本当は教えたくない古民家カフェ＠明野

訪問日は，海の日の崖カフェとは前後してしまいますが，先週末の「本当は教えたくないシリーズ」第三弾です．

お邪魔したのは，山梨県明野の，「cafe くじらぐも」．
土と緑に囲まれたお店を見るとつい訪問してしまう，そんな年齢になったということでしょう．




はじめに断っておきますが，このお店，事前にきちんと場所を調べておかないと，一発でたどり着くことはほとんど不可能といえます．
主要道路からは離れていますし，トップの写真の通り，看板は目立たないし，建物もごく普通の民家です．
あるお客さんなどは，店の前を三回通り過ぎても気付かなかったとか．

こういうときに役に立つのは，地元の神様です．
地図にお店は載っていなくても，神社マークはありますからね．
北杜市明野町の三嶋神社の向かい側といえば，迷いようがありません♪

　　　　　　

無事にたどり着けたので，いつも以上に念入りにご挨拶です．

寂れたひっそりとした境内ですが，本殿の鬼瓦や，

　　　　　　

透かし彫りの装飾など，

　　　　　　

なかなか凝った造りになっています．
時間があれば由緒など調べてみたいところですが，今回は空腹に負けました．（汗

神社に背を向け，お向かいの建物に入ります．



庭には手押しポンプもあり，まるで数日前にテレビで見たトトロの世界です．

駐車スペースもありますが，



緑がいっぱい．

梅雨明け間近で，屋外は少々蒸しましたが，広々とした屋内は涼しく，

　　　　　　

扇風機も手持ち無沙汰の様子でした．



もっともこの雰囲気では，団扇の方がお似合いでしょうか．

注文の品々が出来上がるまでは，店内のチェックです．
この種のお店の例に違わず，建てられた当時の構造を生かした造りになっていて，

囲炉裏や

　　　　　　

秘密めいた屋根裏へのはしごなど，

　　　　　　

冒険心をくすぐられます．

またこの建物，設計した方が少々個性的だったらしく，
これはお手洗いへの通路なのですが，

　　　　　　

ドアを閉めると，この通り．

　　　　　　

忍者屋敷かっ？！


さりげなく飾られた小物にも，趣きが感じられます．

　　　　　　



片隅には，あまり見かけないコーヒーミルが！



かなりの年代モノのようでしたが，まだまだ現役だそうです．

　　　　　　

念のために訊いてみましたが，やはり売り物ではないとのこと，残念！


　　　　　　

↑は，ランプのウサギですが，本物もいました．

　　　　　　

看板ウサギのクルミ君です．
暑さで少々バテ気味かな？

朝，採れたばかりの野菜もありました．

　　　　　　

お店の畑の作物で，これからいただくお料理にも，当然使われています．

　　　　　　


今回頼んだランチプレートは...



ジャガイモとひじきの煮物，夏野菜の重ね揚げ，蒸しかぼちゃ，ズッキーニのステーキ，玄米ご飯，コーンスープ，等々です．
かぼちゃ，ズッキーニ，ナスなど，同じ食材も並んでいますが，それぞれの調理法は手が込んでいて，まったく重複感は感じられませんでした．

私には，キュウリに添えられた味噌が少し強すぎましたが，それ以外は新鮮な素材の味をしっかりと堪能できました．
それにしても，夏野菜と油って相性が良いですね．

食後は...

ハーブティーで，口中に残った油分もさっぱり


ブレンドコーヒーは，酸味控えめ
　　　　　　

おかずとしても通用しそうな，とうもろこしと豆腐のケーキ


桃の微妙な風味が残る，ブルーベリーと桃のベイクドチーズケーキ．



緑を吹き抜けてくる風を感じながら，のんびり過ごせました．



お土産も買って，

　　　　　　

満ち足りた気分で，お店を後にしました．
こんなところを知ってしまうと，現実社会に帰るのが難しくなりますね！




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