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2014年02月28日 イイね!

ルノーR25 鈴鹿走行データ

今日はポカポカ陽気で、この前の雪がウソのようですが、安心して普通タイヤに交換するとまた雪が降るので、しばらくはスタッドレスのままにしようと思います。

前回はサーキットシミュレーションと合わせこみをしたのですが、今回は普通にデータを見てみたいと思います。

今回確認したい項目は、”欧州人は本当に欧州式トライビングをしているか?”です。
欧州式ドライビングの特徴は、直線でブレーキ(減速)を終わらせ、曲がるときは横方向にだけタイヤのグリップを使うです。

「横方向にタイヤのグリップを100%使えるから、その分コーナを速く走れるのである。」というのが、欧州式ドライビングの狙いだそうです。

コーナを速く走れても、その前後の加減速区間が遅くなり、コース一周では遅くなるので、そんな走り方をするドライバーは欧州にもいないはずなのですが、本当のところはどうなのか実際の走行データを確認してみましょう。

転載すると著作権的に具合が悪そうなので、僕が右から左に書き写したものを使います。
元ネタはオートスポーツNo1081号の18、19ページです。


今回のデータは鈴鹿のデグナー1個目からヘアピンまでのものです。
それぞれの向きの変わる角度は
デグナー1:45°
デグナー2:90°
ヘアピン:180°
となっており全て異なった種類のコーナです。

そのため、ハンドル、ブレーキ、アクセルのそれぞれを見てみると、違った操作をしているのですが、いずれもブレーキを終える前にハンドルを切り始めていることがわかります。
エンジンブレーキが効くので、ブレーキを踏んでいない=減速をしていないではなく、最低速度になるところまでは、ずっと減速しています。
そして、僕の知る限りF1のハンドルは遊びがほとんどないので、舵角が0でなければ曲がっています。

従って、この走行データ上からは直線でブレーキを終わらせるという状態は見受けられません。

ルノーR25のドライバーはアロンソ選手で、スペイン人なので欧州人です。
でも欧州式で走っていません。

速度変化だけを見ても、一定速度で走行している区間はほぼんどなく、必ず加減速をしています。
加減速をするためには、前後方向にタイヤのグリップを使わなくてはならないので、欧州式の狙いから外れてしまいます。

しつこいようですが、直線でブレーキを終わらせる本当の意味での欧州式で走っているF1ドライバーは世の中にはおらず、どちらかと言うとコーナ速度重視のドライバーが欧州には多い程度だと僕は思っています。
Posted at 2014/02/28 21:11:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行理論 | 日記
2014年02月26日 イイね!

ルノーR25 鈴鹿サーキットシミュレーション

前回のマクラーレンMP4/5のシミュレーションでは、計算値と実測値に差があるところが多く、僕のシミュレーションをF1に適用するのは無理があったかなぁと思っておりましたが、コース変更影響も考えられるため、近年のF1ロガーデータで比較したいと思っていました。

2006年のオートスポーツ1081号に2005年鈴鹿のルノーR25アロンソ決勝データがあったのですが、目盛に数字がないのと、その周のラップタイムがわからないため、どう比較すべきか悩んでいるうちにすっかり忘れてました。

しかし、先日ふとそれ思い出したので、とりあえず重ねてみることにしました。
2005年の鈴鹿は3.0L、V10最後の年で、決勝中のファステストラップはマクラーレンのキミ・ライコネンで1分31秒540だったようです。
アロンソは3位で、そこそこ速かったはずなので、掲載されているデータは32秒前後と推定しました。

目盛に数字はないものの、0km/hとおぼしき目盛はあるので、そこを0km/hとし、あとはラップタイムが1分32秒前後になるよう各数値を設定しました。

その結果がこちら
赤:シミュレーション、青:実測データ(速度のスケールは大体重なるように設定しています)


ラップタイムは1分32秒08です。

シミュレーション条件
 走行ライン:FD2シビック実走ライン
 車重:600kg
 最大出力:900PS (出力曲線はFD2シビックを使い、補正係数を4にしました)
 ギア比:シビックFD2(ファイナルのみ3.8に変更)
 最大横G:1.7、最大減速G:1.2、最大加速G:1
 180km/hの走行抵抗:210kgf
 100km/hのダウンフォース:140kgf

ヘアピンの速度は70km/hくらいで妥当だと思うのですが、ストレートの最高速が340km/hも出ているのが怪しいです。
当時の最高速がどれくらい出ていたかわからないのですが、320km/hくらいな気もします。
しかし、最高速を320km/hになるように条件設定すると、ラップタイムが遅くなりすぎてしまうので、やっぱり340km/h出ていた気もします。

最高速についてはやや怪しい気もしますが、全体的には前回のマクラレーンのときより合っていて、いい感じになりました。

ということで、やっぱりF1にも使えそうなので、引き続き実測データとの比較を行い妥当性確認をしていきたいと思います。
2014年02月23日 イイね!

A3オイル交換

今日は、天気がよかったのでアウディA3のオイル交換をしました。

ドイツ車は加工精度が高いらしく、1万光年くらいはオイル交換が不要という説があります。
しかし、ビビリな僕は1万kmでオイル交換することにしました。

オイルは信頼と実績と低価格のカストロールRSです。

ジャッキアップは純正のジャッキを使いますが、使いにくいです。 日本車の一般的なタイプに比べれば増しな気もしますが、やっぱり使いにくい。
本当はガレージジャッキで上げたいのですが、サスペンションメンバがアルミ製で、パキっって割れそうな気がしてならないので、純正ジャッキを使いました。

※写真は前回12年4月のものです。


ジャッキアップをしたら、アンダーカバーをはずします。
2種類のトルクスねじで固定されているので、ひたすらはずします。


こんな感じでオイル抜きます。


前回やったときは、4.2Lくらい入れたらアッパーよりちょい上だったで、今回は4L全部入れたらレベルゲージのアッパーのところになりました。

帰りの道のエンジン音が微妙に大きくなった気がするのですが、気のせいだと信じています。

今回わかった悲しい事
アンダーカバーはずしたら、グリースがベットリついてました。
右側のドライブシャフトのインボードジョイントから飛んだようです。
周辺にも飛び散っていたのですが、ブーツは切れておらず、隙間から飛び出したようです。

ゆすってみると、ガタつきが見られたのでジョイント部も具合悪そうでした。
今のところ異音はしないので、気候がよくなったら修理しようと思います。

さすがのドイツ車も壊れるところは壊れるみたいです。
Posted at 2014/02/23 19:04:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | アウディA3 | 日記
2014年02月22日 イイね!

コイルスプリングの作り方

端面の傾き原因を考える上で、どのような作り方をしているかを知ることが重要だと思い、Youtubeによる調査を行いました。

昨今はYoutubeで調べるとほとんどのことがわかってしまいびっくりします。

まずはアイバッハさんの作り方




検査


端面は、グラインダーでブイ~ンって削っているようです。

いまいちわかりにくかったので、他の動画もどうぞ
PEDDERS SPRING



東海バネ工業


東海バネ工業さんによれば、バネは縮めると横方向に動くそうです。
でも、東海バネ工業さん製のものは、そうならないそうです。

いやぁ~勉強になりました。
機械も職人さんもスゴイですね。

TEINのバネもグラインダーにグイって押し付けたら縮みやすいところは削れにくいので、傾いて削れているだけかもしれないって思いました。
Posted at 2014/02/22 19:42:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2014年02月18日 イイね!

スプリングの曲げの力 さらに続き

昨日、ブログを書いた後、いろいろ考えました。
そして、自分の書いたことを思い出しました。

「普通の設計者なら、世の中のスプリングシートが自由に傾かないことを知っているので、傾かないスプリングシートを使ったときにスプリング端面荷重分布が均一になるようにして、その状態で狙ったバネレートになるような設計をするはずです。」

端面を研削しているスプリングは普通につくると端面の荷重分布が均一にならないということをバネメーカの設計者なら知っていると考えられます。
ということは、きっと端面荷重分布が均一になるような工夫をしているに違いないとも考えられます。

さらに、以前TEIN製の直巻スプリングの端面平行度を確認したときに、現物は1~2mmくらい端面が傾いていたということも思い出しました。

まずは写真をごらんください

線間密着側を内向きにしたとき


線間密着側を外向きにしたとき


こんな感じに傾いています。
以前見たときは、つくりの都合上、こんな風になっているのかなぁ?とか漫然と思っていたものの、恐らくバネを真直ぐに立てたときに線間密着側がシートから浮くように削っているのだろうと思います。

絵的に説明するとこうです。


端面が傾いたスプリングに荷重をかけると


ある程度荷重がかかったところで、端面の荷重分布が均一になります。

実際のところは、こういう狙いがあるのかどうかはわかりませんが、バネメーカが端面が傾くことの影響を知らずにバネの設計をしているとも思えないので、狙ってこういう仕様なのだと思いました。
なので、スプリングの曲げの力はあまり気にしなくていいんじゃないかなぁ~ってのが僕の考えです。

来年のオートサロンでバネメーカの開発の人に聞いてみたいと思います。
Posted at 2014/02/18 00:10:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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