくる。
伸び側が固い特性がタイヤにも合っていない気がする。
段差乗り越し時も衝撃が大きく、伸び側が固くて伸びないので、ドスンッと落ちてるような感じです。

それとタイヤの595RS-Rは空気圧の変化に鈍感でいいような悪いような・・・
09年に自己ベストを出したときは、TEIN+Z1☆SPECで、グリップがキターッって感じになって良かったのですが、今はその感じがなく調子が良くないです。

てなわけで、クルマ的には良くなかった気がするのですが、「気がする・・・」を100回連発しても何も解決しないので、やはりここは測定してみようと思います。


まずはタイムが悪かったのはクルマにせいにしておいて、自分の運転に問題がなかった確認してみます。

2010年(42秒8との比較)


今回の改善目標
1、高速コーナのメリハリ
2、ブレーキABSのバリバリ

この二つを見てみると、
1の高速コーナのメリハリのメリの部分、すなわち減速のところは大よそできています。
でもその結果、出口加速ががダメダメになっています。

次に2のブレーキについては、まさにバリバリ音がするくらいABSを効かせたので、しっかりとその効果が確認できました。(減速Gで10%以上アップ!)
ただ、その分ストレートエンドの90°コーナの速度が落ち過ぎているので、もう少し手前から踏むべきだったと思います。

最後にシミュレーションとの比較


合わせ込みの係数を2010年のシミュレーション条件から以下に変更しました。
最大横G:1.15    → 1.10
最大減速G:0.75   → 0.85
最大加速G:0.65  → そのまま
出力補正:0.75   → 0.85

実際の横Gは最大で1.15以上出ているのですが、どうも減速しながら横Gが出る部分の摩擦円が小さいようです。
減速GはABSバリバリ効果
出力補正は、冬だから(なんと13%アップです)

ということで、いろいろ収穫があって大満足の走行だったのですが、タイムが良くないのは具合が悪いです。
さらに今回は一緒に走ったN君BおよびNEKO君に大敗してしまいました。

僕は技術者なので、運転技術で負けても全然悔しくありません。
でも同じようなクルマの仕様でセッティングで負けるのは非常に悔しいのです。
なので、新たな計測器を導入してタイムアップ策を練りたいと思います。
Posted at 2012/12/15 22:33:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2012年12月12日 イイね!

バネレートの設定方法

先日、飲み会の帰りにS2000を最近購入したFJK君(不二子ではない)からバネレートはどうやって決めればいいのか?という質問がありました。
そこで今日は、バネレート設定方法について書きたいと思います。

ただし、僕はサスペンションの専門家ではないので、より勉強したい人は以下の本をお読みください。
1、車輌運動性能とシャシーメカニズム
2、GT-R レース仕様車の技術開発
どちらもグランプリ出版です。

さて、バネレートですがS2000なら普通スポーツタイヤでサーキット走行をする場合、14~20kgf/mmを選択するのが一般的です。
一方、シルビアでは8~12kgf/mmくらいと半分くらいのバネレートです。

バネレートの設定をするにあたり、大事なことはスプリング単品のバネレートではありません。
大事なのはバネ上固有振動数です。
普通スポーツタイヤでサーキットを走る場合は2~3Hzくらいにバネ上固有振動数を設定します。
○子供向けの一般車は1Hz前後です。
レーシングスリックタイヤの場合は3~4Hzくらいだそうです。
(理論的根拠は知りません)

ここでバネ上というのは、要は車体(エンジン、人含む)のことです。タイヤとホイールはバネ下です。
固有振動数というのは、バネを縮めたときに、ビヨヨ~ンと伸び縮みするときの1秒間あたりの回数です。
例えば、バネ上の固有振動数が3Hz(ヘルツ)のクルマがあったとします。
そのクルマの天井を下向きに押し付けて、パっと手を離すと1秒間に3回ビヨヨ~ンと上下します。

では早速いつもの計算をしてみましょう。
題材はS2000とシルビアです。
面倒なので車輌質量はどちらも1320kgとします。
※以下12.12.12修正
かつ前後重量配分は崇高な50:50とします。
計算は1輪当たりのバネ上質量で行うので、バネ下質量として
 タイヤ、ホイール、ブレーキ一式、ナックル、サスアーム これらを合計で約40kgを引いた
一輪当たりのバネ上質量m(kg)を計算すると
 m=1320/4-40
  =290(kg)

固有振動数:f(Hz)の計算式は、バネレートをk(N/m)とすると

f=(k/m)^0.5/(2×π)

今回は狙いの固有振動数にするためのバネレートを計算したいので、上式をkの式に変形すると

k=(2×π×f)^2×m (Hz)

とりあえずf=2.5Hzを代入してみます。
k=(2×π×2.5)^2×290
 =71554 (N/m)
 =7.3 (kgf/mm)

従ってS2000もシルビアもバネ上固有振動数の狙い値を2.5Hzにしたい場合は約7~8kgf/mmのバネレートにすればいいということになります。
しかし、シルビアはそれなりに合うのですが、S2000には全く合わないことがわかります。
それは、シルビアとS2000ではアームに対するダンパーの取り付け位置が異なることが原因です。

シルビアのフロントサスペンションはストラット式で、タイヤの上下する移動量とスプリングの伸び縮みする量はほぼ同じです。
ところがS2000の場合はサスペンションアームの中間にダンパーが取り付けられているので、タイヤが上下する量とスプリングの伸び縮みする量は異なります。
ここで、スプリングの伸び縮みする量:δsとタイヤの移動量δtとの比をレバー比言い、ρで表すと

ρ=δs/δt

となり、S2000ではρ=0.7くらいです。(タイヤが10mm動いてもバネは7mmしか縮まない)
先ほど計算したバネレートはレバー比が1のときの値なので、レバー比による補正をしなくてはなりません。
面倒なので途中の計算を割愛すると、レバー比による補正後のバネレート:k’は

k’=k/ρ^2

この式にk=7.3(kgf/mm)とρ=0.7を代入すると
k’=7.3/0.7^2
 =14.9 (kgf/mm)

となって、2.5Hzのバネ上固有振動数にしたい場合は
シルビアでは7~8kgf/mm
S2000では15kgf/mm(15kgf/mmは一般的でないので14か16kgf/mm)
にすればよいという結果になり、市販車高調のバネレート設定はバネ上固有振動数を2.5Hz前後を狙っているということがわかります。

まとめると、バネレートを設定するために必要な要素は次の3つになります。
1、狙いのバネ上固有振動数(使うタイヤと走行の用途によって決める)
2、車輌質量 → 重いほど同じバネ上固有振動数の狙いでも、高いバネレートが必要
3、レバー比 → レバー比が大きいほど同じバネ上固有振動数の狙いでも、高いバネレートが必要

スプリングは単品のバネレートは気にせず、バネ上固有振動数で選ぶことが大事です。

F1解説でおなじみの森脇さんがブリジストンのHPでサスペンションについて書いているので、こちらも参照ください。
http://ms.bridgestone.co.jp/hp/bsms_contents?coid=548
Posted at 2012/12/12 00:57:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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