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2014年01月27日 イイね!

131206日光走行会その6(サスストロークの確認2)

ビックマックを食べてカロリーを補給したので、若干頭が冴えてきました。

でも、もう寝る時間なので短めにします。

他のところを見る前に、グラフの見方というかサスストローク変化要因に対する僕の推測を書きたいと思います。

こちら
※前後Gと横Gは変化をわかりやすくするために、G×30で表示しています。


今回使っているダンパーは縮み側と伸び側の減衰力の差が0.05m/secで約2倍差があり、伸び側の減衰力の方が高くなっています。

ブレーキを踏んでから最大減速Gが発生するまでのところは、サスストロークもそれに追従できています。
また、伸び側の減衰力は大きいので、伸びた勢いで伸びすぎることもなく、計算値と実測値が合っています。(460~470m)

最大減速G付近で横Gが急に増加するとそこから若干遅れて、サスストロークが縮み側に動きます。
しかし、縮み側の減衰力は小さいので、減速Gと横Gにより発生する荷重と釣り合うサスストロークのところにきても止まることができず、余計に縮み続けます。(470~475m)

余計に縮んでいるので、今度は伸び始めます。
伸び側は減衰力が高いのであまり伸び過ぎることはありません。(475~478m)
途中で横Gによる荷重が増加するため、また縮み始めます。(478~480m)
ここでも縮み側の減衰力は低いので、余計に縮み続けます。(480~483m)

という感じで減衰力が低いと荷重が変化した分以上にバネが縮み続けるので、よくない気がしてきました。
合ってるか間違ってるかわかりませんが、こんな感じの観点で引き続き見ていきたいと思います。

Posted at 2014/01/27 00:55:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2014年01月26日 イイね!

131206日光走行会その5(サスストロークの確認)

最近、あまりに寒いので暖かくなるまで寝ていようと思ったら危うく1日が終わりそうなことが多いです。

ということで、休みの日も何もしていないので去年のネタで引っ張ります。

ところで、昨年から導入したサスストロークセンサですが、その後何かわかったことはないのか?と思っている人もいると思うので、今回はサスストロークデータを見てみますが、実はあまり進展がありません。

今回は、2本目の後半にリアの縮み側のみ10段→7段へ固くする変更をしました。
すると、明らかに挙動が変わり、ラップタイムも0.5秒くらい悪化してしまいました。

特に違いが大きく感じられたのは、8コーナの減速から最低速度付近にかけてです。
速度が低下するとともに横Gが増えていくのでロール角も増えるのですが、リア減衰を変えたところロール角があるところにくると、ロール角の増加が急に止まり、その直後に後輪が滑り始めるようになりました。

これは僕の運転していたときの感覚なので、実際はどうだったのかをロガーデータを見て確認します。
では見てみましょう。

まずは具合の悪かった2本目後半
8コーナは500m付近です。


次はそこそこ具合のよかった7本目


具合の変化を感じたのは大体470~500mのところです。
僕の予想では、具合の悪かった2本目後半では、縮み側のストロークが少なくなっているはずでした。
でも実態は逆です。
2本目後半が42~43mm縮んでいるのに対し、7本目では40mmしか縮んでいません。

いかに人間の感覚で物事を語ることに意味がないかがわかるのですが、実際問題として、違いを感じたのと、グリップの変化があったことと、その結果ラップタイムに変化があったのは事実なので、その原因を突き止める必要があります。

よく、クルマのフィーリングについて、「測定データに現れないので、測定データには意味がない」という言葉を聞きます。
僕が思うに、それは測定方法、測定機器がショボいんです。
あるいは測定データの分析方法がショボいんです。

野口英世がウイルスを顕微鏡でがんばって探そうとしていたものの、当時の光学顕微鏡の分解能では見ることができなかったという話があります。
それと同じだと思います。
あきらめたらそれで終わり。

とにかく測って測って測りまくって、ひたすら分析する。
それでも原因特定ができなけば測定方法や機器を見直すのみです。

ということで、分析方法を変えてみます。
そもそも、サスストロークは減速Gと横Gの結果として発生しているので、ブレーキが弱ければその分サスストロークへの影響があります。
したがって、サスストロークだけを眺めていても、その変化の原因が減速Gの変化なのか横Gの変化なのかがわかりません。
そこで、以前行った前後Gと横Gからサスストロークを求める方法でサスストロークを算出し、その値と実測結果を比較してみます。

具合の悪かった2本目
桃色が計算値です。


7本目


470~520mのところを見ると差があることがわかると思います。
2本目は計算で求めたサスストロークよりも大きく縮んでいます。
7本目も470~490mのところは計算よりも実測の方が大きく縮んでいますが、それ以降は大体同じです。

本来は2本目の方が縮み側を固くしていて、縮み難くて伸びやすいはずなので、どちらかと言うと縮み量が小さくなっているはずでした。
でも実際は逆。

よくわからないので、他のところを見てみます。
が、お腹が空いたので夕食食べに行ってきます。
Posted at 2014/01/26 21:57:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2014年01月20日 イイね!

131206日光走行会その4

すでに2014年になってから、20日が過ぎようとしている今日この頃ですが、昨年のネタで引っ張ります。

さて、モータースポーツ活動で重要な活動のひとつに諜報活動というのがあります。
要は自分より速いクルマの情報を収集するということなのですが、非常に大事です。

なんてったって、自分で考えなくて済むのですがから、こんなに楽なことはありません。
情報収集の方法としては
1、クルマを直接見る
2、走行しているところを見る
3、チーム関係者と会話をする
4、その他

基本的には1~3の現場活動が主な活動です。

4のその他とは具体的には
1、雑誌等の記事を読む
2、ネットで情報収集
の2つです。

昨今はネットで比較的有用な情報が収集できるので、今日のように風が強く寒い日はパソコンの前で情報収集をします。

最近のオススメはYOUTUBEにアップしている車載映像動画からの情報収集です。
自分のクルマに近しいクルマの動画をよく見るといろいろ勉強になります。
ついでに、ロガーデータが表示されている場合があるので、その場合は以前紹介したトップフューエルS2000のときのようにエクセル等でグラフ化するとわかりやすいです。

今日は、僕のS2000の更なるタイムアップを狙うためになにをするか検討すべくYOUTUBEの車載動画解析を行うことにしました。
いろいろ探したところ、日光サーキットをスポーツタイヤで39.4秒という脅威的タイムで走行するS2000の車載動画があったのでそれをエクセルでグラフ化しました。

まずは僕の自己ベスト42,099秒と比較します。
赤が僕で青が39.4秒の走行データです。


各コーナ毎に見てみると

1コーナ:あまり差がない

2コーナ:1~2コーナにかけてのブレーキングに差があるが、この走行データと比べると差はない。

3コーナ:速度は同じだが、僕の方が横Gが低い

4コーナ:僕がアクセルコントロールしているのに対し、39.4秒のデータではほぼ全開加速している

5~7コーナ:最低速度と横Gに差はあるが、タイム差はほとんどない(約0.1秒)

8~9コーナ:最低速度と横Gに差があり、タイム差も大きい

バックストレート:加速はほぼ同じ

10コーナ:ブレーキングはほぼ同じ。最低速度と横Gに差があり、タイム差もある(約0.1秒)

11コーナ:横Gは僕の方が低いが、最低速度は僕の方が高い

12コーナ:僕はアクセルコントロールしているが、、39.4秒のデータではほぼ全開加速している


まとめると
1、直線加速に差がないのでパワーウエイトレシオはほぼ同じ
2、僕のS2000の方が横Gが低い
3、減速Gの差はほとんどない
4、低速コーナの立ち上がり加速に大きな差がある

ところで、この39.4秒のS2000の仕様概略は
外装:タイプSバンパ+リアGTウイング
タイヤ:Z2 265/35R18

という仕様になっていて、横Gの差はタイヤサイズだったり、空力部品の影響と思われます。
タイヤサイズが違うのでブレーキでも差があるのかと思いきや、このデータを見る限り、ブレーキングには差がでないということがわかりました。

さらに39.4秒くらいのタイムを出すためには、直線加速に大きな差があると思っていたのですが、そこもほとんど差がないこともわかりました。

8~9コーナの部分は空力部品の差があるので、かなり差があると思っていたのですが、そこは想定通りの差がありました。
バックストレートも含めて、ここで約1.1秒差がついています。

今回新たにわかったことは
3コーナ立ち上がり~4コーナと11コーナ立ち上がりから12コーナの加速差が非常に大きいということです。
タイム差にすると
3~4コーナ:0.4秒
11~12コーナ~ホームストレート:0.4秒

なんでこんなに差があるのか?を考えてみました。
それぞれのコーナの最低速度と横Gを見てみると

3コーナ
          僕        39.4秒
横G      1.2G       1.4G    (最低速度地点の横Gは同じ)
最低速度  55km/h    55km/h 

11コーナ
          僕        39.4秒
横G      1.2G       1.3G
最低速度  51km/h    49km/h

最低速度は同じか僕の方が高いにもかかわらず、横Gが低いということは、僕の方が大きい旋回半径で曲がっているということです。

この結果だけを見ると、旋回半径を小さくした方が速いんじゃないの?と思うかもしれませんが、僕はそうではないと考えています。
そもそも発生できる横Gにこれだけ差があったら、このくらいのタイム差があって然るべしです。

空力部品がついているので、もっと低速コーナと高速コーナの横Gに差があるのかと思っていたのですが、意外に差がないことがわかりました。

ということで、タイムアップにはタイヤサイズ変更がもっとも効きそうなのですが、タイヤはS2000の標準である255/40R17から変更する気はないので、次なるタイムアップに向けては空力部品の投入を検討したいと思います。
Posted at 2014/01/20 01:06:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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