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2023年05月25日 イイね!

電気は足りるか?

こんにちは。

24日のニュース見ましたか?
ニュースの見出しの多くに「ホンダF1復帰」と記載がありました。

ただ、中身を読むと2026年からも運営は変わらずHRCなので、実際は2026年以降もHRCとして参戦を継続するということと、供給チームがアストンマーチンになったという2つのことが発表されたのであって、復帰という表現は間違っていると思いました。

それにホンダはF1参戦は終了しているので、復帰することなどあり得ないのです!!。

スポンサーがホンダ(ここで言うホンダは㈱本田技研工業)というのは、かなり心配ではありますが、2026年以降もHRCがF1を継続してくれるのはうれしいですね。


さて、ホンダと言えば電動化に力を入れているわけですが、もし世の中の自動車の多くが電気自動車になったとき、だれが発電してくれるのか?東京電力は発電してくれるのか? これが心配でなりません。

せっかく、電気自動車が普及しても、電気が足りなくてはまともに走ることができないのです。

そこで今日は、電気自動車が普及した場合、電気は足りそうなのか、なんとかなりそうなのかを大雑把に計算してみたいと思います。

まずは、1年間で使うエネルギー量を計算してみます。
僕の場合、すごく多い年で1年間に1万kmくらい走ります。

平均燃費はS2000だと8km/Lくらいなのですが、昨今のクルマはもっといいので、15km/Lということにします。

ガソリンの密度を0.78kg/Lとすれば、ガソリン1kgの燃費は
15/0.78=19.2(km/kg)

ガソリンの低位発熱量は44MJ/kgらしいので、1km走行するために使うエネルギーは
44/19.2=2.29(MJ/km)

1年で1万km走行するときに使うエネルギーは
2.29x10,000=22,900(MJ)

ここで、ガソリンエンジンでは消費したガソリンの持っているエネルギーの1/3くらいしか実際の走行に使われていないので、実際の走行に使われているエネルギーは
22,900/3=7,633(MJ)

電気自動車のエネルギー変換効率がよくわりませんが、ここでは100%ということすれば、最低でも1年間に7,633MJの電気エネルギーが必要だということがわかりました。

7,633MJ(メガジュール)ってどのくらいのエネルギーなのか見当がつかないので、わが家の電気使用量と比較してみます。

わが家は僕と奥さんの二人暮らしで、空調機もほとんど使わないのですが、半分くらい在宅勤務してるのと、テレビがプラズマなのと、奥さんが”毎日”リビングの明りを点けたまま夜中まで眠っているので、そこそこ使っているかもしれません。

そんな状態で約200kWh/月の電気を使っていました。
ということは1年で2,400kWhです。

1kWh=3.6MJ(1000Wx3600秒)なので

1年で使う電気エネルギーをジュール換算すると
2,400x3.6=8,640(MJ)

まとめると
1年間に自動車が使うエネルギー:7,633MJ
1年間に家庭で使うエネルギー:8,640MJ

1年間の走行距離が1万kmで、かつ燃費が15km/Lの自動車が1年間で使うエネルギーと1年間で家庭で使う電気エネルギーはほぼ同じということがわかりました。

日本の家庭のすべてが自動車を持っているわけではないこと、工場などの産業で消費する電気エネルギーが全体の約70%程度あることなどを考えると、意外になんとかなる気がしてきました。

ただ、現状でも暑い日や寒い日は電気が不足気味と言われているので、行政はこのあたりのバランスをうまく取ってもらいながら、電気不足にならないようにして欲しいですね。

それでは、寝るときは明りを消して眠りましょう!!。
Posted at 2023/05/26 19:56:04 | コメント(4) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記
2023年05月03日 イイね!

テーパ接合の摩擦トルク計算

今年のGWは特に用事がないので家でのんびり過ごしてます。

さて、今日は先日Garage K氏が書いていた、チューニングカー用4ローターのエキセントリックで使われているテーパ接合はなぜ滑らないのか?という疑問に対し、実際に計算をして確かめてみることにします。

とは言うものの、実際の寸法も部品構成もよくわからないので、写真を見たイメージで勝手に考えた構造、寸法でおおよその成立性を計算しました。



計算結果としてはテーパ接合の摩擦トルクは約2800Nmとなりました。
2800Nmで捩じると接合面が滑ると言う意味です。
実際はボルトの軸力、摩擦係数、テーパ部の径によって変わるのですが、仮に1/3しかなくても900Nmくらいはありそうです。

次に、このエンジンの最大発生トルクが400Nmとしたときにテーパ接合部が滑るかどうかを考えます。

実際のエンジン発生トルクは1回転中に変動があって、カタログの最大発生トルクというのは本当の最大発生トルクではなく、変動するトルクの平均値のことを言います。

グラフがあった方がわかりやすいので、自動車技術開論文集Vol.52のfig.3をご覧ください。

これは普通の4気筒のグラフで、本当の最大トルクは約300Nmになっていて、平均値はおおよそ80Nmくらいになっています。

つまり、普通の4気筒の場合は平均値の約4倍くらいの最大トルクがクランクシャフトにかかっているということになります。

今回は4ロータのエキセントリックシャフトで、1つのテーパ面は1つのロータの発生するトルクしか伝達しないため、テーパ面には400Nmの1/4の100Nmがかかります。

普通の4気筒は1回転に2回燃焼ですが、ロータリーの場合は1つのロータでは1回転で1回燃焼のため、トルク変動も4気筒の約2倍くらいあると仮定します。

したがって、100Nm×4×2=800Nmが1つのロータで発生する最大トルクということになります。

まとめ
テーパ接合面の摩擦トルク:約900~2800Nm
ロータで発生する最大トルク :約800Nm
摩擦トルク>ロータで発生する最大トルク となり、テーパ接合面は滑らず、トルクを伝達することが可能。

条件設定に仮定が多く、特にボルト軸力は怪しいところはありますが、計算上は十分成立するという結果になりました。
Posted at 2023/05/04 00:27:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記
2023年05月02日 イイね!

ヨーレートと位置ズレ量の関係

こんにちは。
今日も相変わらず奥さんがパソコンの前で寝てしまったので、古いノートパソコンを在宅勤務用のモニターに接続してブログを書くことにしました。

今年のF1は変わらずレッドブルが速くて、安心してレースを見てられますね。
角田も2戦連続ポイント素晴らしいです。

ところで、ホンダはF1参戦を終了し、現在はHRCのスポンサーという位置づけです。

レギュレーションが変わる2026年からも変わらずHRCのスポンサーを続けて欲しいのですが、突然「スポンサーを終了する」などと、とぼけたこと言う可能性が高いので、HRCはホンダのスポンサーがなくてもF1が続けられるようにポルシェやルノーののTAGホイヤーみたいなスポンサーを探して継続参戦できるようにして欲しいですね。

さて本題です。
今日はメッセージで質問をもらったのでその回答をします。

質問内容としては、速度40km/h、ヨーレート0.98deg/secで走行しているとき、2秒後の直進時との位置ズレ知りたいということでした。

絵がないとわかりにくいので、絵と計算式をまとめました。


ということで、0.38mの位置ズレが発生するという答えになりました。
Posted at 2023/05/02 22:36:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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