
昨日の続きです。
あまり必然性のないテーマではありますが、キーレスアクセスについて思うところを書き始めてみました。
ワタシが積極的にキーレスを選ばない理由…なんですが、
理由・その一は、基本的に手ぶらで外出することが多く、大事なものは全てポケット等に入れる。
なので、鍵に較べて格段に容積のあるアクセスキーはちょっとツラい。元来が忘れっぽく、色んなものを持ち歩くとそれだけ置き忘れのリスクが増すという切実な事情もあり。
理由・その二は、キーホルダー1個に必要な鍵をまとめておきたい。
1個にまとめた上で、理由その一に書いたようにポケットに入れて持ち歩くことを考えると、やはりアクセスキーは大きすぎる。
理由・その三は、非接触型通信に対する無知ゆえの不安。
見えない電波で通信して施錠/開錠からエンジンスタートまでやってしまう。セキュリティの観点ではむしろ望ましいかもしれないけど、ボロいクルマを長く乗ったトラウマから『いきなり原因不明の立ち往生』という事態が常に頭の中にあり、電気(電池)・電波が不可欠な状態に不安を覚える。
どれもごく個人的かつ下らない理由ですな。特に『その三』に至ってはこの現代にあって何事かと。
もちろん、何が何でもキーレス不要にこだわるというワケじゃないですが、外せるものならキーレスは無しにしたいというのが正直な気持ちでもあります。
その一方、他に優先すべきものはいくらでもあるので、その結果としてキーレスも付いてくるということなら別に否定するものでもありません。
もう一つ、キーレスが嬉しくない理由があります。
押しがけができない・セルによるクランキングで動かせない…というもの。
今はどうなっているのか知りませんが、ワタシが教習所に行っていた頃の教本では、踏み切りの中でエンストしてしまったときなどの緊急避難策として『セルを回しながらクラッチをつなぎ前進させる』と記載されていました。
クルマに良いワケありません。どちらも、生ガスの大量流入とその後の触媒の高温化など、明らかにマイナスがあるもの。そんな事態に陥らないよう注意しろというのが本筋です。
…ではありますが、ワタシは過去、これらの方法で窮地を切り抜けた経験が一度ならずあります。もちろん常にそんなことを心配しているわけではありませんが、心の奥底の『保険』として手段を持っておきたいのです。
これも一番最初に所有したボロ車によって植えつけられたトラウマですな。
現在、MT車には例外なく『クラッチスタートシステム』というものが装備されており、クラッチペダルを踏んでいないとセルが回らないとうことになっています。
前車のフォレスターももちろんそうなっていました。
機構はメーカーにより様々なのでしょうが、SGのフォレスターでは単純にクラッチペダルにスイッチが連動しているだけでした。リレーをかませるだけでキャンセルできましたが、車種によってはECUと連動してたりするものもあり解除が厄介なようです。プッシュスタートの場合も同様に厄介でしょう。あまりよく知りませんが。
クラッチスタートをキャンセルされる方は、リモコンスターターを使用したい、運転席に座らずに横からパパッとエンジンをかけたい、など色んな理由をお持ちでしょう。
ワタシに限ってはただ一点、押しがけができるようにしておきたい、というのみです。だから、クラッチではなく、どこか別に独立したスイッチがあって、それを押しながらセルを回せばいい…ということであればそれでもOKです。
エクシーガはATなので最初から諦めてるわけですが、GRBでは少々残念です。
こちらも最初から選択肢はなかったので、GRBに決めた時点でキーレスも一緒ということですが…、ワタシがMT車にこだわる理由の何%かは前述の『保険』にあります。
この現代にあって、そうした心配はまさに『杞憂』なのでしょう。現にフォレスターでそのような窮地に追い込まれたことは皆無なわけですし。
それに、さんざんエラそうなことを書きましたが、今のワタシの体力で実際にGRBを押せと言われてもたぶん無理でしょうな。ビクともしない、もしくは激しく腰を痛めそうな気がします。
そう考えていくと、キーレスが気に入らないだのというのはただのワガママであり、その理由も説得力に欠けます。
頭の中から追い出すことのできない『心配事』なのですが、こうして書いているうちに、押しがけなど現実的ではないということに気付いてきました。何をしてるんだか。
結局のところ何が言いたかったのか、だいぶ迷走してきました。
技術の進歩と、その普及に努めたメーカーに感謝して、ありがたく利用しましょう…と、書き始めとはだいぶズレた方向で無理に締めてみます。
Posted at 2010/07/31 22:02:39 | |
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