先週末は,酷暑の自宅を抜け出して,ディーラーで涼んでました.(マテ
3008と同じエンジンでMTの車には未体験だったことに気付き,試乗を口実にしての訪問です.
試乗したのは,この二台のDS3.
この角度だと同じ車のようですが,違うのはここ.
17インチのホイールを履いて,マフラーが2本出てる(& リアルーフスポイラ装着)のが,1.6Lターボ/6MTのSport Chic,そうでないのが(雑で申し訳ない)1.2Lノン・ターボ/5ETGのChicです.
まずは,6MTグレードから.
エンジンをかけて最初に気付いたのは,エグゾーストノート.
アイドリングから重々しいサウンドで,これはちょっと気に入ってしまいました.
グレード名に"Sport"なんて入っているのでクラッチも重いのかな,なんて思ってましたが,そんなことは無く,半クラッチも楽々です.
シフトストロークは長くも短くも無く,カッチリと決まりますが,エンジンの特性ともあいまってか,意味も無く変速しようと思えるほどではありませんでした.
広い回転域で十分なトルクがあるので,ズボラな変速操作でも,車がしっかりと受け止めてくれます.
3008では,車が動き始める瞬間に少しかったるい感覚があるのですが,さすがにDS3のこのボディではそんな感覚は皆無です.
ほとんどアクセルペダルを踏み込まなくてもスルスルと加速し,2,000回転も回っていれば,何速であっても十分な加速感が得られました.
ハンドリングも実に素直.
ほどほどの重さと俊敏性で,車をコントロールしている感覚が容易に得られました.
次は5ETGですが,同じボディで排気量ダウン,ノン・ターボだと非力なのでは,なんて思ってしまうのは素人だということを改めて思い知らされました.
ここではエンジンのダウンサイジングの恩恵が,逆に十分に発揮されているようです.
トルク特性と変速の特性のマッチングは,実に素晴らしいと思えました.
思えば,この組み合わせは2008で体験済みなのですが,DS3だとさらにスポーティに楽しめます.
2008では手動変速が合っていると思いましたが,DS3ではオートモードのままでも,キビキビとした運転が可能でした.
両グレードとも甲乙付けがたい実力だと思いましたが,排気音だけは6MTモデルに軍配を上げたくなります.
単体の試乗では思いつかなかったことでも,このように複数の車種で乗り比べると,さらに気付くことがあって,面白いものです.
ただ細かいところですが,ちょっと気になる点もありました.
運転席左側にアームレストがあるのですが,これを使うとサイドブレーキが決定的に引き辛くなります.
だったらアームレストを使わなければ,という話ですが,こういう設計をしてしまうところは納得できません.
あとLEDランプが常時点灯(現仕様ではヘッドライトが点いていると消灯する)だったらもっと格好良かったのに,と感じました.
日本の法律では許されないのでしょうかね.
いずれにせよ,子供たちがドライブに付き合ってくれなくなって2ドアでも問題無いときが来れば,有力候補車の一台であることは,間違いありません.
(えっ,もうすぐ?!)
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自動車 | クルマ
Posted at
2014/07/31 12:36:17