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2015年03月15日 イイね!

車高変化と前後荷重変化の実験その2

いよいよF1が開幕です!。

僕の応援するマクラーレン・ホンダは、後方グリッドを埋めるという最低限の目標も達成できなかったのが残念でしたが、ジェンソンが最下位ながらも完走できたのでヨシとしましょう。

第5戦くらいまでは、こんな状態が続くような気もしますが、第10戦くらいまでにはちゃんと走れるようにして、日本グランプリでは上位争いできるようにがんばって欲しいです。

今日は昨日の続きです。
前回は体重計を用いた実験をしましたが、体感できるというところは良かったのものの、実験的には正確性に欠け、いまいちだったので、1/10ラジコンカーを用いた実験を追加で実施しました。

試験方法と結果は写真のとおりです。




雑誌の厚さが2冊で約15mmあるので、実車では150mmの車高変化に相当するのですが、どちらも約705gで、全く変化なしです。

こんなこと、実験するまでもないのですが、実験せずにブツブツ言うのもよくないのでやってみました。
Posted at 2015/03/15 23:39:25 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2015年03月14日 イイね!

車高の前後バランスを変える理由

前回は、車高を変えても前後荷重の変化はほとんどないと書きました。

そこで普通はこう思うわけです。
でも車高の前後バランスを変えるセッティングするよね?
一体何が変わるの?

実は僕もよくわかってません。
確かに車高の前後バランスを変えると走行影響があることはわかっていて、実際にセッティングの大事な要素だと思っています。
でもなにがどう変わるから走行影響があるのかははっきり知りません。

とは言うものの、参考書等に書いてあることを自分なりに理解した内容はあります。
正しいかどうかは実測も計算もしたことがないのでわかりません。

ということで、僕の理解したこと

車高を変える→重心高とアーム角度が変わる→アーム角度が変わるとロールセンタ高が変わる→重心高とロールセンタ高が変わるとロール剛性が変わる→ロール剛性の前後配分が変わる→左右タイヤの荷重変化が前後で変わる→左右合計のタイヤグリップ最大値が変わる

まさに風が吹くと桶屋が儲かるくらいわけがわかりませんが、ロール剛性の前後配分が変わるってところが肝っぽいです。

リジットアクスルとかトーションビームはよくわかりませんが、ストラットやダブルウィッシュボーンの車輌は車高を下げると重心高が下がる以上にロールセンタが下がるので(重心~ロールセンタ間距離が長くなり)ロール剛性が下がります。

例えば、リアの車高を下げるとリアのロール剛性が低くなります。
左右の荷重移動量はロール剛性が低い方が小さいので、リアの車高を下げると左右の荷重移動量が少なくなります。
※前後を合計した左右荷重移動量はロール剛性では変化しないので注意

左右荷重移動量が少ないと左右合計タイヤグリップ最大値が大きく(減少量が小さく)なるので、リアタイヤのグリップが上がります。

要約すると
①リアの車高下げる
②リアのロール剛性下がる
③リアタイヤのグリップ上がる
という構図が成り立ちます。

つまり、リアの車高を下げると、リアタイヤの荷重が増加するからグリップが上がるのではなく、リアのロール剛性が下がって、左右荷重移動量が減るからグリップが上がるということのようです。

例のごとくプロ(自動車メーカ)は、ロール剛性の前後配分を計算した上で諸元を設定していて、走行中のアーム角度やタイヤの荷重などを実測しているはずなので、計算結果と実測結果を合わせて説明した参考書を出して欲しいなぁってずっと思っているのでした。
Posted at 2015/03/14 23:59:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2015年03月14日 イイね!

車高変化と前後荷重変化のおさらいと実験

こんばんは。

最近、新ネタおよび新ネタを開拓する気力がないので、昔のネタのおさらいをします。

今日のお題は、車高変化と前後荷重変化なのですが、21世紀になってすでに15年も経とうかという昨今においても未だに間違った理解をしている人がいるので、改めて取り上げることにしました。

<間違った理解>
 フロントの車高を下げるとフロント荷重が増える
 リアの車高を下げるとリア荷重が増える

<正しい理解>
 フロントまたはリアの車高を下げると、重心が移動した方向の荷重が増える
 ※車高が下がった方ではなく、重心が前後どちらに移動したかで荷重が変化する側が決まる
 
 一般車輌では車高の変化に伴う、重心の前後移動量は小さいため、荷重変化はほととんどない

と100回書いても根拠に乏しく、信頼性がないので、本当はコーナウエイトゲージを用いて実測したいのですが、残念ながらコーナウエイトゲージを持っていないので、別の方法でかつどこのご家庭にもある測定機で測定できる方法で実験してみたいと思います。

1)容易するもの
1、腕立て伏せのできる人
2、体重計
3、平らで滑りにくい床

2)実験方法
1、体重を量る
2、腕立て伏せの姿勢になる(腕は伸ばした状態)
3、手の下に体重計を入れる
4、体重計の目盛りを読む         ・・・①
5、足と手をついている位置が変わらないように腕を縮める
6、体重計の目盛りを読む         ・・・②
7、2の状態に戻る
8、体重計に対して頭の位置が変わらないように腕を縮める
  (足をついている位置を後ろにズラすことになるはずです)
9、体重計の目盛りを読む         ・・・③

普通にやると腕を縮めるときに身体全体が前方(頭の方)に移動しようとするので、移動しないように注意が必要です。

①②③の結果を見ると、①と③はほぼ同じ値になって、②は①③よりも大きな値(2~4kgf)になると思います。
もし、①と③が同じ値にならない場合は、同じになるように体重計の目盛を見ながら腕を縮めてみてください。
そのときに頭が動いていなければ正しく測定できています。

測定をすると気が付くと思いますが、体重計の値はあまり安定しません。
そしてその理由が、身体の前後位置の変化によるものだということに気が付きます。

腕の曲げ伸ばしによる身体の姿勢変化ではなく、体重計に対する身体全体の前後位置変化が体重計の値が変化する原因になっていることがわかると思います。

例のごとくプロやショップは当然のようにコーナウエイトゲージで車高変化に対するコーナウエイト(各タイヤの荷重)を測定していて、車高変化で前後荷重がほとんど変化しないことを知っていると思うので、不勉強な雑誌記者などに教えてあげて欲しいと思います。
(以前も書きましたが、マジメなオプションでは実測してました、、買っておけば良かったと後悔してます)

計算もしてみました。
計算では②の場合2kgfの変化、③では変化なしになりました。



②では重心が前方(P点側)に移動する


③では、重心の相対位置は①と変化しない




ちなみに、体重計は辛いわりに安定した値がでないので、料理などに使う計量器を使うテストの方がオススメであります。
ってことにこのブログを書いてる途中で気が付いた・・・。
Posted at 2015/03/14 23:11:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記
2015年03月10日 イイね!

伸び側ストロークその2

先週の土曜日は、茂原ツインサーキットへ走行会に参加しに行ってきました。



タイム的には50.897秒でタイヤを考慮するとあまりよくないタイムでしたが、体調もよく、楽しく走ることができました。

データ的にはこんな感じでした。


データをじ~っと見ると、あと0.6秒くらいは速く走れそうです。

そんなわけで、今日は伸び側ストロークの続きです。

伸び側ストロークが足りない場合の対応としてヘルパースプリングやアシストスプリングなどを追加することがあります。

ダストブーツと違って、こちらは大嫌いなわけではないのですが、どうにも好きにはなれません。
好みの問題だと思うのですが、僕はシンプルな方が好きなので、もう一つスプリングを追加するというところが好きになれないのです。

以前、もてぎシビックレースを手伝い始めた当初、ブレーキング時の安定性が低いことに悩まされていました。
外から見ていると、リア内側タイヤが浮いていることが確認できたのと、ブレーキバランスが悪そうだったので、
①ブレーキバランス改善(プロポーショニングバルブ変更)
②バネレート変更
この二つの対策を行い、そこそこ改善しました。

ここでアシストスプリングを追加するという案は出てきません。
なぜかと言うと、シビックレースに参加している車輌を見るかぎり、アシストスプリングを使っている車輌はなく、それでもみんな普通に走っているからです。
ということは、アシストスプリングなしでも解決できるってことです。

そこで、なぜリア内側のタイヤが浮くのか?を考えました。

サスストロークは①前後加減速G、②左右G、③路面の凹凸のという3つ外力に対して変化します。

ここで、リア内側が浮く原因は①と②が支配的です。

まず、減速をすると、リアサスは伸びた状態になっています。
さらに、その状態からロールするので、内側がさらに伸びようとするものの、スタビライザーの影響もあり、一定以上は伸びることができずに浮き上がります。

つまり、ロール量に対してリアサスの伸びストロークが足りていないことが浮く原因となっているわけです。
リア内側タイヤが浮くこと自体は問題ではないと思うのですが、それが原因で減速時安定性が低いということになれば、それは解決すべき問題です。

解決手法は二つ
1、ロール量減らす
2、リアサスの伸びストロークを増やす

さらに具体的な方法を考えると
1、ロール量減らす→フロントバネレートを上げる、フロントスタビを固くする
2、リアサス伸びストロークを増やす→リアバネレート下げる、リアスタビをやわらかくする

昔のことなのではっきりと覚えていませんが、このときはフロントバネレートが低かったので、フロントバネレートを上げる対応をとった気がします。

それでも、もてぎのS字1個目は内輪が浮いていましたが、走行に支障がなかったので、それ以上の対応はしていません。

アシストスプリングを追加するというのは、実質的には2のリアバネレートを下げると同じです。
でも、それならアシストスプリングを追加しなくても、メインスプリングのバネレートを下げるか、リアスタビをやわらかくすればいいじゃんって思うのです。

メインスプリング、スタビライザ、ダンパ、車高などをいろいろ変更した結果、どうしてもアシストスプリングが必要だということであれば、それはしょうがないと思うのですが、安易にアシストスプリングに頼るのはいかがなものか?というのが僕の考えです。

僕が思うに、リア内側がすぐに浮くようなロール剛性の前後配分はそもそもが間違っているはずです。
なので、まずはメインスプリングとスタビライザを変更してロール剛性の前後配分を適正化し、それでもどうにもならない部分を改善するための最終手段としてアシストスプリングを追加するという選択肢がでてくると思います。

セッティングは何をはじめに変えるべきか?という決まりはないので、やりやすい方法で行えばいいと思いますが、アシストスプリングの追加はセッティング要素が増えてわけがわからなくなる恐れがあるのと、間違いなく重量増にになるので、オススメできる方法ではありません。

ちなみに、車検対応(のためだけ)にヘルパースプリングを使うというのは、オススメできる方法です。
また、街乗りでは歩道に入るときの段差でバネが遊びやすいので、その場合もヘルパースプリングの追加がオススメです。
Posted at 2015/03/13 23:22:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2015年03月04日 イイね!

伸び側ストローク

今日は伸び側ストロークです。

バネを遊ばせているのが普通の僕としては、伸び側ストロークなんてどうでもいいじゃん!
シングルレートのバネが1Gで縮んだ以上に伸びても意味ないんじゃないの?ってず~っと思っておりました。もちろん今でもそう思ってます。
(ただし、ニュルブルクリンクのようにジャンピングスポットがあるコースはたくさん伸びた方がいいです。)

実際、180SXでもS2000でもバネは遊ばせるようにしていたのですが、サーキット走行中にバネが伸びきったことはほとんどありません。

”ほとんど”ということはたまにあるってことですが、それは縁石に乗り上げすぎてジャンプしたり、コースアウトしたときです。

なんでわかるのか?と言うと、バネが遊ぶまで伸びると大概はスプリングシートの段差にひっかかるのです。
段差にひっかかって、段差から落ちるときに”バキ~ン”って嫌な音がするので、「あ~バネがずれたんだ」ってわかります。

しかし、それ以外の走行中もスプリングシートの段差に乗り上げない程度に伸びきってたのではないか?という疑問が沸くと思います。

そこで、サスストロークセンサの登場であります。
今までS2000でTC1000、日光サーキット茂原を走行し、データをとりましたが走行中は伸びきりまでストロークしてませんでした。

しかし、しかし「それはS2000にTEIN SUPER RACING」を組み合わせた場合なのであって、車種、ダンパが違えば伸びきることもあるのではないか?」という疑問が沸くと思います。

そこで、様々な車種の測定確認結果を知りたくなるわけですが、ここで問題が発生です。
サスストロークセンサは、容易に購入できるようなお手ごろ価格ではなく、取り付けやデータの確認にもかなり時間がかかるのです。

一方、走行中の縮み側ストロークについては、古より言い伝えられている測定方法である”タイラップ法”により、容易に測定することができます。

世の中にはヘルパースプリングをつけたりして、伸び側ストローク不足が気になって気になってしょうがない人がいるようなので、間違いなく一件くらいは簡易測定方法がでてくるに違いないと思い、ヤフー先生に「伸び側ストローク」「リバウンドストローク」「確認」「測定」というキーワードで質問してみました。

全部見たわけではないのですが、今のところ一件もなし。
たぶんプロやショップは当然のごとく測定方法を知っていて、実際に測定していると思うのですが、公開しているところはなさそうです。
(ちなみに車高調メーカ3社くらいに質問したところ、サスストロークセンサは使っておらず、縮み側はタイラップで測定してると教えてくれました。)

ってことで、自分で考えることにしました。
でもまだ思いつきません。

タイラップ並みに簡単な方法はないと思うので次の要件を満たせるような簡易測定方法を考えたいと思います。

1、取り付け容易
2、材料が誰でも容易に入手できる
3、走行毎に繰り返し使用できる
4、走行後にジャッキアップせずにある程度定量的に確認ができる
5、走行中脱落しないように強固に固定できる
6.万が一脱落したとしても後続車などの迷惑にならない

これを思いつけば、きっと業界標準になるに違いない!!

でも、すでにいい方法を知っている方、いい方法を思いついた方がいたら是非教えてください!
まるパクりさせてもらいます。
Posted at 2015/03/04 01:55:15 | コメント(4) | トラックバック(1) | クルマ | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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