
【其の一からの続き】
そんなワケでディーラーにいる間は無駄に盛り上がったものの、その場で見積もりをもらうなど突っ込んだ話をするでもなく帰ってきました。家に着けばワタシのテンションもすっかり下がってます。ま、元々が車検の話をしに行ったわけですし。
夜に外出の予定があったのでそれまで昼寝でもするかと横になってからしばらく…、携帯の着信音に起こされました。
誰かと思えば件のセールスです。どうやら彼はワタシが帰った後もテンションを維持していたらしく、この機会にワタシから契約を取りつけようとあれこれ動いた模様。
で、どうやらマイチェンを控えて生産調整に入った現行形(2.0GT)の在庫をどこからか探し当ててきたらしく、コレなら格安で!という話でした。
そこまで一生懸命になってくれんでも…と思いながら今イチ回らないアタマでフンフンと話を聞いていたのですが、在庫車の仕様説明の中で聞き捨てならないコメントがありました。
『ヘッドライトがハロゲンで…』
いやいや、ソレはない。後からお手軽に交換できるものでもなし、妥協できませんな。
買い替えを計画していたわけではないので年改の前後についてはあまり価値観もなく、在庫でも何でも有利な条件で手に入るなら…と思ってましたが、さすがにコレで飛びつくのはどうかと。
…というワケで、セールスの骨折りに感謝しつつも、別に無理して買い換えたいわけじゃないから、と話して電話を切りました。
このセールスとはSGを購入したときからの付き合いで、何となくウマが合う人でもあり、売り込みをかけられること自体には嫌気も感じません。
が、そもそもがSGの車検の話で訪問したわけなので、彼の熱の入りっぷりにちょっと驚かされたトコロもありました。
で、夜の用事を済ませて帰宅したところ、またもセールスから電話が…!
言葉は悪いですが、
本気でワタシに何か売りつけようとしてるらしい。
出てみると、今度は
WRX-STIの在庫を見つけてきた、というハナシです。詳しい内容をココで明らかにすることはできないのですが、メーカーオプションがガッツリ付いた在庫車でした。価格帯としてもちょっとした高級車の水準になってるわけですが、破格の値引き条件を提示してきました。
乗りこなせるかどうかは別にして、ここ5年でスバル車を2台購入した身としてSTIは憧れの存在でもあり、いずれ乗ってみたいと密かに願っているクルマでもあります。
加えて、どういう事情があるかは知りませんが何かウラがあるのでは?と勘繰りたくなるほどの値引き!
ココに至ってワタシはすっかり相手のペースに乗せられてしまったようで、素早くアタマの中でSGの下取り額と今後の支払い計画を勘定し、『案外イケるかも…?』なんて算段を立ててました。
現金一括で買うほどの余裕はないのでローン前提ですが、それほど荒唐無稽な計画ではないな、と。
ただ彼曰く、オンラインで在庫は確認できるが、(日曜の)夜なので本当にこちらで手に入れられるかはわからない、
早い者勝ちなのでここで即決してもらえればすぐに手続きに入りたい、ということです。
こんなんでクルマを買うことを決めちゃってイイのかいな?といくばくかの抵抗を感じつつ、相手の人柄もある程度わかっていることだし、何より即決を求めるのもナルホドと思わせる破格の条件。
電話の向こうで彼を待たせたまま素早くカミさんに話をしてみます。
当たり前のことながらドン引きで決してイイ顔はしませんでしたが、いくつかの交換条件交渉を経て
内諾を取りつけました。
…てなワケでセールスには購入の意思を伝え、とにかく在庫確保の手続きに入ってもらうようお願いして電話を終えました。
一旦了解をもらったものの、カミさんは今イチ納得してない感じ。
そりゃそうでしょう。
STIなんて助手席や後席に乗る家族からしてみれば全く意味がない。ましてや、レガシィを買っても(グレードによっては)お釣りが来ちゃうぐらいの価格。どこにその価値があるのか?と問われれば、運転しない人にはなかなか説明しがたいモノがあります。そもそもからして理解を得ることは困難でしょう。
そうは言っても、口約束ではあれど購入の意思表示をしたわけで『契約』は成立です。カミさんが後から文句を言ったって始まらない。まんまと乗せられて『イイお客さん』になっちゃった気もしないではないですが、とにかく
コレでSTIが手に入る…とその日はホクホクで床に就きました。
【其の三 に続く】
Posted at 2010/07/06 22:34:35 | |
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