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2015年05月17日 イイね!

150515 TC1000走行会 その2

次は、右後輪のサスストロークセンサです。

当たり前ですが、左側と同じように取り付けています。

両輪のサスストロークを計測することにより、次の二つがわかるようになりました。

1、ロール量(=左右のサスストロークの差)
2、リア車高(=左右のサスストローク平均値)

では見てみましょう。
ついでに、以前計算した横Gと前後Gからサスストロークを計算する式を少し修正した計算式で計算した値もグラフに追加しました。

まずはロール
青:計測値
桃:計算値


次はリア車高


今回、ロールとリア車高を分離することができるようになったので、係数と計算式を見直して次ぎのように変更しました。

ロール量:Lr=L1×ax×kx×2     ※これは以前と同じ
車高変化:Lh=L1×ay×(ky-kya)  ※kyaはayが正のとき(加速時のみ)適用

計算に使った係数
 前後G係数 ; ky=0.35
 加速前後G係数:kya=0.47
 左右G係数 : kx=0.4
 バネ遊び量 : L0=9
 1G縮み量 : L1=25.6

この式で計算すると、ロール量はほ横Gから計算した値とほぼ合うのですが、リア車高はいまいち合わないところがあります。

リア車高は、1Gで静止状態のときサスストロークで34~35mmになっています。
バネの遊び量とバネ縮み量からの計算値は34.6mmです。

しかし、走行中の車高は34.6mmを基準にすると、それよりも2mm程度高い状態で走行していることがわかりました。

上の車高変化のグラフでは、34.6mmを0として、そこからの変化量を表しています。
しかし、加速中の値を見ると、おおよそ-1mm前後になっています。
マイナス側は伸びる方向なので、車高は上がる方向です。

本来、加速時はリアの車高は1~2mm程度下がるはずなのですが、むしろ上がっているようです。
減速時は理屈どおり車高が上がっていますが、加速時も微妙に上がっているらしいということが今回の測定でわかりました。

また、ロールの車高変化影響がどのくらいあるのか気になっていたのですが、今回の測定結果を見る限り、横Gの値と車高変化に相関は見られないので、ロールしても車高は、ほとんど変化しないということもわかりました。

次回は、SUPER RACINGとの比較です。
Posted at 2015/05/17 23:01:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2015年05月17日 イイね!

150515 TC1000走行会 その1

おとといは筑波1000の走行会に参加してきました。

今回の走行会では新アイテムとして以下の2つを投入しました。

①new車高調(HKS ハイパーマックスⅣ SP)
②右後輪のサスストロークセンサ

タイヤは2013年の12月から使っているダンロップZⅡ(前後255/40R17)です。

タイムとしては、S2000で走り始めて、2007年12月に42秒2が出てから、ベストは41秒9でほとんど同じです。

その間にタイヤはブリジストンRE01RからダンロップZⅡへと世代的には2つくらい進んでいるのですが、タイムの変化はありません。

でもって、今回の結果

ベスト:42秒386

最近の平均は42秒0前後なので悪い方ですが、今回は車高調の減衰調整を詰め切れなかったので、クルマの実力的にはあまり変わりがなかったように感じました。

とりあえずやったことの振り返りです。
FRとRRの数値はダンパの減衰設定で、0が最強、30が最弱です。
ダンパの減衰調整は、1回転が6段で、5回転するので30段調整になっています。

1本目
FR:30
RR:30
タイム:43:302
感想:悪くないけど、やや減衰が低い気がした。

2本目
FR:20
RR:20
タイム:42:900
感想:1本目との違いわからず。

3本目前半
FR:10
RR:10
タイム:42:787
感想:ハンドル操作に対する反応が良くなり運転しやすくなった。
    ただ、リアの限界が下がった気がした。

3本目後半
FR:10
RR:16
タイム:42:734
変更の狙い:リアロール剛性が高い気がしたので、リアの減衰を下げて、リアロール剛性を低くする。
感想:ハンドル操作に対する反応は変わらず。
    ただ、リアの限界が少し上がった気がした。

4本目前半
FR:13
RR:20
タイム:43.099
変更の狙い:フロント減衰を上げるべきか下げるべきか悩んで、とりあえず下げた。
        前後のロール剛性配分をさらにフロント寄りにしてリアグリップ向上を狙う。

感想:なんだか運転しずらい。
    リアのグリップも上がっていない。

4本目後半
FR:13
RR:13
タイム:43秒442
変更の狙い:前後の減衰をそろえてみた
感想:ますます運転しずらい。
    リアの限界下がった気がする。

→フロント減衰は10より高い方が良さそう

5本目前半
FR: 7
RR:15
タイム:42.386(今回ベスト)
変更の狙い:3本目前半をベースにフロント減衰アップによりフロントグリップ向上
        前後の減衰差は大きくして、リアのグリップもアップ。
感想:3本目に近い感じだが、リア限界が上がった気がする。
    比較的運転しやすい

5本目後半
FR: 5
RR:15
タイム:43秒120
変更の狙い:さらにフロント減衰アップによりフロントグリップ向上
感想:激しく乗り心地が悪い。
    フロント限界が下がった気がするとともに運転しずらい。
    走行後、脳が揺らされた感じがあり、やや頭痛。

→フロント減衰は5より低い方が良さそう

という感じで、結果としてはFR:7、RR15というのがもっとも走りやすくタイムも出ました。

総合的に見ると、
フロントは10以上で5以下
リアはフロントよりも6~8くらい低めが良さそう
となりそうです。

今回はリアストローク不足が心配されたので、以前よりもリア車高を7mm上げているのですが、フルストロークでバンプラバーまでは3~5mm余裕があったので、車高としては5mmくらい下げても問題なさそうでした。

ダンパ減衰設定とラップタイムの相関グラフを見てもらうとわかるのですが、運転しているときは、”なんとなく運転しずらい”とか、”リアグリップ低い気がする”程度くらいの差しかないのに対し、ラップタイムには明確に差がありました。



こんな感じにラップタイム影響が明確に出るとセッティングもしやすいので、車高変更や空気圧変更でさらに0.3~0.4秒くらいはタイムアップできそうです。

とは言っても、それで従来同等なので、目標である41秒前半に向けて更なる改善策を考えたいと思います。
Posted at 2015/05/17 14:55:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット走行 | 日記
2015年05月06日 イイね!

2015 スーパーGT 第二戦 富士

この前の土日は富士スピードウェイにスーパーGTを見に行ってきました。

今回もホンダ勢を応援しに行ってきました。
去年の第二戦富士のNSXはグリッド後方を埋めるのがやっとで、完走もままならない状態でした。

去年後半はウエイトハンデの緩和などのインチキをブチかましてどうにか戦闘力が上がってきましたが、相変わらずウエイトハンデのあるミッドシップレイアウトを選択している時点で、今年も厳しい戦いになりそうです。

ということで結果ですが、モチュールオーテックGT-Rが圧倒的な速さで優勝しました。







一方のホンダ勢ですが、ケイヒンNSXが4位、ドラゴモデューロNSXが8位でした。
レイブリックNSXはウエイトハンデ30kgにも関わらず、予選、決勝でもそこそこ速かったのですが、黄旗追い越しによるペナルティからのターボトラブルでリタイアしてしまいました。

今回は上位2台のGT-Rが速すぎてホンダもレクサス勢も全く勝負にならなかったのですが、第4戦の富士では、2台ともウエイトハンデがあるので、それなりに勝負になりそうです。

ということで、今回はいまいちでしたが、次回の富士に期待したいと思います。












Posted at 2015/05/06 13:56:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年05月05日 イイね!

車高調買いました

また車高調買いました。

今のダンパーが昨年の茂原走行あたりからだんだん具合が悪くなり、前回の茂原では明らかに具合が悪くなった(たぶん減衰が高い側で固定されている)ので、買い換えることにしました。

僕がS2000用の車高調を選択する基準は以下の通りです。
1、バネレートが14kgf/mm以上
2、減衰調整式
3、マジメに作っていそう
4、値段が手ごろ(20万円以下)

さらに、減衰力を伸び縮みで別々に調整できることが望ましいのですが、今回は予算の都合により、次回にすることにしました。

ちなみに、全長調整式ってのも売り文句にあるのですが、こんなのはどうでもいいです。
なぜなら、多くの場合は一番短い状態で使うからです。
なので、はじめから最適なケース長で作ったらいいじゃんって思います。

ってことで、購入したのはHKSのハイパーマックスⅣ SPという車高調です。

これは、標準バネレートが16kgf/mmで減衰力も30段調整です。
HKSのホームページを見てみると、マジメに作っていそうだったので、この車高調にしました。

29日に届いたのでGW中に取り付けました。

まずは、ダンボール箱から取り出してみると、出荷用ロッドカバー(ダストブーツ)やら、出荷用スプリングがたつき防止スペーサ(ヘルパースプリング)やらが組み込まれていました。


いずれにしても寸法測定のために一度バラバラにします。


採寸後に出荷用のカバーとスペーサを取り外して組みなおします。


取り外した出荷用のカバーとスペーサ
出荷用のわりにはお金がかかっています。


組み付け時の設定は、従来のSUPER RACINGと同じにしようと思ったのですが、リアダンパのロッド長がSUPER RACINGよりも5mm長く、バネの遊び量が大きくなりすぎるので、4mmダンパ部で車高を上げる設定にしました。

ハイパーマックスⅣ SPは、なぜか前後でダンパのロッド長が異なり、フロントは85mm、リアは100mmあります。

ロッド長の正しい設定方法があるのかないのかわかりませんが、僕的には下式のような設定にして欲しいです。

ロッド長=バンプラバ長+1Gバネ縮み長+走行時想定縮み長

ここで、バンプラバと1Gバネ縮み長は、設計値で決まります。

走行時想定縮み長は走ってみなけりゃわからないというのが実際のところだとは思うのですが、過去実績からある程度は想定できると思います。

僕の実測結果
では、平坦部を1.2Gで走行すると、それだけで約10mm縮みます。
さらに、縁石をドカンと乗り上げると、最大で20mmくらい縮みます。

合計すると、おおよそ30mmくらいの縮み側ストロークがあればよさそうです。

したがって、ロッド長としては、バンプラバを30mm、バネを16kgf/mmとすれば

ロッド長=30+410/16+30=85(mm)

となるので、ちょっと余裕を見て90(mm)くらいに設定すればいいように思います。
S2000の場合、前後重量配分が50:50で、レバー比もほぼ同じなので前後のロッド長が異なる理由がいまいちわからないのですが、こういうところはきちんと車種別に設定して欲しいと思います。

今回の設定
僕の設定はサーキット走行を主に考えた設定で、メーカ設定値はまるで無視しています。
図は上がTEIN SUPER RACINGで下がHKS ハイパーマックス Ⅳ SPです


HKSハイパーマックス ⅣSP


TEIN SUPER RACING


減衰は街乗り用に最弱(30段戻し)にしていますが、具合は悪くなさそうです。
もちろん乗り心地は悪いですが、普段の移動には支障ない程度でした。

減衰調整最強にしてみたところ、かなり乗り心地が悪くなったので、減衰調整機構はきちんと機能してそうです。

試走したところ、リアの残ストロークは15mmくらいありました。
次回のTC1000走行会は、とりあえずこれで走行してみようと思います。

Posted at 2015/05/05 12:02:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | S2000 | 日記
2015年04月11日 イイね!

軽量・コンパクト

スポーツカーの話になると、よく出てくる言葉があります。
それは

「軽量・コンパクト」

この言葉は古より言い伝えられているので誰でも聞いたことがあると思います。
でも、中学生くらいのときに、この言葉を聞いた僕は不思議に思いました。

なぜなら、当時のスポーツカーはどれも小さく(コンパクトで)なかったからです。

例えば、僕の大好きなフェラーリF40は小さくないです。
F40はスーパーカーであって、スポーツカーではないという説もありますが、当時の国産車もフェアレディZ、スープラ、RX-7どれも小さくありませんでした。

なぜ、「軽量・コンパクト」がスポーツカーにとって大事なのかと考えると、それは運動性能を高くしたいからだと考えられます。

レーシングカーはスポーツカーではないけれど、運動性能を高くしたいという狙いは同じで、レーシングカーは全部大きいです。
一般公道を走るラリーカーも大きいです。

一方の軽量という観点では、F40は1200kgくらいでエンジン出力に対しては十分軽量です。
レーシングカーのF1はやグループCは1000kg以下で超軽量です。

すなわち、「軽量」というのは運動性能を高めるためには大事なものの、「コンパクト」というのは運動性能とは無関係だと当時の僕は思ったのです。

そもそも、コンパクトで何かいいことがあるんでしょうか?
1、日本の農道を走りやすい
2、駐車場にとめやすい
3.洗車が楽

どれも運動性能とは無関係です。

僕が思うに、大きいとその分だけ重くなるのが普通だから、軽量とコンパクトはセットになっているのではないでしょうか?

でも、大きさに見合った重量になっているというのは何の努力も工夫も感じられないと思うのです。

軽量でコンパンクト → アホでも作れる

軽量で大きい    → 技術的難易度高い

ってことになろうかと思います。

小さくて軽いのは当たり前なので、大きくて軽いクルマにこそスポーツカーとしての価値があると僕は思います。

大きすぎるのは問題ですが、エンジン出力や走行する道に合った最適な大きさがあるはずなので、軽量で最適な大きさになっていることがスポーツカーにとって大事なことだというのが僕の考えです。

S660(エス ろっぴゃくろくじゅう)やマツダロードスターが発売されて、「軽量・コンパクト」という言葉を相変わらず耳にするので、取り上げてみました。
Posted at 2015/04/11 20:49:56 | コメント(16) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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