![ディーゼル車に明日はない?! ディーゼル車に明日はない?!](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/044/701/504/44701504/p1m.jpg?ct=c2f43b6172b2)
先日,箱根新道を走っていたときに,一枚の垂れ幕が目に飛び込んできました.
一瞬のことだったので間違っているかもしれませんが,こんな記載内容だったと思います.
「ディーゼル車規制実施中」
これって普通に読むと,箱根新道はディーゼル車乗り入れ禁止って意味だと思っちゃいますよね.
えっ,ここ走っちゃいけないの?!
気になったので,帰ってから調べてみました.
どうやら,これ↓のようです.
「
ディーゼル車対策の強化月間について(神奈川県)」
令和元年度の取り組みの一つとして,「東名高速道路、中央自動車道、箱根新道でディーゼル車規制を周知する横断幕を掲出し」たのだそうです.
よほど,お金と時間が余っているのかな.
まあ,効果が上がることを,生暖かく見守っていたいとは思いますが.
気になったのは,この表現方法です.
世のキャンペーンには「ポジティブ・キャンペーン」と「ネガティブ・キャンペーン」がありますが,これは明らかに後者です.
で,「ネガティブ・キャンペーン」にはネガティブな意見が集まりがちとの見解もあったります.
自分も偉そうなことは言えませんが,
(ヒヤリハットの事例として,
ネガティブな動画をアップしたりしてますが....)
この表現はどうだかなあ,と思ってしまいました.
確かに大気汚染防止の一手段として基準を満たさない旧式ディーゼル車の規制は大切なことかもしれませんが,
(個人的には,不完全燃焼ガスを撒き散らしながら脇をすり抜けてゆく2ストバイクを規制していただきたい!)
20年近く前の東京都知事の一大ネガティブキャンペーンのおかげで,黒煙を吐き続けるディーゼル車は,今ではほとんどお目に掛かれません.
せめて
「旧式ディーゼル車規制実施中」程度は書いていただきたいと思うのですが,この状況では,ポジティブなスローガンの方が,皆さんの共感を得られやすいのではないでしょうか.
例えば,
「クリーンディーゼル車普及推進中」
そういえば自動車ジャーナリストの岡崎五朗さんが
コラムに書いていらっしゃいましたが,かつてドイツの連邦行政裁判所が旧型のディーゼル車の街中への乗り入れを合法と判断したことに対して,日本のマスコミは故意かどうかは不明ですが,「旧型の」を外して記事にしていたそうです.
まるでドイツでは,ディーゼル車全体が規制対象になったかの表現ですね.
また最近では,新型コロナ禍による需要低迷対策としてエコカー減税が延長されると発表されましたが,その内容は,「
クリーンディーゼル車は2回目の車検まで免税としてきた特例からは除外する」のだそうな.
なんだか過去の悪夢が再現しそうな予感.
十分な検証がされないうちに電気自動車以外は認められない方向へ誘導されているようで,
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Posted at
2020/12/27 06:01:43